1インチCMOS搭載広角カメラ:
3.2 μmの大型ピクセルサイズ[5]
焦点距離24 mm
50 MP
絞りf/1.8
1/1.3インチCMOS搭載中望遠カメラ:
2.4 μmの大型ピクセルサイズ[5]
焦点距離70 mm
48 MP
絞りf/2.8
4K/60fps HDR動画
最新のHDR動画モードは、最大14ストップのダイナミックレンジ[1]を実現しており、コントラストの高い日の出や日没などの雲の質感のディテールを、映画のような映像で捉えます。
4K/120fps動画[6]
解像度とフレーム レートの強化により、カルチャーイベントやスポーツイベントなどに鮮やかな視点を追加し、後処理工程でのエキサイティングな創造の可能性を広げます。
10-Bit D-Log M&HLGによる動画撮影
Air 3Sでは、ノーマルカラーモードでもH.265エンコーディングによる10 bit動画撮影が可能です。最大12,800のISO感度で、洗練されたカラーパフォーマンスと柔軟性のある後処理を実現します。D-Log MおよびHLGカラーモードでは、ISOが最大3,200に上昇し、都市の夜景を明るく細部まで捉えることができます。
4K/60fps HDR動画
日没に向かって車両を接写撮影する場合、中望遠カメラが最大14ストップのダイナミックレンジ[1]を発揮し、夕日の豊かな色彩を鮮明に捉えます。
4K/120fps動画[6]
スキーを4K/120fpsのスローモーション映像で撮影する場合、中望遠カメラがスキーヤーの技や微妙な動きを、低速かつ高解像度の映像で捉えます。
10-Bit D-Log M&HLGによる動画撮影
Air 3Sの中望遠カメラは、H.265エンコーディングによるノーマル カラーモードの10 bit動画撮影にも対応しており、洗練されたカラーパフォーマンスと柔軟性のある後処理を実現します。10bit D-Log Mモードを有効にすると、豊かな色彩を細部まで捉え、夕暮れ時の街の鮮やかな光を美しく表現します。
フリーパノラマ
DJI Air 3Sのメインカメラと中望遠カメラの両方に搭載されたフリーパノラマモードにより、手動で選択した被写体や範囲と複数の画像とを合わせ、シームレスなパノラマショットを作成できます。広角カメラが広いFOVを実現し、パノラマ写真撮影時の効率を高めます。中望遠カメラは、画像の歪みを大幅に軽減し、複数の写真による幅広い視点と焦点距離の利点により、豊かなディテールを備えた広大なショットを傑作に仕上げます。
DJI Air 3Sは、2.7K縦向き撮影、マスターショット、クイックショット、ハイパーラプスなど、ユーザーに人気の機能にも対応しており、豊富なクリエイティブツールキットが1台のコンパクトなドローンに集約されています。
【画質】
・私は北アルプスなど日中の山での撮影の使用がメインの為、日中動画ではAIR3とほとんど見分けがつきません。
・但し、逆光シーンや日の出・日没などでの白飛びは軽減されている様に感じられ、3Sのダイナミックレンジの広さはグッドです。逆光・夜間撮影などでは3Sのダイナミックレンジの広さはプラスと思います。
【操作性など】
・LiDARセンサーが追加されたのが売りで、夜間は有効と思いますが、前述の様に私は昼間の山での撮影がメインの為、その恩恵はあまりありません。
・逆に良くなったと感じたのは、私の使用頻度が多い「フォーカストラックのPOI機能」がマニュアル通り動くようになった事です。具体的には、AIR3ではPOIを設定してGoボタンで回転が始まったあとレバー操作で「遠ざける/近づける」「高く/低く」という調整が効きませんでした。Firmwareを更新する都度、改善を期待しましたがDJIに問い合わせても「ダメなら修理依頼してください」という回答で、結局2024/12時点では動かずじまいでした。(個体差の可能性もゼロではないですが)AIR3Sではこの点は改良され、POIで回転開始後のレバー調整が効くようになっています。
・その他、細かい点で改善されているようには感じました(目に見える大きな差ではありませんが)。操作の安定性はAIR3と同じく信頼性が高く、風の影響が大きい山での撮影などでは非常に助かります。
【残念な点】
・AIR3S用の新しいリモコンRC-N3は内蔵バッテリー容量がAIR3用のRC-N2のちょうど半分になっていて、山の中など充電に制限がある環境で使用される方は注意が必要です。
>RC-N3バッテリー容量 9.36 Wh (3.6 V、2600 mAh)
最大動作時間:モバイル端末を1台も充電していない場合:3.5時間/モバイル端末充電時:1.5時間 ※モニター(iPadなど)を充電しながらだとバッテリー3本も持たない。RC-2(モニター付きのリモコン)は最大3時間で、充電しながらだとその半分しかない(;_;)
>RC-N2バッテリー容量 18.72 Wh (3.6 V、2600 mAh × 2)
最大動作時間:モバイル端末を充電していない場合:6時間/モバイル端末充電時:3時間半
私にとってはリモコンは非常に残念な仕様変更で、次機種では容量が元に戻ることを期待します。いろいろ書きましたが、リモコンの仕様変更以外は全てAIR3を超えてますので、新規購入では間違いなく良い選択で、AIR3と入替えるかどうかは迷う所ですが使用する環境に応じて検討されると良いと思います。もう少し使いこんで良さを引き出したいと思います。