DJI Roninアプリの使い方とは?何ができるの?分かりやすく解説します!
こんにちは。DJI CAMPインストラクターの池田です。
子どものころから鳥が好きです。見るのも食べるのも好きです。酉年生まれの私ですが、家に3羽の小鳥が居ます。毎月28日はKFCの「とりの日パック」を必ず買い、家でフライドチキンをキメています。今回はお気に入りの「ふろしき文鳥」のぬいぐるみを DJI RS 3 と並べてみました。
今回のスペシャルコンテンツでは、以前から親しみにくさの強い DJI Roninアプリ の使い方を解説していきたいと思います。
数年前に作成されたスペシャルコンテンツもあるのですが、このツンデレアプリが英語表記だった時代のものなので、新しく公開します。DJI Roninシリーズをお使いの方のお役に立てると嬉しいです。
早く設定方法を知りたい!という方向けに、目次はこちらとなります。
●各項目の説明
1. 詳細設定(≡)について
2. マニュアル・チュートリアル(本のマーク)について
3. 作成(◎)について
4. RavenEyeに接続について
5. バランステストについて
6. モーターパラメーターについて
7. ユーザープロフィールについて
8. ステータスについて
DJI Roninアプリって何?
DJI Roninアプリは、DJI RS 3シリーズをはじめとしたDJIジンバルを使うのに欠かせないアプリです。
ジンバルのアクティベートや遠隔操作、映像伝送装置 RavenEye との接続、ファームウェア更新など幅広い役割を担ってくれます。
ジンバル使用時に毎回必ず使うアプリというわけではありませんが、使い方を覚えておくことで「こんなことできたっけ?」と疑問を持った時にきっと助けてくれるはずです。
メイン画面の説明
それでは、早速解説に移りましょう。アプリインストール後のメイン画面の説明については下記の画像をご覧ください。各ボタンをタップした先の細かい操作については、この後のセクションにて解説します。
各項目の説明
詳細設定(≡)について
設定:クイックスタートガイド、RavenEyeビギナーチュートリアルの表示、DJIアカウントのログイン/ログアウト
機器リスト:接続中のジンバル機器名とパスワード変更、ログインしているDJIアカウントでアクティベートしたジンバルのシリアルナンバーとアクティベーション日時の確認
ファームウェア:アプリ・機器ファームウェアバージョンの確認
マニュアル・チュートリアル(本のマーク)について
ユーザーマニュアルと、使い方説明動画を見ることができます。全て英語版ですが、設定や操作の流れや印象的な撮影のヒントなどが公開されています。
作成(◎)について
仮想ジョイスティック:
ジンバルの遠隔操作(方向・REC)、操作速度・滑らかさの設定。
Force Mobile:
Force Mobile(スマホのジャイロセンサーを用いたジンバル遠隔操作)のON・OFF、Force Mobile使用時の速度・滑らかさの設定。
パノラマ:
パノラマ写真撮影およびその設定。カメラのセンサーサイズ、レンズ焦点距離、オーバーラップ率、撮影間隔の設定。
タイムラプス:
タイムラプス動画撮影およびその設定。撮影間隔の設定、撮影継続時間、ズーム設定、FPS設定。
トラック:
最大10点のウェイポイント撮影およびその設定。
ゲームコントローラー:
PS 4 か Xbox のゲームコントローラーの速度・滑らかさ設定。ゲームコントローラーとはBluetoothで接続します。
RavenEyeに接続について
映像トランスミッター RavenEye とスマホを接続します。
詳細は以下の記事にてセッティングから画面操作までを解説していますので、ご確認ください。
DJI RS シリーズの映像伝送システム
RavenEye の設定・使用方法を徹底紹介
バランステストについて
手動でバランス調整をした後に、この項目を選ぶと、正しくバランス調整ができているかを判定してくれます。DJI RS 3 の場合は、バランス調整のチュートリアル動画を見ることができます。
バランス調整がしっかりできているかの判定については、本体画面右上の色付きのアイコンを確認してください。
モーターパラメーターについて
ジンバルモーターの自動キャリブレーション「オートチューン」の実施や、モーターパラメーターの手動調整が可能です。基本的には「オートチューン」を実施するだけで問題ありませんが、大きい・重いカメラの場合は手動で調整することができます。「剛性」はモーターが加える電力量、「強度」はジンバルがカメラの向きの変化に対する反応速度に影響します。
ユーザープロフィールについて
フォロー速度、デッドバンド、プッシュモードの調整ができます。
フォロー速度では動きに対してジンバルが追従する速さが変えられます。被写体の動く速度に合わせ調整すると滑らかな動画が撮影できます。
デッドバンドはスティック入力の感度で、ジンバルをどのくらい振るとカメラワークとして認識するかの設定です。デッドバンドが低いと少しの動きも意図的なカメラワークと捉えられ、高いと多少の動きではカメラワークとして認識されません。フォロー速度・デッドバンドともに、パン・チルト・ロールそれぞれに対して調整ができます。
プッシュモードではパン軸とチルト軸の手動による調整が可能となります。
一番下の制御の項目に入ると、スティック入力とカメラレンズ方向を合わせる・逆転させることができます。
ステータスについて
モーター一時停止、サイレントモード、セルフィーモードON・OFF、デモモード、システムキャリブレーション(ジンバルドリフト時に実施)、水平キャリブレーション(ロール軸ドリフト時に実施)、ジンバル構成のリストア(リセット)が実施可能です。
右のタブの「チェックリスト」ではジンバルとのBluetooth接続ができているか、カメラのシャッター制御ができているかを確認することができます。
ジンバルの導入相談はコチラ!
いかがでしたでしょうか。今回の解説で、ジンバルスタビライザーを使う皆さんが少しでもDJI Roninアプリと仲良くなれることを願っています。
DJI認定ストア東京虎ノ門/福岡博多では、DJI RS 3シリーズの展示・販売を行っています。お使いの愛機を搭載してどんな動画が撮れるのか試してみることもできるので、ぜひお気軽にご相談ください。
それではまた次回のコンテンツでお会いしましょう。