シェアNo.1 DJIの超小型空撮ドローン “Mini 4 Pro” ってどんだけスゴいの?最新の Mini をじっくりレビューします
こんにちは。セキドの池田です。
今回は2023年9月25日22時にDJIから発表・発売された DJI Mini 4 Pro についてのレビュー記事となっております。先代 Mini 3 Pro との違いについてもできるだけ分かりやすく解説しますので、ぜひ目を通してください。「初めてのドローンにMiniシリーズをお迎えしたい!」という方はもちろん、空撮経験者のサブ機や買い替えとしてもオススメできる1台です。
先代 Mini 3 Pro についてのレビューは下記にて公開しております。
ミニ。だけど、プロな DJI Mini 3 Pro 最速レビュー!
Mini 2 との違いやスペックは?価格は?デザインは?
Mini 4 Pro の基本スペック
Mini 4 Pro は2023年9月25日22時に発表された、DJIの最新ドローンです。販売価格は税込106,700円からで、発売から1週間経ち、現在1番人気である Fly Moreコンボ(Plus DJI RC 2付属)に128GBのmicroSDカードが付いたセット は、税込158,400円です。気になるカメラは最大画素数48MP、センサーサイズ1/1.3inchで、絞り値はf1.7固定となっています。ここまでのカメラ性能は先代と同じです。が!今作の Mini 4 Pro は 10-bit D-Log Mカラープロファイル に対応し、映像のプロの方でも満足いただける大きな進化を遂げました。
飛行時間は最大45分。Air 3 で新しくなった通信方式 O4 を採用しているため、送信機は RC-N2 と RC 2 に対応しました。全方向障害物検知に対応し、日本における最大通信距離は10kmと Mini 3 Pro の8kmより2km長くなりました。さらに安心してフライトが楽しめそうですね。カメラ・飛行性能ともアップグレードした1台に仕上がっています。
カメラを覆うジンバルカバーも新しい形になり、着脱がより便利になりました。
商品ラインナップは以下のリンクからご確認ください。お得で「刺さる」セキド限定セットも登場しております。
Mini 3 Pro と Mini 4 Pro の違い
じっくりレビューに移る前に、先代機との違いについて目立ったポイントをおさらいしておきましょう。
1. 全方向検知の障害物センサー
Mini 3 Pro(写真右側)といえば、前後・下方向の障害物検知機能がついていて、初心者でも安心して操縦できる!という安全性がよく注目されてきました。今作 Mini 4 Pro(写真左側)はビジョンセンサーのデザインが刷新され、前後左右上下・全方向の障害物検知機能となりました。
ビジョンセンサーの向きが若干違うのが分かりますか?
2. 新型送信機RC-N2/RC 2に対応
送信機も変わりました。Mini 4 Pro の送信機は、Air 3と一緒にデビューした RC-N2/RC 2 が付属します。アンテナの本数が増えたり、動作がさらにサクサクになったりと進化を遂げています。
冒頭から引き合いに出ております Air 3 ってどんなドローンなの?という疑問については下記にて紹介しています。Air 3 も素晴らしいドローンです。
進化を極めた新型ドローン “DJI Air 3” DJI認定ストア
スタッフが実際に飛ばしたレビューを最速公開します!
3. 動画撮影時、D-Log Mカラープロファイルに対応
これまでは Mavic 3 シリーズや Air 3 といったミドルレンジ以上から対応していたD-Log Mカラープロファイルですが、今回 Mini 4 Pro でも使えるようになりました。Log撮影は多くのプロ作家が使う映像の収録方式で、最近ではiPhoneでもLog撮影機能が導入されています。ごく簡単に言うと白飛びや黒つぶれを防ぎながら録画でき、撮影後の色編集の自由度も非常に高いことが特徴です。
撮った映像をそのまま使っても充分キレイなのですが、後編集の柔軟性がプロレベルになり、業務用途にもしっかり対応できる機体に進化しました。ちなみにD-Logの ”D” はDJIのDです。SonyならS-Log、CanonならC-Log、、、といったようにメーカーごとの頭文字が付いていることが多いです。意外な豆知識でしょうか?
Log撮影については動画の専門領域となりちょっとややこしいので、ここでは割愛します。興味のある方は「動画のLog撮影とは」というキーワードで検索してみてください。
4. ウェイポイントに対応
Mini 4 Pro はウェイポイントに対応し、自動飛行をすることも可能です。ミッションプランは送信機から作成します。
機能についての詳細や使い方については、Mavic 3 で解説しております。以下リンクからお読みください。同じことが、Mini 4 Pro でできます。
DJI Mavic 3 が自動飛行/ウェイポイント飛行に対応!
設定方法を解説します
気になる Mini 3 Pro とのアクセサリ互換性は?
先代 Mini 3 Pro と使いまわし可能なアクセサリについても触れておきましょう。以下については互換性があり、継続販売となります。
・DJI Mini 4 Pro/Mini 3シリーズ インテリジェント フライトバッテリー Plus 詳細>
・DJI Mini 4 Pro/Mini 3 Pro プロペラ 詳細>
・DJI Mini 4 Pro/Mini 3シリーズ 2WAY充電ハブ 詳細>
・DJI RC/RC 2 操作スティック 詳細>
なお、NDフィルターや広角レンズは Mini 4 Pro専用品 が発売されており、現在初回入荷待ちとなっております。入荷通知をご利用ください。
Mini 4 Pro 外観レビュー
続けて、デザイン面もチェックしていきましょう。機体、送信機、バッテリー、収納用バッグに分けて見ていきます。
1. 機体
まずは機体です。白に近いライトグレーのボディで、マットな質感をしています。Mavic 3 シリーズと同じく折り畳み構造を採用しており、畳むとスマートフォンと同じくらいのサイズ感に変身します。
計量してみました。291.5gです。インテリジェント フライトバッテリー Plusがセットされている状態での確認です。
機体をひっくり返してみました。裏側のデザインも見てみましょう。ビジョンセンサーが確認できます。
機体尾部です。microSDカードの挿入スロットとType-C端子があります。端子はデータ通信やバッテリー充電、DJI Assistant 2ソフトを使ったファームウェア更新などに使います。
プロペラです。Mini 3 Pro と共通の、薄くしなやかなプロペラを採用しています。実際にフライトした様子やフライト時の音については後述の動画でご確認ください。
2. 送信機(RC 2)
次は送信機です。大人気のディスプレイ付き RC 2 を見ていきましょう。送信機上部には黒いアンテナが2本立っていて、RC Pro と似たデザインですね。モニターサイズは5.5インチで、画面としてはスマートフォンより少し小さいか同じくらいの設計です。LEDランプがついていて、バッテリー残量をひと目で確認できるようになっています。重量は420gですので、長時間の撮影ではストラップを付けると疲れを軽減できます。
ちなみに RC 2 の最大駆動時間は3時間、充電時間は1.5時間です。
裏面のデザインです。手が触れる部分には滑りにくいゴムを採用し、安定したグリップ感となっています。操作スティックも1セット収納可能です。
操作スティック部分を大きく撮影してみました。RC Pro と非常によく似たデザインで、「操縦しやすい」と業務利用されるお客様にも人気があります。
3. バッテリー
バッテリーと充電ハブも見てみましょう。最大3本のバッテリーを同時に収納し、バッテリー残量の多いものから順番に充電する仕様になっています。
充電ハブの側面です。INのUSB Type-C端子から充電します。また、OUTから給電を行ってモバイルバッテリーのように使うこともできます。
4. ショルダーバッグ
Fly Moreコンボに付属するソフトケースです。プロペラガード以外の一式が収納でき撮影時も出し入れしやすく、ドローンと同じくマットな質感がスマートな印象のショルダーバッグです。。
ジッパーのチャーム部分です。DJIロゴが刻印されています。
開けてみました。本体、送信機、バッテリー3本と充電ハブ、予備のプロペラだってお任せください。乾燥剤を入れておけばカビ予防もばっちりです。
Mini 4 Pro フライトレビュー
それではいよいよ機体を動かしていきましょう。電源の入れ方はいつも通り2回連続押しで、2回目を長押しです。ベテランさんにはおなじみの動作ですが、送信機 → 機体の順で起動してくださいね。起動音は Mini 3 Pro とほとんど変わりないようです。
機体登録がまだなので、室内ケージの中ですが実際にフライトしてみました。GPSが受信できない屋内でも高性能なビジョンセンサーを有しているので、ホバリングもとても安定していますね。しなやかで薄いプロペラを採用しているので、ノイズも気にならないですね。静かな屋内でこれ位なので、屋外で飛ばすときには実際まったく気にならないものです。
ご購入相談はコチラ!
いかがでしたでしょうか。DJI認定ストア 東京虎ノ門 では Mini 4 Pro の発表を受け、2023年9月26日午前11時より当該機体の展示・販売を開始しております。さっそく購入されている方も多く、注目度の高さが伺えます。体験フライトやテストショットのご案内も予定しておりますので、ぜひ楽しみにしていてください。
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