DJI Mavic 3 が自動飛行/ウェイポイント飛行に対応!設定方法を解説します
こんにちは。セキドの平井です。
2022年12月9日付のアップデートで、Mavic 3シリーズに自動飛行/ウェイポイント機能が追加されました!
今回は待望のウェイポイント機能について、設定方法を速報でご案内いたしますので、ぜひご参考ください。
ウェイポイント機能に必要な準備は?
ウェイポイント機能を利用するには、各機器のファームウェアを以下の通りにアップデートして頂く必要がございます。
機体ファームウェア | v01.00.1000 |
RC-N1 送信機 | v04.17.0800 |
DJI RC 送信機 | v01.02.0200 |
DJI RC Pro 送信機 | v03.01.1200 |
DJI Fly アプリ iOS | v1.9.0 |
DJI Fly アプリ Android | v1.9.0 |
アップデートの詳細については、DJIのリリースノートもご覧ください。
ちなみに、本アップデートで搭載された自動航行機能はウェイポイントのみとなります。測量向けのマッピング飛行ミッションは現在搭載されておりませんので、ご注意ください。
ウェイポイントの設定方法
それでは実際の設定方法をキャプチャ画像とともに紹介していきます。
ルートの設定
1. アップデート後に機体を起動させ左下から地図画面を呼び出します。
2. 左側の赤枠のアイコンをタップしてウェイポイントモードに切り替えます。
3.この状態で飛行させたいルートを画面上でタップしていきます。
個別設定
ルート作成が完了したら画面下部のウェイポイントの詳細を設定していきます。各ポイントをタップすると各ポイントの個別設定の画面へ移ります。
この個別設定で設定が行える項目は以下の通りです。
1. アクション
このポイントに到達した時に行いたい動作を以下より設定できます。
・写真を撮影
・録画開始
・録画停止
2. 高さ
飛行高度を設定することが可能です。高さ0m~500mの間で設定を行うことができます。
3. 速度
飛行速度を設定することが可能です。基本的な飛行速度は後述の全体設定の画面で設定した速度となりますが、こちらで各ポイント毎に個別にて設定が可能です。
0.1m/s〜15m/sで設定を行えます。
4. 向き
こちらでは機種方向を設定できます。
機種方法の設定は3種類から選択できます。定点撮影などでご利用いただく場合はカスタムに設定して個別に機種方向を設定します。
・コースに従う
・手動
・カスタム
5. ジンバルチルト
ジンバルのチルト角度を設定できます。こちらも定点撮影などで利用いただく場合はカスタムで個別にて設定を行います。
・手動
・カスタム
6. ズーム
ズーム倍率を設定できます。
・手動
・カスタム
手動の場合は現在のポイント以前に設定していた倍率で撮影されます。カスタムの場合は1~3倍までの間でズーム倍率を設定することができます。
7. ホバリング
そのポイントでホバリングします。0~30秒の間で設定が可能です。
個別設定を行うポイントは、下部ウィンドウの[ウェイポイント〇〇]の左右に表示された[<][>]マークをタップすると切り替えが可能です。
全体設定
各ポイントの設定が完了したら赤枠のマークを選択するとウェイポイントのトップ画面に戻ります。
トップ画面右の「次へ」を押すと全体設定画面に移ります。こちらはウェイポイントの全体的な設定を行えます。
1. 飛行速度
ウェイポイントの全体的な飛行速度を設定できます。0.1m/s~15m/sの間で設定できます。
2. 信号ロスト時
機体と送信機の通信が断絶した際のフェールセーフ動作となります。以下の4つから設定可能です。
・RTH
・着陸
・ホバリング
・続行
3. 飛行終了
ミッションが終了した際の動作となります。以下の4つから設定できます。
・RTH
・着陸
・ホバリング
・開始地点へ戻る
4. 開始地点
ウェイポイントの何番から開始するか設定できます。
飛行
設定が完了したら右側の「GO」ボタンを押すと確認ウィンドウが表示され「続行」を押すと飛行が開始します。この際はGNSS信号を十分に受信していないと飛行を行うことができません。
いかがでしたでしょうか。
現行のラインナップだと産業用ドローンでしかできなかった機能が Mavic 3 でも利用ができる様になりましたので、簡易的な定点撮影などのインフラ点検などでは活躍できるのではないでしょうか。
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