こんにちは。DJI認定ストア東京虎ノ門の池田です。
今回は、発売直後から現在殺到中の問い合わせである「DJI Air 3 の充電が遅いんだけど?!」を解決する内容となっております。DJI Air 3 のオーナーさんや、これから購入を考えている!という方中心にお読みいただければと思います。
Air 3 のファーストレビューから読みたい!という方向けに、下記の記事も公開しています。あわせてよろしくお願いします。
進化を極めた新型ドローン “DJI Air 3” DJI認定ストア
スタッフが実際に飛ばしたレビューを最速公開します!
結論:これを買えば解決
忙しい人向けに、結論からいきましょう。Air 3 のマニュアルにも記載がありますが、メーカーおすすめの充電器は下記の2点です。理由などは後述します。
・DJI 100W USB-C 電源アダプター
ハブと組み合わせて60分爆速充電!DJI 100W USB-C 電源アダプター
・DJI 65W ポータブル充電器
80分急速充電はこちらDJI 65W ポータブル充電器
Air 3 は本体に充電器が同梱されていないので、「すでに持っているものを使う」か、「新たに購入する」の2択になるはずです。「新たに購入する」の場合、毎日お問い合わせにお応えしているストアスタッフの経験則で上記のどちらかをお求めいただくことをおすすめします。
なぜワット数の異なる充電器が必要なの?
ここで、少しだけ理科の授業をしましょう。
という式を覚えていますか?Wは単位時間あたりに実際に消費される電気エネルギー、Aは電気の流れる量、Vは電気を押し出す力をあらわします。
充電をお風呂にたとえると、下の図のようになります。蛇口(充電器)から流れ出る水の量が多ければ、供給される水の量(電気エネルギー)が多くなり、早く浴槽(バッテリー)がいっぱいになるというわけです。
ドローンのバッテリーは リポバッテリー という、ラジコンなどと同じ種類のバッテリーを採用しています。これは短時間・高出力で使うのに向いているバッテリーです。Air 3 の場合はフライト用バッテリー1つで4,241mAh(ミリアンペアアワー)という大容量のため、たくさんの電気エネルギーを必要とします。参考までに、前述のおすすめ充電器のうち DJI 100W USB-C 電源アダプター を使った場合の Air 3 の充電時間は、専用充電ハブ使用時で約60分、機体経由で約80分です。
一般的にスマホの充電には20~30Wの充電器が目安と言われており、このワット数だとマニキュア瓶より一回り大きいくらいの小さな充電器が一般的です。コンパクトで携帯性には優れているのですが、この充電器で Air 3 を充電するとなると、手洗い用の細い蛇口で銭湯のお湯を張るようなものです。なので、65Wや100Wといった「太い蛇口」に該当する充電器がおすすめというわけです。
実際に充電してみた
では、実際にやってみましょう。今回は以下の充電器を準備しました。
・DJI 30W USB-C充電器 → スマホ充電程度
・DJI 65W ポータブル充電器 → おすすめ充電器のうち、買いやすく汎用性高し!
それぞれの充電器を使ったとき、Air 3 のバッテリーランプがどんな風に光るかを紹介します。気になる結果は動画でご確認ください。
動画が見られない環境の方のために文章での説明も追加しておきましょう。30Wと65Wの充電器をそれぞれ使用すると、バッテリーランプの点滅速度に違いが見られます。具体的には65Wの時のほうが点滅サイクルが速くなることが確認できました。充電速度が表現されているんですね。30Wの充電器では充電に数時間以上かかることもありますので、ぜひ65Wや100Wの充電器を導入してください。
ちなみに、Air 3 を(理屈上)飛ばし続ける場合は[ バッテリー3本 × 100W充電器 × 専用充電ハブ ]の組み合わせが必須となります。※プロポは地上給電できますので・・。
充電器のご購入はコチラ!
いかがでしたでしょうか。ドローンに欠かせない充電器、できれば専用品を持っておきたいですよね。DJIドローンもここ2年くらいで急激にUSB Type-C端子で充電できる機体・送信機が増えました。2020年以前の機体は独特な形状の専用充電器を準備する必要がありましたが、Type-C端子ならスマートフォンやイヤホンなどと共通の端子ということもあって、旅先への荷物も減らせますからありがたいことです。
DJI認定ストア東京虎ノ門では、Air 3 の機体はもちろん、充電器をはじめとした周辺アクセサリー類を多数取り扱っています。機体の導入相談や、アクセサリー類に関するご相談はぜひ弊社までお寄せくださいませ。ご来店お待ちしております!