DJI ドローン|PGYTECH SUBLUE HOBBYWING 総代理店 セキドオンラインストア

吾輩はDJIインストラクターである。名前は深澤。

何の記事を書いたらバズるのかとんと見当がつかぬ。何でもパシフィコ横浜の CP+ で MAVIC 2 がブンブン飛んでいた事だけは記憶している。吾輩はここで初めてドローンというものを見た。

さて今回は、すべてのDJIドローンユーザーに必ず知っておいて欲しいと言っても過言ではない、「ドローンを紛失しないために大切な5つのこと」をお伝えします。

 

他人事ではないドローンの紛失事故

なぜこんな記事をわざわざ書いているかというと、「ドローンをなくしちゃったんだけど・・・」という問い合わせが非常に多いからです。


天気の良かった週末明けの月曜日、開店前からジャンジャカ鳴っている電話を取ると、だいたい用件は「ドローンをなくした」です。

聞いているこちらもいたたまれない気持ちになるものの、電話だけではどうにも救済が難しいので、「なくす前に『こうすればリスクを減らせるよ』って注意点を知っておいて欲しい」と考えるようになり、今回の執筆に至りました。

 

よくある事故原因って?

お伺いしてきた中で、最も多いのは「目視外飛行時の紛失事故」です。
次いで「強風で流されて戻れずにバッテリー切れで不時着」

ほかには「遠くまで飛ばしたら操縦電波と映像が途切れ、そのまま戻ってこない」などハッキリしないものもありますが、逆に言うと“目の前で穏やかな天気の日にロストした”というようなことはほとんどありません。
 
電波が切れる前によくあるサインとしては、“プレビュー映像のチラつき”が挙げられます。

ドローンは小さいので、操縦者からだいたい100mも離れると点のように小さくなり、肉眼で見つけることはかなり困難になります。送信機から離れれば離れるほど電波が届きにくくなり、操縦不能に陥る可能性が高くなります。

DJI製のドローンは「FailSafe(フェールセーフ)」という安全機構を搭載しているので、電波が切れてもいきなりその場に落ちるということはありません。しかしやはり FailSafe は最後の砦としての役割ですので、できるだけ発動させたくないものです。

 

絶対に知っておきたい!ロスト予防策5選

1. 目視内で飛行

目視内、つまり「目の届く範囲」で飛ばしましょう。

DJI Air 2S
ほとんどの方はドローンが100mも離れると米粒くらいに小さくなり、機首方向の判別はまず困難です。(ケニアとかの方なら見えるかもしれませんけど・・・笑)

150m以上離れた場合、本当に見えません。なくさないように、慣れるまでは半径50m以内くらいを目安にフライトを楽しんでくださいませ。

 

2. ジオフェンス設定

セキドドローンスクールの技能検定でも教えている「ジオフェンス」。迷子防止の機能だと思ってください。

Mavic Mini03_thumb
ジオフェンスとは、「ドローンの飛行エリアを空中で制限するフェンス」のようなものです。実際には見えません。ホームポイントを中心に半径・高さを設定することができます。
ただし、GNSS(GPSなどの総称)を使っているので、人工衛星電波の届かない屋内では使用できません。
 
では、DJI Fly アプリのジオフェンス設定方法を見てみましょう。

[GO FLY]をタップします。


 
カメラビュー画面です。画面上部のフライトモード表示のすぐ右側をタップしてください。


 
画面が切り変わり、「飛行保護」のところがジオフェンスです。


ホームポイントからの最大距離・最大高度をスライダーで設定することができます。慣れるまではいずれも50mくらいに設定するのがおすすめです。

 

3. 風速計の利用

強い風はドローンの大敵です。風速計を使って、確実に「これなら大丈夫!」を確認してからフライトさせてください。
目安として、地上での風速5m/sを超えたらフライトは中止です。

windmater02_s

デジタル風速・温度計 詳細

 

4. FailSafe の設定確認

前述の安全機能、FailSafe(フェイルセーフ)ですが、設定を3つから選ぶことができます。

 ・Return to Home
 ・ホバリング
 ・ランディング(着陸)

以上3つです。

 
今回は DJI Fly アプリを例に説明しますので、フェイルセーフの確認方法を覚えておきましょう。

[GO FLY]をタップします。


 
右上の[・・・]から詳細設定に入ります。


 
[安全]タブの中の[高度安全設定]をタップしてください。意外と下の方にあります。


 
[信号ロスト]が FailSafe の設定です。


[Return-to-Home]に設定するとホームポイントまでGPSを頼りに戻ってきます。障害物の多い環境では[ホバリング]がおすすめです。

 

5. DJI Care Refresh に加入

・・・残念ですが、そこまでしてもなくなる時はあるかもしれません。
特に、「増水した川に墜落させた」みたいなパターンの時は潔く諦めてください。命が一番大切です。ドローンは働けばまた買えるけれど、人生はやり直せないのです。
 
そして、そんな紛失時にも対応できる DJI Care Refresh に事前に加入しておきましょう。


Care Refresh は、たとえば Air 2S なら 59,900円、MINI 2 なら 29,900円で紛失対応してくれる DJI による保証プランです。
加入費用については機種ごとに異なりますので、下記の一覧ページからご確認ください。

DJI Care Refresh 一覧

 
また、紛失保証については事前にアカウント・送信機・ドローンの“紐付け”が必要です。
DJI Care Refresh の詳細、紛失保証のサポート内容や紐付けのやり方については、こちらの記事をご覧くださいね。

DJIユーザーが加入すべき保証サービス
DJI Care Refresh ってどんなもの?!

DJI Care Refresh に紛失保証が追加!
適用条件や登録方法を伝授します

 

紛失したドローンを見つける方法ってあるの?

愛するドローンからの「ボク、ここにいるよ!」を確認することができます。
手順の詳細については、動画にてご確認ください。

 
いかがでしたでしょうか。
今すぐ変更できる設定もありそうですね。ぜひ、ドローンの安全設定を使いこなしたうえで安全なフライトを楽しんでください!
 
ロスト予防の設定や Care Refresh の購入は、DJI認定ストアでも対応していますのでご来店お待ちしております!

DJI認定ストア 東京虎ノ門 詳細

DJI認定ストア 福岡博多 詳細

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