DJI Care Refresh が大幅リニューアル!最大年数の延長や交換費用が一律に。適用条件や登録方法を伝授します。
(2022年11月16日更新)
(2023年7月14日更新)
こんにちは。DJI認定ストア 東京虎ノ門の池田です。
本日のおすすめは新しくなった DJI Care Refresh(ケア リフレッシュ)で、お品書きはコチラです。
・DJI Care Refresh の変更点(2022年11月16日更新版)
・DJI Care Refresh の変更点(2023年7月14日更新版)
・DJI Care Refresh の加入費用
・DJI Care Refresh への登録方法
そもそも DJI Care Refresh って?
ひとことで言いますと、DJIが独自に行っている機体保証サービスです。2023年7月に大幅リニューアルされました。リニューアル以前のサービス内容については、下の記事で詳しくご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
DJIユーザーが加入すべき保証サービス
DJI Care Refresh ってどんなもの?!
これまでの DJI Care Refresh では、サービス適用の際に「機体を回収すること」が条件でしたので、障害物の多い環境や、陸から海に向かって飛ばすようなユーザーさんには一部不向きとも言える部分がありました。
そんな DJI Care Refresh ですが、2021年1月下旬から一部の機体を対象に「紛失時も保証してくれる」新サービスが始まりました。
カメラ・ジンバル向け DJI Care Refresh 一覧
どんなところが変わったの?
一番の変更点は、「機体紛失保証」が追加されたことで、2022年11月現在、Mavic 3シリーズと DJI Mini 3 Pro、DJI Mini 2、DJI Air 2S などが機体紛失保証の対象となっています。また、多くの機種で DJI Care Refresh の保証期間に従来の1年間に加えて「2年間」が追加されています。
ただし、後述します「DJIアカウントと送信機との紐付けていない」場合や、盗難や飛行中以外の紛失については「機体紛失保証」は申請できませんので、ご注意ください。
2023年7月の大幅リニューアル
2021年1月下旬の新サービスに続き、2023年7月13日にも大幅にリニューアルされ、内容が全面的に改善されました。主なリニューアル内容は以下です。
1. サービス年数が 最大3年間 に延長
2. リフレッシュ交換回数が 2年間で4回まで に増加
3. リフレッシュ交換費用が 1回目の費用に均一 固定
Care Refresh の注意点は?
DJI Care Refresh の注意点として、「登録にタイムリミットがある」ことが挙げられます。こちらは2023年7月のリニューアルにおいても変更はありません。タイムリミットは以下です。
・ドローン / ドローン搭載ジンバルカメラ製品:
→ 初回アクティベーションから96時間以内
・ハンドヘルド製品(カメラ・スタビライザー):
→ 初回アクティベーションから30日以内
具体的には、Mavic 3 Pro や Mini 3 Pro、Zenmuze シリーズなどは初回アクティベーションから96時間以内、Osmo Action 3 や DJI Pocket 2、Osmo Mobile 6、DJI RS 3 Pro などは30日以内、といった感じになります。この期間内に登録を完了させないと、DJI Care Refresh に加入できなくなってしまいます。アクティベートしたら、ぜひその日のうちに DJI Care Refresh も登録してくださいね。
また、DJI Care Refresh とそれを適応させる DJI 製品は、同じ国/地域で購入する必要があり、また、DJI Care Refresh は購入した国/地域でのみサービスを受けることができます。海外に出掛けられる方や撮影業務も増えてきていると思います。海外での保証を検討されている方はご注意ください。※ 一部グローバル保証サービス対象製品があります。
Care Refresh の価格は?
DJI 現行主要カメラドローンの Care Refresh の販売価格や、修理適応時の費用などをざっくりまとめてみました。一部機種はリニューアル以前の費用も掲載していますので、旧サービスとの変更点をご確認いただけます。
Mini 3 Pro
旧サービス内容
機種名 | 加入費用 | 交換1回目 | 交換2回目 | 交換3回目 | 紛失対応費用 |
Mini 3 Pro | 1年版:11,880円 2年版:19,250円 |
8,580円 8,580円 |
9,350円 9,350円 |
対応なし 10,450円 |
34,100円 34,100円 |
旧サービス内容では、紛失保証の費用は1回あたり 34,100円で、1年版は最大1回、2年版は最大2回まで対応。修理を含めて計3回対応可能な2年版の場合、仮に2回目のみ紛失した際の費用は、1回目(修理)8,580円、2回目(紛失)34,100円、3回目(修理)10,450円でした。
2023年7月13日リニューアル後
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Mini 3 Pro | 1年版:11,880円 2年版:19,250円 |
8,580円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
34,100円 |
交換費用が一律になっていますね。1年版では最大2回、2年版では最大4回まで、何回目であっても Mini 3 Pro の場合は一律8,580円です。
Mavic 3
旧サービス内容
機種名 | 加入費用 | 交換1回目 | 交換2回目 | 交換3回目 | 紛失対応費用 |
Mavic 3 | 1年版:35,200円 2年版:55,000円 |
18,900円 | 23,900円 | 対応なし 26,400円 |
85,800円 85,800円 |
Mavic 3 の紛失保証は1回あたり 85,800円で、1年版は最大1回、2年版は最大2回までを対応。本体価格に合わせて交換費用も Mini シリーズよりアップしています。
2023年7月13日リニューアル後
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Mavic 3 | 1年版:35,200円 2年版:55,000円 |
18,900円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
85,800円 |
高額機体になると、旧サービスとの差額が明白です。最大4回まで18,900円で交換できるのはヘビーユーザーにはありがたいところ。
Air 2S
旧サービス内容
機種名 | 加入費用 | 交換1回目 | 交換2回目 | 交換3回目 | 紛失対応費用 |
DJI AIR 2S | 1年版:14,300円 2年版:24,200円 |
13,990円 | 15,990円 | 対応なし 17,990円 |
59,900円 59,900円 |
2023年7月13日リニューアル後
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Air 2S | 1年版:14,300円 2年版:24,200円 |
13,990円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
59,900円 |
2022年後半から2023年前半発売の
新しいドローンもばっちり対応
2022年の後半から2023年前半にかけて発売されたカメラドローンについても見ていきましょう。リニューアル後のサービス内容だけ簡易的にご紹介します。
Mavic 3 Pro
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Mavic 3 Pro | 1年版:29,700円 2年版:47,300円 |
18,900円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
85,800円 |
Mini 2 SE
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Mini 2 SE | 1年版:5,390円 2年版:8,580円 |
4,290円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
16,500円 |
Mini 3
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Mini 3 | 1年版:7,975円 2年版:12,760円 |
6,600円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
23,650円 |
Mavic 3 Classic
機種名 | 加入費用 | 交換費用 | 交換回数 | 紛失対応費用 |
Mavic 3 Classic | 1年版:23,100円 2年版:37,400円 |
18,900円 | 1年版:2回 2年版:4回 |
75,900円 |
DJI Care Refresh の登録手順は?
それでは、Care Refresh の登録(アクティベート)手順を見ていきましょう。
登録はコチラのWebページから行ってください。
セキドオンラインストアで機体と DJI Care Refresh を購入すると、このような形で納品されます。
1. アクティベーションコードの入力
「DJI Care Refresh アクティベーションコードのご案内」の用紙を準備して、「DJI Care Refreshコード」を確認しましょう。
アクディベート用ページの「アクティベーションコード」欄に、英数字で入力します。なお、コードにはアルファベットの「O(オー)」は使用されておらず、マルはすべて数字の「0(ゼロ)」です。
入力したら「次へ」ボタンを押します。
2. 製品シリアルナンバーの入力
アクティベーションコードが正しければ、製品シリアルナンバー(S/N)を入力する画面に進みます。
S/Nの記載場所ですが、基本は「化粧箱のバーコードのすぐ下」です。
「箱なんか捨てたわ…」という方もご安心ください。実はバッテリーソケット部にもコッソリと書いてあります。
【DJI MINI 2】
【DJI MAVIC AIR 2】
3. 個人情報の入力
S/Nの入力が終わったら最後の項目で、氏名・電話番号・メールアドレスを入力します。
なお、個人情報は一度登録すると二度と変更できませんので、よく見直してから「送信」してくださいませ。
くれぐれも昔好きだったあのコのメールアドレスを入力しないように頼みますよ。
4. メールボックスの確認
問題なく登録できていれば、登録したアドレスに DJI JAPAN からメールが届きますので、これで登録完了です。
「飛行紛失保証」を有効にするには?
DJI Care Refresh の登録、お疲れ様でした。
ですが実は、これだけでは飛行紛失時に保証されません。続けて機体・送信機・DJIアカウントの紐付けを実施してください。
※ 現在、Android版 DJI Fly アプリでは「飛行紛失保証」の有効化が設定できない症状が確認されています。対応策として、最新版 Fly アプリのダウンロード方法をご案内しておりますので、こちらのQ&Aページをご覧ください。
1. 機材の準備
機体・送信機・DJI Fly アプリをインストールしたスマートフォン(タブレット)を用意します。
2. 電源を入れ、DJI Fly アプリを起動
DJI Fly アプリのトップ画面で「プロフィール」をタップします。
すると、コチラの画面に切り替わりますので、【機器管理】をタップしてください。
この先の設定は、ドローンと送信機の電源がオン、かつスマートフォンと送信機が有線接続されている必要がありますのでご確認ください。
送信機の紐付け
【付加価値サービス】→【新規送信機と紐付け】をタップします。
「送信機との紐付けについて」の説明事項が表示されますので、目を通してください。内容を確認したら【次へ】をタップ。
紐付けするメールアドレス、送信機のS/N、機体のS/Nが表示されます。間違いなければ【確認】をタップしてください。
【紐付け完了】が表示されたら、飛行紛失保証の登録は完了です。
「もしも!」の時の報告は
万が一の「なくしちゃった!」の際は、下ページより紛失報告を行ってくださいませ。
……くれぐれも報告の必要がないことを願っております。
いかがでしたでしょうか?
今回は DJI Care Refresh の変更点と、登録・紐付けの手順をご紹介いたしました。ご不明な点などありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。