DJI ドローン|PGYTECH SUBLUE HOBBYWING 総代理店 セキドオンラインストア

こんにちは。DJI CAMP インストラクターの池田です。
DJI認定ストア 東京虎ノ門に在籍している私ですが、実はストアの真向かいにはお茶づけ海苔で有名な「永谷園」さんの本社ビルがあります。先日お昼休みに外出していたら、永谷園さんのお茶づけ海苔のサンプリング現場に偶然出会い、ちゃっかり一袋もらってきました。久しぶりに食べてみると、あられの香ばしさが食欲をそそり、ご飯にお湯をかけるだけ!という手軽さも相まって、すっかりハマっています。小暑もまだだというのに、今からもう新米の収穫を楽しみにしています。

ということで今回は、ご期待に応えて池田お気に入りのお茶づけアレンジレシピをご紹介……する予定でしたが、グッとこらえて内容を変更してお送りします。

今回のテーマは[ドローンによる“可変施肥(かへんせひ)”技術を応用した除草剤散布について]です。さっそく聞いたことのない難しそうな単語が出てきてますね。でも大丈夫、「そもそも可変施肥って何?」というところから説明しますので、ぜひこの記事を読んで物知り博士に一歩近付いてください。農業用ドローンに興味のあるお客様にはもちろん、日本人の心、最新の米づくりについて幅広い読者の方にお読みいただければと思います。

なお、私池田は今年ちょくちょく水稲(すいとう:お米がとれるイネ)栽培の現場に出張しておりまして、現場の様子を2本ほどレポートにしております。農業用ドローンを導入するメリットや、水稲の直播(種まき)についても分かりやすく解説しておりますので、ぜひあわせてお読みください。

みんな大好き日本のお米!
水稲栽培の直播って何?現場を見学してみた

なぜ私が水田に?水稲の除草剤散布でわかった
ドローン農薬散布のメリットとは

 

可変施肥(かへんせひ)とは?

ではまず「可変施肥」について簡単に説明します。可変施肥とは、作物の育ち具合や土壌の様子といった田畑の状況に応じた肥料追加を行うことです。必要な場所に適切な量の肥料をまくので、品質ムラ予防や収穫量を安定化させるといった効果が見込めます。また、肥料のまき過ぎによる環境負荷を防止することもできます。


 
今回はこの可変施肥技術を応用し、肥料の代わりに除草剤を散布しました。簡単に言うと、雑草が生えているところだけを狙って除草剤をまくイメージです。

 

可変散布:事前準備編

今回散布するのは、こちらの「バサグラン」という除草剤です。さらさらとした粉薬のような見た目の粒剤(りゅうざい)タイプです。


 
狙ったところに散布するために、まずは散布ミッションを作成します。手始めに産業用ドローン DJI Matrice 300 RTK と搭載するカメラ Zenmuse P1 を使って田んぼを測量し、上空から撮影した写真をもとに散布用の地図を作ります。


 
ドローンで上空から撮影した写真をPCに取り込んで合成し、散布用のマップと飛行ミッションを作成していきます。
従来はラジコンヘリなどを使用して、職人技のようなスティックさばきが求められる空中農薬散布でしたが、農業用ドローンを使うとマップの作成さえできてしまえば、アプリを数回タップするだけで指示通りの散布量を守りながら自動で作業を進めてくれます。ドローンであっても手作業で行うマニュアル飛行では機体の遠近感を把握したり、有事の際に素早い反射神経が求められたりと、個人の技量に依存する部分が多く、できる人が限られてきました。しかし今回のようにミッションさえ作れば機械が高精度で散布をやってくれるとなれば話は違います。こんな風に、すそ野が広くなるのは良いことですよね。


 
今回は背丈の低い雑草を狙って散布します。小さい草の場合、生育状況が確認できるマルチスペクトルカメラ搭載のセンシング用ドローンで見つけるのは難しいため、目視で散布エリアを決めていきました。センシング用のドローンが使えなくても、エリアさえ指定できればPCソフト DJI Terra を使ってピンポイントで散布ミッションを組むことが可能です。狙ったところだけに散布するので、薬代の節約にもなります。

 

可変散布:ミッション実行編

いよいよ散布作業が始まります。ミッションが完成しているので、あとは離陸させるためにボタンを3回押すだけで散布開始です。大柄な DJI Agras T30 が飛行するとあって、皆さん興味津々で集まっています。


 
ミッションの実行中は、ドローンが飛行していく様子を地上から必ず監視します。今回は散布の様子を上からも撮影してみました。


 
散布が完了した後は、春日部の営業拠点に戻って機体を水洗いしてメンテナンスしました。DJI Agrasシリーズは防水なので、農薬が付着しても水で丸洗いしてすっきり気持ちよく維持できるのも魅力です。

今回は春日部市内の営業所から、クルマで往復10分くらいの水田に散布を行いました。積み下ろしや散布作業の時間を含めても、出動から帰投まで90分ほどとスピーディーに作業完了することができました。ドローンを使った粒剤散布の効率は手作業の70倍と言われるだけあって、3.5ヘクタールほどの水田を対象に作業したにも関わらず半日もかかりませんでした。余った時間でおやつ休憩もできちゃいそうですね。

 

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いかがでしたでしょうか。ほぼ毎日食べているお米でも、こうやって育て方を知るとなんだか愛着がわいてきますよね。

セキドでは埼玉県春日部市に農業専門の営業所を構えており、農業用ドローンの販売はもちろんのこと、散布代行サービスも行っています。農薬散布や直播についてのご相談も大歓迎ですので、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
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