高所点検にはズーム機能付きドローンがオススメ!動画と写真で解説します
こんにちは。DJI認定ストア東京虎ノ門の深澤です。
2021年もよろしくお願いいたします。
いつも「書いてる記事のノリが、ギ〇モードより攻めてる」と上司に言われている私ですが、今回はちょっと真面目に、ドローンを使った高所点検について解説いたします。
屋根や鉄塔といった高所点検にドローン導入をお考えの法人様や、趣味の空撮以外にもドローンの用途を広げたいお客様のお役に立てる内容となっています。
なぜ、高所点検にドローンなのか?
ほぼすべてのドローンに共通した機能として、「遠隔操作で飛ばせて、写真と動画が撮れる」ことが挙げられます。
さて、一般的に橋や道路、水道といったインフラの寿命は「50年」といわれ、高度経済成長期に建造された社会インフラは、近年ちょうど耐用年数を超えようとしています。
とくに橋梁とトンネルについては5年に1回の目視点検や、災害などの異常時点検が義務付けられており、義務化された点検のためにの人材やコストは、少子高齢化社会の日本にとっては大きな負担であるということは皆さんもうご存知かと思います。
目視点検では生身の人間が高所作業をする必要がありますが、空中を自由に移動し撮影できるドローンを使うことで、人の命を守ることはもちろん、足場が不要となることもあり時間やお金といったコストを削減できるメリットがあります。
なお、ドローンを使った高所点検に掛かる費用は、写真数枚の撮影で約 5万円、動画では 15万円以上となる事業者さんが多いようです。
手軽に導入できる小型ドローンの費用は DJI Mini 2 で 6~8万円、Mavic Air 2 では 10~13万円。点検の回数が多くなるようでしたら自社でドローンを購入して、社員に講習会を受けてもらってパイロットを社内に抱えてしまった方が圧倒的にお安く済みますね。
ドローンを使うとどんな風に撮れるの?
今回は、横浜市金沢区のセキド DJI 横浜ドローントレーニングセンターにある、高さ約 25mのナイター照明をターゲットに、DJI Mavic 2 Zoom でワンオペ撮影を行いました。
(※ 周囲の安全が確認された環境であれば一人での撮影は全く問題なく決してムリなシフトではございません(^_^;))
下からズームレンズを装着した一眼レフカメラで撮影する方法もありますが、下から見上げた仰角撮影のみとなってしまいます。
「照明のフードを上から撮りたい」「塗装の劣化を調べたい」といった状況では、地上からのカメラ撮影では限界があります。
撮影に使用した Mavic 2 Zoom とは?
コンパクトに折りたたみ可能なDJIのフラッグシップモデルで、31分と余裕の飛行時間に加えて全方位障害物センサーや4倍ズーム(光学/デジタル)を搭載した携帯性の高いドローンです。
実際の撮影成果を見せて!
それでは、早速実際に撮影した静止画と動画をご覧ください。
(ランプ全体を水平位置から撮影)
(ランプの裏側を上から撮影)
いかがでしたでしょうか?
上の写真・動画の撮影は、基本的に手動での操作で行いましたが、動画の冒頭では、GPSによる位置情報を使って対象物の周囲を自動で周回・撮影する「POI(ポイントオブインタレスト)」を使用した自動撮影モードを用いています。
動画撮影時は、対象物の細部が確認できるようドローンの飛行速度を極低速にし、撮影することがポイントです。
また、通常の空撮時にも言えることですが、フライト前にカメラの状態やSDカードの記録不良がないかなども、重ねて確認してから離陸するよう留意してくださいね。
構造物点検についてもっと知りたいときは?
導入をご検討されている方は、点検対象の詳細や写真・動画の精度、ご予算などに応じて最適な機材をご案内いたしますので、専用フォームにてお問い合わせください。
点検に使用するドローンについてのお問い合わせは、DJI認定ストア 東京虎ノ門 でも伺っていますので、お近くの方はぜひご来店ください。デモ機を使ったズーム機能の確認などWEB上ではわかりにくい性能もご確認頂くことが可能です。
すでにドローンをお持ちのお客様は、ぜひセキド主催の講習会へお越しください。
とくに、業務でのフライトには欠かせない国交省認定のドローン講習「SUSC 無人航空機操縦士 2級」では、カリキュラムに高所点検の演習が含まれており、安全で効率的な点検を実施したい方にオススメです。
また、業務としてドローンによる点検を運用される際は、オンラインで最短90分で取得できるドローン運用資格「SUSC 無人航空機安全運航管理士 eラーニング」もオススメです。
飛行計画書の作成や安全なフライト手順について、職場や自宅でいつでも受講でき、現場での振り返りにもお使い頂けるテキストも付属しますので、ぜひご検討ください。