DJI Mavic Air 2 の「安全アシストモード」って?ドローンインストラクターが教えます!
こんにちは。DJI認定ストア 東京虎ノ門の深澤です。
今回は、DJI Mavic Air2 に搭載されている「安全アシストモード」についてご紹介いたします。
フライトモードの切り替え
DJIドローンでは、送信機に付いている物理的な「フライトモード切替スイッチ」でポジション、スポーツ、ATTIなどのフライトモードを切り替えることができます。
Mavic Air2 では、こちらに付いているスイッチのことです。
安全アシストモードの設定方法は?
送信機のスイッチで設定するフライトモードですが、実は画面タップにより「安全アシストモード」という別のフライトモードに移行することができます。
その場所はどこかといいますと、カメラビュー画面の左側中央やや上にあります。
「離陸ボタン」のすぐ上なので、離陸をタップ操作で行っている場合は、誤って触ってしまうかもしれません。。。
ちなみに、スティック操作のみで離陸する場合は、「V」または「八」の形を作るようにスティックを倒し込み、モーターを始動させるという方法もあります。
プロペラが回ったら、「モード1なら右」「モード2なら左」のスティックを奥に優しく倒し込むと離陸できます!
セキドのドローンスクールでは、誤タップ防止や画面操作が効かなくなった際にも対応できるよう、スティックを倒す方法での離陸も教えています。
さて元の話に戻りますが、「安全アシストモード」のアイコンをタップすると、下図のような「安全アシストモード」に移行したと表示されます。
もう一度タップするとアイコンが白に戻り、安全アシストモードは「オフ」になります。
安全アシストモードを「オン」にすると、スティック操作に対し、機体の動きに制限がかけられた状態になり、「水平方向の左右移動」ができなくなります。
Mavic Air2 では、機体の前後および下方の障害物センサーが搭載されているので、安全アシストモードを使うと水平方向について「障害物センサーがある方向だけに移動できる」という状態になります。
安全を優先した便利な機能ですが、仕様を理解しておかないと、「突然横だけ動かなくなった?!なんで?!まさか故障?!」と焦るかもしれません。
安心してください。仕様ですよ。
障害物回避の動作は自動で選択
また、前後移動の際に障害物を検知した場合は、「自動で迂回する」か「障害物の手前でブレーキがかかる」のどちらかを自動で機体が判断します。
機体が自動で判断するのは仕様のため、たとえば「障害物を検知したら必ず”右”に迂回する」などの細かい設定はできません。
迂回する方向も機体が自動で決めますので、思わぬ方向に動く可能性もありますのでご注意ください。
この機能をテストするときは、ぜひ障害物のない広いところで試してみてくださいね。
なお、安全アシストモードが無効になっている際は、障害物回避アクションは「ブレーキ」が初期設定です。
私はヒヤッとするのが怖いので、いつもその場でホバリングをしてくれる「ブレーキ」に設定しています。
安全アシストモードの使用方法・設定方法は以上になります。
安全に配慮して操作が制限されるため、はじめてフライトさせる場合などに試してみてはいかがでしょうか?家族や友人にフライト体験してもらう!なんて場合にも安心ですね。
その他の設定方法を確認するには?
セキドでは Mavic Air2 をはじめ、各種DJIドローンのマニュアルを公開していますので、ぜひご覧くださいませ。
きっと分からないときの助けになってくれるはずです。
それでは、機能をしっかり理解してフライトを楽しんでくださいね。
何かご相談のある方は、ぜひDJI認定ストア 東京虎ノ門までお越しくださいませ!