世界一わかりやすい DJI GO 4 の使い方講座 ~ドローンアプリはこう設定します~
DJI認定ストア東京 虎ノ門の吉田です。
今回は要望の多かった操縦用アプリ DJI GO 4 の使い方についてご説明したいと思います。
DJI GO 4 とは??
DJIが開発したドローン操縦用のアプリが DJI GO 4 です。
現行の機種では Mavic 2 や Phantom 4 シリーズなどが、このアプリの対応機種になっています。
DJI GO 4 の初期設定
アプリを使用するには、まず初期設定を行う必要があります。
そこまで難しいものではありませんので、順を追って設定していきましょう。
1. まずは下記リンクの詳細ページをご覧頂き、アプリケーションを AppleStore / Playストア からダウンロードします。
2. アプリを開くと、まず下画像のように「Bluetooth使用」についての許可を求められますので、「OK」をタップしてください。
3. 続いて、写真へのアクセスを許可します。
これを許可しておかないことには、ドローンで撮影したデータをスマホやタブレットに移せませんからね。
ちなみにですが、ここで許可をしても、自分の写真が自動でネットに上がることはありませんのでご安心ください。
4. DJI GO 4 アプリの利用規約が表示されますので、画面下側にあります「同意」をタップしてください。
5. DJI製品改善プロジェクトについての参加依頼が表示されますが、基本的には「参加する」をタップして頂ければ問題ありません。
プロジェクトの内容について簡単に言うと、
「バグが発生したときにデータを回収して改善するからよろしくね」
というものになっています。
これによってDJIは販売済みの製品も含め、バグの早期修正を可能にしているわけです。
6. DJIアカウントのログイン、もしくは新規登録を求められますので、画面の案内に従ってメールアドレスとパスワードを入力してください。
まだDJIアカウントをお持ちでない方は、画面上のサインアップをタップし、メールアドレス、パスワード、認証コードを入力し、アカウントの登録を行ってください。
7. 以上でアプリの初期設定は終了です。
表示がアプリのホーム画面に切り替わりますので、ここからはいつでもドローンフライトをお楽しみ頂けます。
ドローン飛行時のアプリ設定はこうしておけ!!
アプリの初期設定が済んだら、今度はフライト前の設定をしておきましょう。
まずはドローンと送信機の電源を入れ、スマホもしくはタブレットに接続します。
アプリのホーム画面右下に表示されている「飛行開始」もしくは「GO FLY」をタップしてください。
上記の「飛行開始」「GO FLY」が表示されず、「機体に接続」と出ている場合は、一度送信機と機体のリンク設定を行う必要があります。
※タブレットをご使用される場合は、送信機左側のケーブルを外して、送信機下側のUSBポートをお使いください。
ステータス一覧
「飛行開始」もしくは「GO FLY」をタップすると、表示がフライト画面へと切り替わります。
フライト画面では、まずステータス一覧という項目群が表示されます。
この項目群で「各センサーが正常に動いているか」、「SDカードの残り容量は充分に残っているか」などを確認できるようになっていますので、チェックをしていきましょう。
もしセンサーが正常に機能していない場合は、項目に異常の表示が出ます。
項目名だけでは一体何を表しているのか分かりづらいモノについては、次のような意味となっていますのでご参考ください。
・フライトモード
現在の飛行モードが表示されています。「OPTI」というのは、ドローンがGPSを受信し障害物センサーもONになっているということを表しています。
GPSを受信できず、障害物センサーがOFFになっているとこの表記が「ATTI」に切り替わります。
・最大飛行高度を設定
現在設定されている、ドローンの最大飛行高度を表しています。
・コンパス
機体内部に搭載された電子コンパスが、正常に機能しているかを表しています。
・IMU
機体内部に搭載された水平器+加速度センサーが、正常に機能しているかを表しています。
・ESCステータス
機体内部に搭載されたESC(Electric Speed Controller)が、正常に機能しているかを表しています。
※ESCはプロペラのモーターを制御する重要なパーツです。
・ビジョンセンサー
機体各部に搭載された障害物センサーと位置補正用のセンサーが、正常に機能しているかを表しています。
・送信機モード
現在の送信機モードを表しています。
機体ステータス一覧の確認が終わりましたら、画面右上の「×」ボタンで表示を消してください。
次にフライト画面右上の「・・・」をタップしてください。
はじめに一般設定という項目が表示されますが、今回これは無視して頂いて問題ございません。まずは、メニュー選択ボタンの一番上にある「MCパラメーター設定」をタップしてみましょう。
MCパラーメーター設定
DJIドローンの基本的な飛行設定は、メニュー選択ボタンの一番上にある「MCパラーメーター設定」から決定していきます。
様々な設定項目がありますので、1つずつ意味合いを理解しながら設定していきましょう。
まずは下の画像の、赤枠で囲まれた「リターントゥホーム高度」をご覧ください。
送信機と機体の通信が途切れた場合※1や、送信機上の「RTHボタン」を長押しした際に、ドローンは離陸地点に帰還するようになっています。
この時、ドローンは予め設定されたリターントゥホーム高度まで一度上昇してから、ホームポイントまで戻り着陸します。
このリターントゥホーム高度ですが、必ず周囲の建築物や電線などよりも高い高度に設定しておきましょう。
(※1) フェイルセーフ設定がゴーホームの場合
続いてドローンの行動範囲を決めていきます。
下画像赤枠で囲まれた最大高度と最大水平距離をご覧ください。
実はDJIのドローンというのは、この最大高度と最大水平距離の中でしか飛行を行わないよう設定ができます。
この飛行範囲制限ですが、専門用語で「ジオフェンス」とも呼ばれています。
注意点としてはシステムがGPSの受信を前提に設計されている為、屋内や渓谷などGPSが受信しづらい環境下では使用ができません。
設定をしていても数値が無効になりますので、ご注意ください。
設定数値の目安ですが、まず最大高度はどんなに高くても140mまでにしておきましょう。
150m以上の高度は改正航空法により禁止されており、ドローンの高度計にはある程度の誤差が存在します。
続いて水平距離ですが、目視の範囲内でドローンを飛行させる場合、150mが限度ですね。
視力に自信がないという方は100mくらいが丁度いいかもしれません。
送信機スティックモード
次に、メニュー選択ボタンの送信機マークをタップしてください。
DJIドローンには複数の操作モードが用意されており、お好みの操作モードをセレクトできます。
下画像赤枠で囲まれた「スティックモード」から設定をしていきます。
スティックモードはモード1~3、カスタムの4種類が存在します。
それぞれスティックを倒したときの機体挙動が異なっており、国内では「モード1」、世界基準では「モード2」の使用率が高くなっています。
モード3は変態ですね。カスタムは遭遇したことがありません。
どれが正解というものではないので、感覚に合ったものを使用してください。
バッテリー状態
メニュー選択ボタンのバッテリーマークをタップしてください。
この設定項目では装着されたバッテリーの状態を確認することができます。
といっても、確認方法は非常に分かりづらいのですが、、、
やり方ですが、まず下画像の赤枠で囲まれた部分のボルト(V)数をご覧ください。
これらはバッテリーの調子を確認するパラメーターとなっています。
それぞれのボルト(V)数値を確認し、最も大きい数値と小さい数値の差を見ていきます。
基本的には問題ないことが殆どですが、万が一これらの差が0.03以上離れている場合は、使用をお控え頂き、一度バッテリ残量を0%状態にした後で100%まで充電してください。
その後、再びボルト(V)数を確認し、数値の差が0.03未満になっていれば、問題なくご使用頂けます。
以上で必要な設定は終了となります。
設定が済んだら、いざフライトへ!!
ここまでの設定をご確認頂ければ、あとは大空に飛び立つのみです。
まずは一度、試しにフライト設定をして頂いて飛行させてみましょう!!
ちなみに、今回ご紹介した DJI GO 4 で使用できるドローンの詳細は下記をご覧ください!!
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今回ご紹介した DJI GO 4 の使い方について実際に製品を見ながら確認したい!という方は、ぜひDJI認定ストア 東京虎ノ門にお越しくださいませ。
ご相談内容や来店時間を事前に予約可能な来店予約フォームもありますので、お気軽にご利用ください。