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こんにちは、セキドSUSC事務局の糸野です。

国土交通省に登録されているドローン技能認定資格

 「SUSC 無人航空機操縦士 認定講習」

SUSC 無人航空機操縦士1級 を取得され、ドローンを運用されている方の声をお伝えするインタビュー企画第3弾をお送りします。

 

第3弾の今回は、株式会社中国放送(略称:RCC、以下:RCC中国放送)にて30年以上のキャリアを積まれている 近藤寿志 様(以下:近藤氏)にお話を伺いました。

1. RCC 中国放送でのドローン活用について

2. テレビの仕事ではどんなドローンを使っているのか?

3. ドローンの導入経緯

4. ドローンによる撮影での内規について

5. SUSC 取得のきっかけについて

6. SUSC の講習について

7. 個人事業主としてのドローンを使った業務について

8. まとめ

 

1. RCC 中国放送でのドローン活用について

糸野「RCC中国放送では、現在どのようにドローンを活用されていますか?」

近藤氏「定常的にドローンを活用しているというわけではなく、季節もので特集を組んだ際に一部の映像をドローンで撮影をしたり、ニュースの生中継などで一部映像をドローンで撮影するなどの使い方が多いです。きれいな映像が撮れた場合などは、お天気コーナーの背景に使ったりもしています。」

近藤氏「また、ディレクターからの要望で、ローカル番組のロケに同行しドローンを飛ばすこともあります。」

糸野「なるほど、それはディレクターやプロデューサーなどが、ドローンによる撮影を当たり前の撮影方法として、絵コンテなどに盛り込んでいるようなイメージでしょうか?」

近藤氏「そうですね。特に弊社の場合、自社の中でドローン操縦が可能な技術者がいるため、ドローンによる映像を番組に取り入れる際の敷居が低いこともあり、特別なことをするような感覚はほとんどありません。ディレクターからこの映像はドローンで目線の違う絵が欲しいとか、上空からの俯瞰映像をドローンで撮って欲しいなど、具体的な指示が気軽に、当たり前に来ることが多いです。」

 

糸野「実際にドローンは月にどれくらい稼働しているのですか?」

近藤氏「年間平均して、月に2回ほどです。」

近藤氏「また現在、弊社独自の内規を満たした4名がドローンパイロットとして活動しています。」

 

 

2. テレビの仕事では
どんなドローンを使っているのか?

糸野「どのような機体を使用されていますか?」

近藤氏「現在は、『Phantom 4 PRO』と『Phantom 4 PRO+』を使っています。」

糸野「『Inspire2』(映像撮影に特化した業務向けドローン)は使用されませんか?」

近藤氏「そうですね、社内でも『Inspire2』での撮影を希望するパイロットもいます。しかし、機体が大きいので落ちた時のリスクを考えると、積極的に使いたいとはならないです。また、テレビ番組制作では映画やプロモーション撮影とは違う独特なスピード感や品質を求められる撮影が多いため、取り回しのいい『Phantom』をよく使います。」

 

ニュースでの生中継は「Phantom」で撮影

糸野「報道で生放送をする場合も『Phantom』を利用しているのですか?」

近藤氏「そうです。携帯電話回線を利用して中継を行う際には、PhantomのHDMI出力(720p)を利用して生中継しています。携帯電話回線を利用した中継装置では回線状況により十分な通信帯域を確保できない場合もあり、720p でも使用に耐えます。また、番組制作では 1080p で動画を撮ります。」

糸野「それでも 1080p なのですね。4Kではないのですか?」

近藤氏「そうですね、現状において 4K を処理できる機材を持っている地方局はかなり少ないと思います。現行の機材で 4K を処理しようとした場合、かなりの労力と時間がかかるため 4K で撮るのはまれです。」

 

Zoom機能を使った撮影のメリットは

糸野「現在、『Phantom』の後継機と目されている『Mavic 2』についてはいかがですか?」

近藤氏「『Mavic 2 Zoom』は実際に現場でも利用したりしています。人や物に近寄らずに安全に撮影できるので重宝しています。元々は普段の操作に加えてズームの操作をしなければいけないので敬遠していたのですが、実際に使ってみるとやはりズーム機能は場面場面で有効に使えば、非常に有用だと感じました。」

糸野「ズーム倍率などに不足感はありますか?」

近藤氏「現状で問題ないと思います。何も言わずにズームした動画を素材として渡したことがあるのですが、編集担当が『あれはズームでした?ズームの割にはきれいでしたね。ドリーとズームの切り替え点もそこまで違和感はなかったです』と言っていました。」

近藤氏「風の影響とかも『Phantom』に比べるともう少し影響を受けるのかと思ったのですが、それほど変わりはなかったですし、『Mavic2』でも十分業務はできるかなと感じます。」

 

 

3. ドローンの導入経緯

2017年に初めてドローンを導入

糸野「なるほど、テレビ業界ではドローンがかなり根付いているということが、とてもよくわかりました。RCC中国放送では、いつ頃からドローンが使われ始めたのですか?」

近藤氏「ドローンの導入自体は、2017年に社内での研究目的で私が推進しました。」

糸野「なるほど、どういった経緯でドローンの導入に踏み切られましたか?」

近藤氏「ドローンが世に出た当初は、やはり事故などを起因としてドローンのネガティブなイメージが先行しており、また万が一落とした時のリスクを考えて、社内でもドローンの運用を規制する方向でマニュアルが規定されていました。当時は報道や番組などで、どうしてもドローンが必要な場合は専門業者に依頼するように、と社内ルールが決まっていました。」

 

ドローン撮影の社内運用へ

糸野「そのような状況から、どのように現在の形まで運用を持って行ったのでしょうか?」

近藤氏「航空法の改正を受けて、ドローンを運用するための法整備がある程度できてきたことを契機に、撮影手段として有用なドローンについて社内でも手法を持っているべきなのではないか、といった議論が起こりました。

従来までの『基本的には飛ばさない』というマニュアルから、『基本的にはこういうことを守って飛ばしましょう』というマニュアルに変えようと動き出し、まずは航空法をベースに社内のドローン運用についての内規を作成することから始めました。

その後、社員の操縦教育や社内の横断的なメンバーで構成したドローンの活用などを検討するドローン委員会などを設立して現在の運用になりました。」

 

 

4. ドローンによる撮影での内規について


糸野「内規ではどのような内容を盛り込んでいるのでしょうか?」

近藤氏「飛行マニュアル自体は、国土交通省のものをかなりの部分で流用して作っています。内規の作成について特徴的なものとしては、やはり外部講習の受講を義務化した点は効果的だったと感じています。これは、検定試験の受験という形でドローンに関する知識を身につけ、技能については基本操作について試験官に見てもらう緊張した状態の中でも、ドローンの基本操作ができる技能を養うことを通して、現場での安全運用を効果的に行うことを目的に定めました。」

近藤氏「また、ドローンパイロットに対する負担を軽減し安全な飛行を確保するため、現場で運用する際は必ず監視者を置くように定めています。この監視に携わる者もできる限りドローンの知識を持っていることとしていまして、ディレクターや中継に携わる可能性がある者にも外部講習を受けさせることで、現場で撮影の指示・監視をする際にドローンの安全で効率的な運用についての理解を持った指示・監視ができ、ドローン運用においてかなり効果を発揮しております。」

 

現場全体でのドローン運用とは?

糸野「内規はご自身でお作りになったのですか?」

近藤氏「はい、私とドローンの現場活用の要望が一番多かった報道のデスクとで策定しました。」

糸野「なるほど、社内でドローンを運用しやすい環境を作っているということですね?」

近藤氏「はい、内規の策定にあたっては、実際にドローンを飛ばすパイロットに対してだけでなく、周囲の人間を含めてドローンに対して正しい知識をつけさせることで、効率的な運用を行いやすいよう気を付けました。」

近藤氏「やはり現場でドローンを飛ばす際に指示を出すディレクターが、ドローンが安全に飛行するためのノウハウをわかっていないと、とんでもない注文をする場合もあります。現場でどうしても必要な素材があったときに、『ではどのように飛行させるといいのか』という建設的な議論に進むためには、パイロットだけでなくディレクターも実際の法令知識やドローンの飛行方法についてある程度理解している必要があります。現場でスピード感をもって撮影を行うという意味でも、実際に飛ばすパイロット以外のメンバーに対しても教育をするよう努めています。」

 

 

5. SUSC 取得のきっかけについて


糸野「内規の策定にあたり外部講習の受講を決定されたとのことですが、近藤様ご自身がSUSCの講習を受けようと考えられたきっかけを教えてください。」

近藤氏「私自身、セキドの『DJI CAMP』や高木講師の自動操縦セミナーを受講したことがあります。特に『DJICAMP』では講師の方々がドローンを安全に飛ばすことを教えることに軸足を置いていると感じました。」

近藤氏「そこで、セキドが実施するであればSUSCも同じような軸足で実施されるだろうと思い受講を決めました。また、講師資格である1級を取得し、ドローンの運用を希望している地元の方に資格を取得しやすい環境を提供しようという思いもありました。他社の講習と比較してリーズナブルな価格も受講のきっかけです。」

 

講師資格としての SUSC 受講のメリット

糸野「1級を受講してみてのご感想は、いかがでしたでしょうか?」

近藤氏「個人的には、受講者への指導方法などもう少し体系だった形で指導頂きたいなと感じました。ただ、実際に2級受講者の方に対して講習を行う体験ができたのは、大変ありがたかったです。」

糸野「なるほど、ご意見頂きありがとうございます。1級に関しては現在講習実施用のマニュアルを整備しているので、今後はそういったものを使い、もう少し体系だった形で指導方法を学んで頂けるようになるかと思います。」

 

 

6. SUSC の講習について


糸野「現在まさにドローンを使った業務を実施されているプロのドローンパイロットとして、SUSCの講習はどのように映りましたでしょうか?」

近藤氏「ドローンを安全に運用する基礎的な部分に関しては、十分網羅されている講習だと感じました。また講師の方とお話した際に、実際の飛行に際してのテクニック、現場で困ったこと、ヒヤリとしたことその回避方法等を詳しく教えて頂き、実務に直結した情報交換ができました。」

近藤氏「また、RTH(リターントゥホーム)など安全運用上必須ではあるものの、普段なかなか使えなかった機能を実際に試させてもらったことが、本当にありがたかったです。過去、実際の撮影現場で機体が不安定になり、RTHを試みる必要があった際、SUSCの講習でRTHを実施したことがあったため、ある程度確信をもって使用することができました。」

糸野「ありがとうございます。専門講習の実施については現在鋭意構築を進めており、第1弾は ICT測量の分野の講習をリリース予定です。空撮についても専門的な業務に特化した講習を企画していますので、もう少しお待ち頂ければと思います。」

 

7. 個人事業主としての
ドローンを使った業務について


糸野「現在、近藤様は個人事業主としてもドローンで業務をされているのですか?」

近藤氏「撮影やインフラ点検用の撮影、講習関連も含めて各種業務を実施しています。Telloを使ったプログラミング教室も行う予定になっています。私個人としては中国地方の方が地元でドローンの活用がしやすくなるよう、講習を始めとした各種業務を行いたいと思っています。」

糸野「本日は、貴重なお話を頂き誠に有難うございました」

近藤氏「こちらこそありがとうございました。」

 

 

8. まとめ

今回のインタビュー記事はいかがだったでしょうか?

今では当たり前に行われている社内でのドローンによる撮影を、内規作りからはじめ運用を軌道に乗せた近藤様のお話は、今後のSUSCの活動にとって非常にためになり、大変ありがたかったです。

 

今後も SUSC無人航空機操縦士を取得された方にインタビューさせて頂き、受講をご検討頂いている方の参考になる記事を公開したいと思います。

本記事に関する感想や、今後知りたい情報、インタビュー内容などありましたら、お気軽にお問合せフォームからお送りください。
ここまでお読み頂きありがとうございました。

SUSC
無人航空機操縦士 詳細

 

中国放送 近藤氏ご紹介

株式会社中国放送
(近藤技術事務所 代表兼務)
近藤 寿志 様広島出身 1982年に中国放送に入社。
ラジオ・テレビの制作現場を経て、現在は送信所保守、監督官庁対応業務に従事。
キャリアの中ではカメラマンや音声技術者を中心にアナウンサーとディレクター以外のさまざまな業務を経験。
中国放送の起業支援制度を活用し個人事業主としてもドローンに関連する各種業務を実施している。
それぞれの現場での映像表現の一環としてドローンに対して可能性を当初から感じており、中国放送内でドローン活用を推進する。
http://rcc.jp/

 

※ 他のインタビュー企画も合わせてご覧ください。

SUSC取得者インタビュー
第1弾 【映像カメラマン × SUSC】

SUSC取得者インタビュー
第2弾 【株式会社エムテックス × SUSC】

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