Japan Drone 2024出展レポート!セキドブースの全貌を現場からお届けします。
こんにちは。セキドの池田です。
今回は、2024年6月5~7日にかけて幕張メッセで開催された展示会「Japan Drone(ジャパンドローン)2024」のイベントレポートとなります。当日の様子を写真・動画多めで振り返る内容となっていますので、ぜひこの記事を読んでイベントの臨場感を味わっていただければと思います。
Japan Drone とは?
Japan Droneとは、その名の通り本格的な民間ドローン専門展示会&コンファレンスの単独イベントです。初開催は2016年で、今回で9回目を迎えました。2024年は6月5~7日の3日間にわたって幕張メッセで開催され、全体では21,000人を超え、セキドブースには1,800人以上のお客様がいらっしゃいました。
会場内の展示品は多岐にわたり、手のひらサイズのマイクロドローンから人が搭乗できるような大型のものまで、また水中ドローンや点群処理ソフトなども実演展示されていました。完成品だけでなくドローン用パーツを展示している出展社も散見されたほか、ブースによっては申し込みをすれば参加当日でもケージ内で操縦体験をさせてくれる所もあり、順番待ちの列ができるなど人気のある様子でした。
今回セキドでは、自社ブースにて3日間にわたって DJIドローンを中心に実機展示を行いました。またPix 4Dブースにてプレゼンテーションを行ったり、セキドが総代理店を担当するドローン用の遠隔型スプレー缶噴射装置「SABOT-3(サボット スリー)」のメーカーである東洋製罐(とうようせいかん)さんのブースへの出展協力なども行いました。
開催当日の様子:セキドブース編
それでは、会場の様子を見てみましょう。今回はDJIの全ジャンルの商品を展示するということで、Delivery(デリバリー、運搬)、Enterprise(エンタープライズ、産業)、Consumer(コンシューマー、一般/空撮)、Agriculture(アグリカルチャー、農業)の各チームからそれぞれメンバーが集まりました。
1. DJI Delivery製品
Deliveryチームからは、今話題の FlyCart 30 が登場です。5月に出展した CSPI-EXPO でもたくさんの注目を集めた運搬ドローンですが、今回も常に人だかりができていました。
FlyCart 30 は最大40kgの積み荷を運ぶことができる運搬用の大型ドローンで、導入価格は500万円程度からとなります。
Deliveryチームで活躍中の佐藤(雅)さんに、運搬ドローン FlyCart 30 の特徴を聞いてみました。全国で開催中の実演会にも多数参加している彼ならではの、現場での活用事例も教えてくれました。動画もあわせてご覧ください。
ただいまDeliveryチームは FlyCart 30 の実演イベントを全国各地で行っております。下記より日程や場所をご確認いただけますので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
2. DJI Enterprise製品
続きまして、Enterpriseチームからは5月16日にリリースされた新製品 Zenmuse H30T を装着した Matrice 350 RTK が登場です。ズーム/広角カメラとレーザー距離計、NIR補助ライト、サーマルカメラを兼ね備えた Zenmuse H30T は、先代モデルと比べて解像度とズーム倍率が向上しており、さらに正確性と効率性を追求したユニットに仕上がっています。
こちらは Mavic 3 Enterpriseシリーズ(左)と Matrice 30T(右)です。点検・測量業務のほか、消防関係では捜索や人命救助でも使用されています。展示機には、上空から地上に向けて呼びかけができる別売のスピーカーが取り付けられています。
また、遠隔での自動飛行による点検・測量などのドローン業務に対応したドローンポート Dock 2 も大人気でした。展示会責任者の日馬(くさま)さんに製品について紹介してもらいましたので、ご覧ください。
Dock 2 を紹介する実演会も定期開催しています。詳細はこちらからご確認ください。
3. Consumer製品
3番目は、空撮など個人や映像制作で使われる製品を扱うConsumerチームです。今年4月11日に電撃発表されたFPVドローン Avata 2 の体験コーナーが特に人気でした。発売から2か月経ちましたが、まだまだ根強い人気を誇っています。実際にゴーグルを覗いてドローン視点の映像が確認できるということもあり、かわるがわるお客様が訪れていました。
定番の Mavic 3 Pro や Mini 4 Pro も実機展示を行いました。特に Miniシリーズは「これ持ってるよ!」というお客様もちらほらあったのが嬉しかったですね。
プロ向けドローンの Inspire 3や Mavic 3 Pro、8K/6K対応シネマカメラ Ronin 4D も展示しました。近寄りがたい雰囲気のある機材ですが、せっかくなので DJI認定ストア 東京虎ノ門 ストアマネージャーの村田さんに、超カンタンに説明してもらいました。
Consumer製品も定期的に体験イベントを開催しています。特に、実際にドローンを飛ばす体験ができる「New Pilot Experience」はいつも満員の大人気イベントです。全国各地で開催していますので、ぜひ一度お越しくださいね。
4. Agriculture製品
こちらは農業関連製品を扱うAgricultureチームの様子です。今回は Agras T25 を展示しました。Agras T25 は最大散布幅7.5mに対応した農薬散布向けドローンで、タンク容量は20Lです。液剤はもちろん、粒剤の散布にも対応しています。
担当営業の糸野さんは、ドローンで取得した様々なデータを活用するソフトウェア Pix 4Dのブースでもプレゼンテーションに登壇しました。圃場(ほじょう)の状況にあわせて適切な散布を行う「可変施肥(かへんせひ)」について、20分程度の内容となっています。熱のこもった語りに、思わず私も「Pix 4D と T25 を買ったらいいんだな?!」と思ってしまいました。彼のトークには、他の人にはない魅力があります。動画もぜひご覧ください。
5. 共同出展したJULCさん/積木製作さん
ラストは共同出展してくださったJULCさんと積木製作さんです。
JULCは「Japan Uav License Center」の略称で、日本無人航空機免許センター株式会社が運営されドローン国家資格取得の講習会を実施されています。
積木制作は安全体感VRトレーニングなどのCGコンテンツを開発、制作されていて、今回はVRで体感できるフライトシミュレーターを展示し、私も実際に体験させていただきました。
こちらはセキドスタッフがフライトシミュレーターを体験中の様子です。ゴーグルをかけてコントローラーを握ると、目の前に Phantom 4 Pro が現れて、あたかも実際に操縦しているかのような体験をすることが可能です。特に驚いたのは、ドローンの3Dモデルの作り込みと飛行時の挙動のリアルさです。なんと「Phantom のネジ1本まで作り込んだ」そうで、いつまでも3Dモデルをぐるぐる回して様々な角度から眺めていたくなるような精巧さで、思わず感動してしまいました。
現在、無⼈航空機操縦者技能証明(一等、二等)では実技講習の4割までをシミュレータ教習に置き換えても良いことになっており、こちらのシミュレーターは登録講習機関向けに開発されたとのことでした。サブスク方式での提供で、価格は1年間で税込66万円くらいとのこと。「今後コンテンツが増えても価格は据え置き!」とのことでしたので、ドローンスクールを運営されている方は導入を検討してみてくださいね。
DJI製品の導入相談はセキドまで
いかがでしたでしょうか。イベントの雰囲気は伝わりましたか?
セキドでは、幅広いジャンルで活躍するDJI製品をフルラインナップで取り扱っております。お見積やご商談はもちろん、納品時講習や購入後のアフターサポートまでお任せください。専門知識を備えたスタッフが丁寧に対応いたします。ご相談はこちらのお問い合わせフォームからお願いします。
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