DJI ドローン|PGYTECH SUBLUE HOBBYWING 総代理店 セキドオンラインストア

こんにちは。セキドで産業用ドローンを担当している段野です。
2025年2月27日(木)に、DJIから業務用のドローンポート「DJI DOCK 3(ドック 3)」と、それに搭載する新たなドローン「DJI MATRICE 4D(マトリス 4D)/MATRICE 4TD」が発表されました。

今回はどこよりも詳しい新製品速報として、DJI Dock 3 の新機能や魅力をお伝えいたします。DJI Dock 3 はドローン業務を完全に遠隔で運用ができる、非常に革命的な製品です。ぜひ最後までご覧ください。

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ー もくじ ー
1. DJI Dock 3 とは
2. DJI Matrice 4D/4TD とは
3. DJI FlightHub 2 とは
4. AI検知 ✕ Dock 3
5. その他の新機能
6. 実例紹介

1. DJI Dock 3 とは

DJI Dock 3 の概要

DJI Dock 3(以下、Dock 3)は、専用ドローン Matrice 4D/4TD の離着陸・格納・充電・管理・運用ができます。クラウド型ドローン運用システム「DJI FlightHub 2」と組み合わせることで、手動・自動・定期的な飛行といったドローンの操作やルート作成、飛行画面共有、撮影データの管理・共有が、全てブラウザから可能です。
Dock 3 は、空中写真測量モデルの Matrice 4D と、赤外線カメラを搭載し点検・調査・警備に適した Matrice 4TD の2機種のドローンに対応しています。

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環境適応

Dock 3 は、ハードな環境にも対応しています。屋根には8°の傾斜角が付いたことで雨水は流れ、雪や落ち葉等も積もりにくい設計になり、円滑な離陸を実現しています。また、防塵防滴性能を示す保護等級はIP56に上がり、動作環境温度も-30℃~50℃となりました。機体の耐風性能は12m/sになり、プロペラは着氷を防ぐ素材へと変更されています。

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素早い離陸と正確な着陸

Dock 3 では、最速10秒での離陸を実現しました。これはカバーが開いてからのドローンの状態チェックなどを見直し、GPSをはじめとしたGNSS位置情報を常時把握するためです。

また、着陸の際は3段階のステップで、“ 確実に” 着陸を行います。

1.Dock 3 には位置情報の精度を上げるRTKアンテナが取り付けられており、Matrice 4D/4TD はRTH(自動帰還)に使用する正確な位置情報を取得することが可能です。RTKによる位置情報で Dock 3 の上空まで戻ってきます。

2.Dock 3 では機体が離陸する際に、障害物センサーなどを用いて周囲の状況を記録します。そのため着陸時は記録していた周囲の特徴点を照合し、自己位置を調整します。

3.最終段階では、着陸マーク(四隅にある三角マーク)とH文字のマークを直接カメラで認識しながら正確な着陸を実行します。着地の際にはカメラを上向きにする事でレンズの傷付きを防止します。

Dock 3 の形状自体も着陸点が谷型かつ、カバーが観音開き方式なので、強風に吹かれたりして着陸時に多少のズレ(1-3cm)が発生しても、機体を Dock中央部の充電場所へ寄せることができます。

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DJI Matrice 4D/4TD とは

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今回、Dock 3用のドローンとして Matrice 4D/4TD が併せて発表されました。カメラスペックについては今年1月に発表された Matrice 4シリーズと同様です。

Matrice 4D はメカニカルシャッター搭載の4/3インチCMOSの2000万画素の広角カメラと、7倍ズームカメラのほか、3倍ズームカメラ、レーザー距離計も搭載されています。

Matrice 4TD の広角カメラは1/1.3インチCMOSの4800万画素で、サーマルカメラは解像度640×512、焦点距離53mm(35mm換算)となっており、NIR補助ライトも搭載されています。

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また、Matrice 4Tとの大きな違いとして、 Matrice 4TD に限りカメラジンバルは上向き80度まで操作可能となりました。全モデルの Matrice 3TD では上向き30度程度が最大だったのですが、Matrice 4TD はほぼ真上を向ける事が可能になりました。さらに望遠カメラは80度上を向けた状態であっても機体に遮られる事無く撮影が可能となったため、橋梁のヒビ割れなどを可視光点検するような使い方も可能です。

リアルタイム地形フォローも可能

Matrice 4D/4TD では、DJI FlightHub 2 を用いた遠隔オペレーションでもリアルタイム地形フォローが可能になりました。山岳部のような高低差のある現場でも、リアルタイムで地形に沿った飛行ができるため、ラップ率や地上画素寸法(GSD)を一定にでき、より正確な計測データを取得できます。従来の地形データを2回取得(飛行)したうえで、あらためて地形フォロー飛行を行う手間がなくなります。

アクセサリー

Matrice 4D/4TD に取り付けられるアクセサリーとしては、以下の4つがあります。

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1. 車載マウントキット

Dock 3 を車載した場合に、ドローンとカメラを固定するためのアクセサリーで、車載移動時にドローン本体やカメラの故障を抑制します。車から降りる事無く飛行させることができるようになり、より広範囲での活用が可能となります。

2025年2月26日には日本初となる、車載状態の Dock 3 を使った検証も行いました。

2. 障害物検知モジュール

LiDARとミリ波レーダーを組み合わせ、電線等の細い障害物でも検知可能な「障害物検知モジュール」です。枝や電線などの12mm以上の障害物であれば検知でき、自動的に避けて飛行させる事が可能です。
※ LiDARは全周囲が対象ですが、ミリ波レーダーは前方のみカバーしています。

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3. AS1スピーカー

Matrice 4E/4T と同様に AS1スピーカーの搭載が可能です。手動飛行時にファイル再生/テキスト読み上げ/リアルタイム放送といったスピーカーの操作が可能で、自動飛行時もウェイポイントで指定しておけば、ファイル再生が可能です。

4. AL1スポットライト

こちらも Matrice 4E/4T と同じく、AL1スポットライトの搭載が可能です。手動飛行時にライトの操作(点灯/ストロボ/消灯)が可能で、自動飛行時もウェイポイントで指定しておけば、点灯/ストロボ/消灯の操作が可能です。

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※ AS1とAL1は同時搭載が可能ですが、障害物検知モジュールは他アクセサリーと同時搭載できません。

Matrice 4D/4TD単体での運用も可能

Matrice 4D/4TD の2機種は、Dock 3 を用いない単体での販売も予定されており、可搬ケースも販売されます。また、カメラ自体は Matrice 4シリーズと同じですが、機体に防塵防滴性能があること、Matrice 4TD はジンバルチルトを上向き80°で撮影できるので、防災・点検用途でより活用しやすくなったかと思います。ぜひ、Dock運用以外でもご検討ください。

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3. DJI FlightHub 2 とは

FlightHub 2 の概要

Matrice 4D/4TD は単体で送信機を使った運用も可能ですが、基本はドローン運行管理を行うクラウドサービス「DJI FlightHub 2」での運用となっています。ざっくりですが、できることは下記の通りです。

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新機能:カスタムフライトエリア

飛行禁止エリアを設定する「カスタムフライトエリア」の他に、今回新たに「NON-LAND ZONE(着陸禁止場所)」が追加されました。着陸させたくない場所の一例:高速道路など。

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4. AI検知 ✕ Dock 3

Matrice 4D/4TD では、人/車/船をAIで検知することができます。ここまでは Matrice 4シリーズと同様ですが、加えて検知したタイミングでアラートを出したり、写真や動画を撮影することが可能です(※メール通知機能が現在開発中)。Matrice 4TD では赤外線カメラを使用した温度検知も可能です。

ウェイポイントでの自動飛行の場合は、検知したその場に留まって指示を待つという設定も可能となっています。

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2Dオルソ画像でのAI変異検出

以前から画像での新旧比較は可能でしたが、今回から、生成した2Dオルソ画像での新旧比較も可能となりました。さらにAIでの差分検出機能がつき、2Dオルソ内で一定以上の変化があった場所を自動的に囲って知らせてくれ、その状態をPDFなどのレポートで出力する事も可能となりました。

その他の新機能

アクティブトラック

動く被写体をドローンが自動的にカメラで追尾してくれる機能「アクティブトラック」が、DJI FlightHub 2 で可能になっています。ドローン(カメラ)の向き、レーザー距離計を使って被写体までの距離なども確認することが可能です。

画面上で選択して自動ズーム

FlightHub 2 上で右ドラッグをすると、四角く囲われた範囲を自動的に画面の中央に配置して、ズームしてくれます。点検や調査にぴったりのコマンドとなっています。

6. 実例紹介

実際に太陽光発電所にて、DJI Dock 3 と Matrice 4TD を使用してきたレポートを公開していますので、こちらもご覧ください。

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太陽光発電所の点検・警備を自動飛行ドローンで!
ドローンポート DJI Dock 3 の事例紹介

セキドでは、遠隔自動運用によりドローン業務を大幅に省力化する DJI Dock 3 について、手軽にわかるウェブセミナーや実際に製品を使ってデモフライトを行う実演会を、どこよりも早く開催予定です。
詳細やお申し込みは、こちらのリンクよりご確認ください。皆さまのご参加やお問い合わせをお待ちしております。

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