DJI Osmo Pocket 3 の取り扱い注意点とは?製品を「長持ちさせるコツ」を教えます!
こんにちは。セキドの池田です。
最近「うまい写真」と「いい写真」は別物なのではないか、という哲学的なことに気付きました。正確には何年か前からうっすら感じてはいたのですが、認めたくなかったので見ないふりをしてきました。私の写真は趣味の独学なので「うまい作品」を撮る自信はありませんが、見た人に『この写真おもしろいなぁ』と感じてもらえるようなフォトグラファーを目指したいと思っています。
さて、今回は DJI Osmo Pocket 3 を既にお持ちの方向けの内容です。具体的には、よくある故障と、それを予防するための使用上の注意点について、できるだけ分かりやすく解説する記事となっています。オーナーさん向けの内容ですが、これから Osmo Pocket 3 を購入予定の方にもお読みいただければと思います。
同製品の使い方や、商品レビューについて、他の記事も多数公開しています。あわせてご覧くださいませ。
Pocket 3 の修理相談で多いものは?セキド調べ
製品の主な故障原因について
DJI認定ストアでは「壊れたかもしれないから見て欲しい」とDJI製品の持ち込み相談を受けることがよくあります。相談内容は、ドローンなら墜落・衝突による明らかな外部損傷が、カメラ系製品ではジンバルエラー頻発による故障疑いが最も多くなっています。
2023年のデータで個人的に集計してみた結果、Osmo Pocket シリーズの修理相談内容はジンバルエラー(物理的な故障)、水没、バッテリー関係のトラブルの順で多かったです。逆に、充電端子が壊れたですとか、ディスプレイが割れたといった問い合わせはほとんどありませんでした。つまり、前述の3つを予防できればDJI修理サービスのお世話にならなくて済むかもしれない!ということになります。
ということで結論を先にお話しすると、大切なのは下記の3点です。理由や細かい部分については後述します。
取り扱い上の注意点
1. 絶対に水に濡らさない
Osmo Pocketシリーズは防水設計ではありませんので、まずは絶対に濡らさないように気を付けてください。プールや海といった水場での使用は、水と衝撃に強い Osmo Actionシリーズ が最適です。ちなみに Osmo Pocket 3 は2024年3月時点では純正の防水ケースは発売されていません。街歩きなどを中心にお使いいただくことをおすすめしています。
2. 3か月に1度は充電する
内蔵バッテリー故障を予防するために、長期使わない場合でも3か月に1度は充電してください。車やバイクのエンジンをかけずに長期間放置していると、バッテリーが過放電して故障しますよね。一度過放電したバッテリーは基本的に復活させることはできないため、「何もしていないのに壊れた」という状態に陥ってしまいます。
DJI製品に使われているバッテリーも同様で、定期的な充電が大切です。使う頻度が下がっても、忘れないであげてくださいね。
3. 横にして置くときは電源を切ってから
横にして置く、つまり本体を倒して置くときは必ず電源を切ってください。Osmo Pocketシリーズのカメラを支えるジンバルパーツは非常に繊細な設計のため、無理な力が加わると故障してしまうことがあります。手から離すときは電源を切るクセをつけておきましょう。
万が一の故障に備えるには?
そうは言っても、故障を完全に予防することは実際には難しいです。中には「ハードな現場で使い倒したい!」と購入された方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、新品購入時に DJI Care Refresh への加入をおすすめしています。DJI Care Refresh は Apple Care のような製品故障時に使える有償サービスです。Osmo Pocket シリーズのようなハンドヘルド製品は、アクティベーション(初期設定)を行ってから30日以内であれば加入することができます。
加入料金は1年版が税込4,730円、2年版が7,700円で、製品交換費用は1回あたり4,730円です。詳細は下記のリンクボタンから確認してください。ちなみにドローンの Care Refresh と違い、紛失保証はありません。カメラ本体をなくしてしまうとサービス適応されませんので、紛失だけは気を付けてくださいね。
DJI Care Refresh 1年版 (Osmo Pocket 3)
DJI Care Refresh 2年版 (Osmo Pocket 3)
なお、「実はもう壊れちゃった…」という方は下記より修理申込みを進めてください。DJI製品の修理工場は国内にあり、事前にインターネットで申込みをしてから修理希望品を送るとメールで修理見積が発行され、支払うと修理されて戻ってくるようになっています。持ち込みでの対応はしていないのでご注意ください。
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DJI製品の導入相談ならセキド
いかがでしたでしょうか。せっかくお求めいただいた製品、長く使いたいですよね。今回ご紹介しました3点を心に留めておいていただけますと幸いです。
セキドでは、Osmo Pocketシリーズのアクセサリ類も取り扱っております。
DJI認定ストア東京虎ノ門でもDJI純正のアクセサリをご用意しておりますので、本体をお持ちの方もご相談ください。10時~13時の間は完全予約制ですので、下記のフォームよりご連絡ください。
13時~18時は自由入店が可能です。ご来店お待ちしております。
また既に壊れてしまったハンドヘルド製品をお持ちの方におすすめな下取りサービスもセキドオンラインで実施しています。DJI製品から GoPro や Insta360 が下取り対象で、セキド限定セットを含む DJI Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ をクーポンでお得に購入できます。お花見シーズンに向け、機材の買い替えもぜひご検討ください。