こんにちは。セキドの池田です。
近ごろ、「 DJI Air 3 のプロペラガードが装着しにくい」というご意見が増えています。実際に試してみると、確かにあまり着けやすくはない印象でした。しかし、それで諦めてしまっては安全なフライトや国土交通省への飛行申請に支障が出てしまいます。そこで、DJI認定ストア東京虎ノ門にて試行錯誤を繰り返し、最適解を導き出しました。Air 3 のオーナーさんを中心にお読みいただき、今お抱えの問題について解決していただければと思います。
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結論:プロペラガード装着のコツ
結論から申し上げますと、Air 3 のプロペラガードをうまく着けるためにはコツがあります。力で何とかするものではありません。冗談抜きで、本当に壊れます。まずはこちらの写真をご覧ください。
これは Air 3 用プロペラガードのクリップ部分を横から大きく写したところです。クリップはあごのような構造をしています。下あごで上あごを覆うように被せ閉じることでクリップをロックすることができます。機体への装着時には下あごを引き、上あごで覆うように力を加えるのがポイントです。うまく力を加えることができれば、女性の片手でも着脱することができました。現場で戸惑うことがないように、実際のフライト前に練習しておきましょう。
実際に着けてみた
1.組み立て
まずはプロペラガードを組み立てます。1台分のプロペラガードは4つのパーツから構成されており、2つのパーツを1つにすることで取り付けられるようになっています。
ちなみに、外すときはプロペラガード裏側にある溝を押し込みながら引き抜くと外せます。
はめ込むときはクリップ付近の印字をよく確認してください。このような刻印がされています。たとえばこちらの写真には「RF」とありますが、これは右前のパーツであることをあらわしています。
取り付けるときはこのような位置になります。Rは右側、Lは左側、Fは前方、Bは後方の表示というわけです。
2.機体への取り付け
次に、プロペラガードを機体にはめ込みます。プロペラを外したほうが付けやすいので、プロペラは本体から一度外します。こちらの写真を参考に、プロペラガードをLEDライトの上まで来るように押し込んでください。
3.クリップのロック掛け
いよいよ最大の難関、クリップのロック掛けです。「下あごを引き、上あごを被せて閉じる」のがポイントです。
前側スキッド(脚)のロック掛けの様子です。まずは人差し指をこのように掛け、指の腹でプロペラガードを機体のスキッドに押し付けるようにします。
人差し指には力を込めたまま、今度は親指で上側のクリップを被せます。水平方向にスライドさせるように押し込みましょう。このとき、下側のクリップを機体のスキッドに引き付け続けるのが大切です。見えやすいように片手で行っていますが、もちろん両手を使って作業していただければと思います。
こちらは後ろ側のロック掛けの様子です。こちらも前側と同じ要領になりますが、人差し指でプロペラガードを機体に引き付けながら、親指でクリップを水平方向にスライドさせるようにして取り付けます。
4.プロペラの再装着
プロペラを再度装着します。ご存じの方も多いかと思いますが、プロペラとモーターには2種類あり、正しい組み合わせがあります。よく見て、同じ色の組み合わせになるように取り付けてくださいませ。間違って取り付けるとうまく飛びません。
ドローンに関するご相談はセキドまで
いかがでしたでしょうか。プロペラガードはうまく取り付けられましたか?
弊社セキドでは、DJI製ドローンの一般販売や卸売を行っております。 DJI認定ストア東京虎ノ門 では持ち込みのテクニカルサポート対応も行っておりますので、お手持ちのDJIドローンでお困りの方や、これから購入したいといった方はまずご相談ください。テクニカルサポート対応でのご来店はご予約が便利です。
みなさまからのお問い合わせ、お待ちしております。