声をクリアに録るならコレ一択!ノイキャン&32bitフロート録音対応のDJI Mic 2をレビューしてみた。
こんにちは。セキドの池田です。
実は学生のころ、アナウンサーや声優といった「声を使う仕事」に憧れていました。結局、劇場のウグイス嬢アルバイトをしていたことがある程度で、林原めぐみさんにはなれませんでした。それから自分の声を録音する機会はぱったりなくなりましたが、今回のレビュー用に動画を撮りながら昔のことを思い出しました。
さて、本日は新発売の DJI Mic 2 をレビューしたいと思います。DJIの新商品が好きな方はもちろん、スマートフォンでの録音をもっとキレイにしてくれる製品です。「外部マイクは初めて使う」という方にも、できるだけ分かりやすく書いています。
初代DJI Micについてのレビューも、音声テストを交えながらいくつか書いています。あわせてご覧くださいませ。
DJI Mic 2のスペック
DJI Mic 2 は2024年1月17日に発表・発売されたDJIのワイヤレスマイクです。基本のフルセットは税込52,800円での販売となっており、レシーバー1つ、トランスミッター2つに充電ケースや収納用ポーチも付属します。色違いやトランスミッター1つの商品も販売されており、用途に合った製品をチョイスすることが可能です。詳細は商品ページからご確認ください。
DJI Mic 2の大きな特徴は下記の3点です。
①32bitフロート録音に対応→音割れしにくい
②ノイズキャンセリング機能搭載→雑音をカットして録音できる
③Bluetooth接続に対応→レシーバーなしで無線接続が可能
とくに①と②が両立されている製品は非常に貴重であり、音響界隈の友人によるとおそらく業界初とのことでした。マニア垂涎モノと言っても過言ではなさそうです。手のひらサイズの小さなマイクですが、これは大きな期待が持てそうですね。
DJI Mic 2のデザイン
お次はデザインを見てみましょう。やはりはじめに気になるのは、初代iMacを連想させるような美しいスケルトンボディではないでしょうか。このデザインには私も子供のころに大流行したゲーム機を思い出して、思わず「にやり」としてしまいました。
トランスミッターの側面と裏面を見てみましょう。電源ボタン、リンクボタン、RECボタンがあり、Type-C端子を接続できるようになっています。この端子はデータポートとなっており、PCに接続してファームウェア更新や音声データのコピーが可能です。充電にも使用できます。
こちらはレシーバーをスマートフォンに接続したときの写真です。レシーバーにはタッチ画面があるほか、正面右上にはダイヤルが追加されました。各種設定をこの画面から行ったり、ダイヤルを操作してゲインの調整を行うことができます。以前よりさらに直感的に使えそうですね。
なお、上記のようにスマートフォンに接続するときは付属のモバイル端子アダプター(Type-CとLightningの2つが同梱されています)を使用します。レシーバーの裏側にもType-Cメス端子があり、こちらにケーブルを接続することでMic 2をPCで使用することも可能です。Web会議や、PCでの音声収録にも使えそうですね。
また、今作はカメラごとにより適したマイク設定を選ぶことができるようになりました。レシーバーの画面を操作し、カメラのメーカーと機種名を選ぶことで簡単に設定できます。発売時点で選べるカメラは下記の通りでした。なお筆者の使用しているカメラはCanon EOS R8で、Mic 2のマイク設定一覧にはない機種ですが使用は可能でした。今後のファームウェア更新が期待されますね!
次は、重さをチェックしてみましょう。ポーチ全体で434g、ケースで303g、マイク単体で33.7gでした。見た目通りのコンパクトサイズですね。
DJI Mic 2の互換性
互換性について実験してみました。同じカメラでも、レシーバーの使用有無で接続できるマイク(トランスミッター)の数が変わることが分かりましたので、ここにまとめておきます。
なおレシーバーを使用せずトランスミッターをBluetooth経由で直接スマートフォンに接続する場合は、デフォルトカメラアプリではなくDJI Mimoなどのアプリを使う必要があります。対応しているアプリについては以下となりますので、「スマホとBluetooth接続しているはずなのに、なぜかMic 2で収録できない!」とお悩みの方はこちらを参考にしてみてください。
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DJI Mic 2を実際に使ってみた
デザインがカッコイイ!ということが分かったところで、マイクとしての実力も確認していきましょう。まずは周囲の環境音が比較的静かな場所でテストしてみました。できればイヤホンを使って、耳をそばだてて聴いてみてください。こちらの動画の撮影には、 DJI Osmo Pocket 3 を使っています。
お次はもう少し攻めた環境です。前半では公園、後半では工事現場の近くに向かい、撮影してみました。ぜひイヤホンを使ってノイズキャンセリング機能や、収録された声の様子を確かめてみてください。
こちらではDJI Mic 2フルセットアイテムの紹介から、DJI Osmo Pocket 3まで接続方法まで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
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いかがでしたでしょうか。せっかく動画を残すなら、音声もクリアに残っていたら嬉しいですよね。一度使ったら手放せない一品、ぜひ試してみてください。DJI認定ストア 東京虎ノ門では、DJI Mic 2の実機展示・販売を行っております。「じっくり試したい!」という方はWebからのご予約がオススメです。収録したデータのお持ち帰りもできますので、ぜひ実物を試してみてくださいね。ご来店お待ちしております!
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