こんにちは。セキドの出澤です。先週の10月11日（水）～10月13日（金）の3日間、幕張メッセで開催された 第13回 農業WEEK のレポートをご紹介します。祖父母が農家でコンバインや脱穀機を見て育った私ですが、「農業機器はここまで進化したのか！」と驚きの連続でした。

農業・畜産の大規模展示会「農業WEEK」

農業WEEKとは、熊本（5月）と幕張（10月）で年2回開催の農業・畜産の最新技術や業界動向について知ることができる日本最大規模の展示会です。ドローンやロボット、ITなどスマート農業をはじめとしたさまざまな企業が出展しています。来場者は農家さんや農業法人、行政や新規参入を目指す企業などで、第13回となる今回はアジアなど海外から来られる方も目立っていました。幕張会場は3日間で35,808人もの来場があったようです。

セキドではこれまで東洋エンジニアと共同で農業イベントを行っており、今回の幕張会場では東洋エンジニアの出展ブースで接客や商品説明を対応してきました。
今年5月の熊本会場の模様はこちらのレポートをご覧ください。

九州農業WEEKレポート ドローン果樹散布などの
スマート農業最新動向をお伝えします

農薬散布ドローン DJI AgrasT30

ブース正面でひときわ目を引くのが、農薬散布用のドローン DJI AgrasT30 です。30Lのタンクを搭載しており、散布面積の広い果樹散布の現場でも活躍しています。ブースの前を通る人たちの中には「DJIだ！」と、立ち止まる方も多くいらっしゃいました。

お客様のお話を伺う中で印象的だったのは、スピードスプレーヤー（以下SS）で農薬散布をしている果樹農家の方の声で、「SSと比べてちゃんと散布できるのか？」と気になっていらっしゃいました。
農地の形状や苗の状態にもよりますが、500ヘクタールの土地で200Lの散布を午前中で完了した事例を説明すると、かなり興味を持たれていました。SSは運転中に急な雨に振られると大変ですが、ドローンなら防水なので安心です。散布にあたり葉の剪定も必要なく、5mほどの高さで飛ばせばプロペラの風で葉が揺れるので、ダウンウォッシュと合わせて葉の裏側にもより効率的に農薬をつけることができます。実際に果樹園に伺っての実演デモの提案をすると、「ぜひ！」とかなり前向きなご様子でした。

 
他にも農家さんで知り合いがドローンを使っていて気になっているという方、海外から来た方などが立ち寄られていました。

運転をラクにするFJD農機自動操舵システム

ドローンと合わせて展示していたのは FJD AT2 農機自動操舵システム です。トラクターや田植え機、コンバインなど国内外の様々な新旧機種にハンドルを取り付けることで自動操舵を可能にします。GNSSやRTKで位置情報を受信して、タッチパネルで運転ルートを記憶させることで、自動操舵ができます。

たとえば80mの距離を時速2kmで、かつ高精度で耕うん作業するのは、ご高齢の方にとってはかなりの体力勝負。歳を重ねるにつれ身体が思うように動かなくなり、農作業もつらくなってきますよね。しかし、自動操舵であればハンドル操作が不要なので、農作業の負担を軽減することができます。
ブースに立ち寄られた方の中には「これだけの機器で自動操舵ができるの？」と驚いている方もいらっしゃいました。長野や茨城から来たという農家さんや、韓国から来日されたという方まで、熱心に話を伺っていました。

各社ブースも革新的

最後に他のブースを少しご紹介します。先日イスラエルでリンゴの収穫をするドローンが報じられましたが、こちらは果樹用収穫ロボットのようです。別のブースではキュウリを収穫するロボットもありました。

 
次に傾斜などの斜面にも強いラジコン型の草刈機です。草刈りも重労働なので、ラジコン操作できるのは便利ですね。

 
こちらはアクアモニター。写真のセンサーをため池や農業用水路に設置するだけで、スマートフォンやパソコンで水位を確認できるようです。大雨などの河川の氾濫にいち早く気づいてアラートで知らせてくれるので、防災にも有効活用できます。

セキド農業チーム 秋の大キャラバン決定

以上、農業WEEKのレポートでした。最後にセキドのスマート農業についてもっと知りたい！という方に、おすすめのイベントをご案内します。

セキド農業チームでは、最新のDJI製農薬散布ドローンである Agrasシリーズの機能や効果が実際に確認できるセミナーを全国津々浦々で開催いたします。セミナーでは最適な運用方法から、関連する農業ソリューションを活用したビジネスモデルまで、余すことなくお伝えします。ドローンを活用してスマート農業を実現したいという方は、ぜひお気軽にご参加ください。

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