DJI ドローン|PGYTECH SUBLUE HOBBYWING 総代理店 セキドオンラインストア

こんにちは。セキドの池田です。
この仕事をしていると ドローンパイロット という職業が、憧れの対象なんだなと思うことがよくあります。かく言う私も、セキド入社前は「起業して空撮業者になりたい!」と夢を抱いたことがあり、そう考えた経験のあるひとりです。今の仕事が楽しくなり、独立する選択は取りませんでしたが「ドローンを仕事にしたい」という話を聞くことはストアでも少なくありません。今回は、そんな憧れの職業であるドローンパイロットとして起業された 株式会社FASTBACKの代表取締役社長 宮川 淳(みやかわ あつし)さん にお話を伺いました。

ドローン空撮のプロ FASTBACK代表 宮川氏インタビュー_01
今回ご協力いただいた宮川さんは、静岡県にオフィスを構えているプロパイロットです。空撮・点検目的での空からの撮影はもちろんのこと、コンテンツ作成やドローンスクール業務まで広く対応できる知識と経験を幅広くお持ちですので、ドローンや空撮についてお困りごとがあれば、ぜひご相談されてみてください。

株式会社FASTBACK[外部サイト]

ということで、「ドローンを仕事にしたい!」という方や、趣味で空撮をしているという方、空から撮ったPR映像を作ってくれる業者を探しているというような方まで、広くお読みいただければと思います。記事には宮川パイロットが撮影した美しい空撮動画もありますので、じっくりと鑑賞してくださいませ。
それでは、さっそくインタビューに移りましょう!

 

報道系カメラマンから空撮プロダクション起業

– まずは自己紹介をお願いします。

こんにちは。株式会社FASTBACKの宮川 淳です。もともと静岡県の生まれ育ちで、現在は静岡市に事務所を構えています。
FASTBACKを立ち上げる前は、平成元年に株式会社静岡朝日テレビに入社し、報道制作系カメラマン・記者として活動していました。地域に密着した撮影はもちろんのこと、どこかで大きな災害が起きた時は全国を飛び回って取材をしてきました。ヘリコプター空撮は約500時間、ドローン空撮は約300時間の経験があります。


 
まずは自己紹介がてら、空撮作品をご覧いただければと思います。
こちらは観光プロモーションを想定し、DJI Mavic 3 Cine を使用して箱根芦ノ湖を撮影しました。この動画のテーマは「被写体のポテンシャルを最大限に引き出す」です。天気予報を分析し、この季節に撮れる最高のコンディションとなる空撮日和を狙いました。ドローンワークは特にアクロバット的な要素を入れず、あえてオーソドックスなものにしています。

フライト・撮影について、国土交通省、箱根神社、箱根海賊船、芦ノ湖漁協などから許可承認を得ています。箱根エリアは国立公園のため、環境省も承認先となります。ファーストカット以外の撮影は船上から行っており、シーンによっては補助者をつけて実施しています。
 
撮影の裏側も動画に収めましたので、ぜひご覧になってみてください。

 

億単位のコストが掛かるヘリから
低コストなドローン空撮に

– ドローンを始めたきっかけは?

2017年の春でしたね。当時の社長からトップダウンで「ドローンをやってくれ」と頼まれ、それがきっかけでした。私はチーフカメラマンとヘリ撮影の責任者を兼任していて、ヘリは経費が億単位でかかるところ、ドローンなら経費が安く抑えられる。なので、ドローンを使うことで撮影にかかる費用をコンパクトにしたいという社内の動きがあったんです。

社内では DJI の Inspire 2Phantom 4シリーズを使っていたんですけど、私はドローンの操縦が未経験だったゆえにハードルが高く感じて、初めのうちは「自分では無理かもしれない」と思っていました。練習用として会社で買ったトイドローンで毎日1時間くらい練習をしているうちに、だんだん手応えが感じられてきて、しばらくしてセキドさんから DJI Phantom 4 Pro+ を買いました。そうすると今度は民間ライセンスが欲しくなり、半年後くらいにDJI スペシャリストの資格も取りましたね。

現在は、先ほどの空撮映像にも使っている Mavic 3 Cine と、産業機では Matrice 300 RTK を使っています。

 

寝たきりの家族が楽しみにするドローン空撮

– 静岡朝日テレビで印象に残っているお仕事は?

視聴者から手紙が来たんです。毎週土曜日に放送していた情報番組内で6分程度の空撮コーナーがあり、静岡県内の各所に出かけていって紹介するという内容だったんですよ。
手紙は「寝たきりの家族がドローンの映像を使った番組を楽しみにしている」といったもので、、、もう本当に嬉しかった。やってきて良かったと思いました。そういうことがあると、報われる思いがしました。

 

ドローンじゃないとダメだった災害現場の撮影

– 独立したきっかけは?

いちばんは「もっと直接、人の役に立ちたい」と思ったからですね。

2021年7月に記録的な大雨により熱海市で盛り土が崩落して、災害関連死1名を含む28名の方が亡くなった事故がありました。悪天候で報道ヘリが現地入りできない状況下で、ドローンじゃないとダメだと感じました。ヘリは雲が邪魔になると飛べないことがあるけれど、「何が起きているのか」を迅速に可視化できるドローンに「これしかない」と思った。静岡朝日テレビもドローン空撮を行いましたが、着手が遅れたため体制が整わず、中途半端な映像となりました。

それまでにドローンとヘリを合わせて空撮は800時間以上の経験があり、手続きなども「こうすればいいんだ」ということがだんだん分かってきた。本業としてやっていきたい!と決意しました。

 

撮影者の存在感をいかに消すか。
「テクノロジーと現場感の融合」

– 会社のテーマについて教えてください。

FASTBACKは「ドローンテクノロジーと現場感の融合」というテーマを掲げています。「ドローンという革新的な撮影機材と撮影現場の空気をカメラマンの腕でうまくマッチングさせて、日常や現場の空気までも撮影できるように」という気持ちが込められています。
これは、私が30年あまり色々なツールを使って得た経験をもとに決めました。現場にカメラを持ち込んだ時、撮影者の「撮りたい!」という気持ちが一方的だと、現場の空気を壊してしまうんです。カメラを持っていることに優越感を覚えるような撮影者じゃダメなんですよ。撮るときは現場にマッチした機材を選んで、透明人間のようにその場に溶け込むことが大切です。

ドキュメンタリー番組を撮っていた時のことですが、「カメラを持ち込んだ自分が現場の空気を変えてしまっている」と感じたことがあって、「撮影者の存在感をいかに消して撮れるか?」ということを考えるようになったんですよね。特にドローンって、まだまだ珍しい存在じゃないですか。周りが「あ!ドローンだ!」という空気感にならないため、ひとりよがりにならないようにする。そういったテクノロジーと現場、日常感を融合させていきたいと思っています。

 

「調子に乗ってしまう」なんていうのは
絶対に良くない

– ドローン空撮で気を付けていることは?

一番大切なのは、「第三者に危害を加えないこと」だと考えています。やはり安心・安全を大切にすることですね。ドローンパイロットがフライトを行う時、周囲の安全を大切にできたり、冷静に判断・対処できるということは、とても重要です。飛ばしている最中のことが注目されがちですけど、仕事全体を「10」としたら、その準備が8割なんですよ。「調子に乗ってしまう」なんていうのは絶対に良くないですね。

 

夢があるドローンにチャレンジしてみて

– これからドローンを始めたいという方にメッセージをお願いします!

ドローンは夢のあるものだと思います。

飛ばすのは楽しいですよ。でも守るべきルールや、必要なメンテナンスなんてのもある。たとえばプロペラひとつ取っても、定期交換が必要だったりするわけです。劣化してないように見えても、時期が来たらきちんと交換をする。こんなふうに、どんなことが欠かせないのか、勉強していく必要はありますね。それを知ることで自分のケガを予防することもできるし、空の安全も守ることができる。そんなふうに考えています。ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

空撮業務のご相談はコチラ!

いかがでしたでしょうか。ドローンを始めたきっかけから前職時代のターニングポイント、そしてパイロットとして独立するまでを惜しげもなくお話しいただきました。ドローンがどのようにしてビジネスになっていくのかは、ドローンユーザーであれば気になるところ。ドローン空撮での独立や事業化を考えている方にとって、宮川さんはリアリティのあるロールモデルと言えます。熱いミッションを胸に活動されている宮川さんに、今日から弟子入りしたくなっちゃいますね。

宮川さんは空撮以外にも釣り、特にバスフィッシングが得意とのことで、昨年の芦ノ湖バスフィッシング大会では10ポンドオーバーのブラックバスをキャッチし、見事準優勝されたそうです。釣り未経験の池田ですが、フィッシングライフのサポートグループであるエバーグリーンインターナショナルのプロスタッフとしても活躍されている宮川さんには、思わずこちらも師事したくなっちゃいました。ドローンパイロットは、多趣味な方が多いですよね。

宮川さん、取材へのご協力ありがとうございました!宮川さんへのお仕事の依頼は、下記リンクボタンよりご相談くださいませ。

株式会社FASTBACK株式会社FASTBACK(外部サイト)

それではまた次回のスペシャルコンテンツでお会いしましょう。

セキドのメルマガを購読しませんか

セキドオンラインストアでは、新製品や機能紹介、キャンペーン、
イベントなどの最新情報を毎週お届けしています。

       お問い合わせメルマガ登録はこちらから

Follow Me

  • facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • instagram
TAG : 
開始まであと

2

【事前告知】
11/22よりキャンペーン開始予定!

取扱メーカー

HOBBYWING SAVOX DJI pgy propeller
CCROV BlueRobotics SUBLUE VUFINE AMIMON

このページの先頭へ

閉じる

セキドのメルマガを購読しませんか

新製品や機能紹介、キャンペーン、
イベントなどの最新情報を毎週お届けしています。

お問い合わせメルマガ登録はこちらから

Follow Me

  • facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • instagram
セキドのメルマガを購読しませんか?