DJI Avata 2 電撃発表！スリルと安心を両立するS級マシンを最速レビュー

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CATEGORY : カメラドローン

UPDATE : 2024/04/11（木）

TAG : DJI Avata 2

こんにちは。セキドの池田です。今回はDJI最新ドローンである DJI Avata 2 の速報レビューコンテンツです。

はじめての1台にと考えている方から、安定感のあるドローン空撮からアクロバティックなFPVに挑戦したいという方までお楽しみいただけるスペシャルな機体です。どなた様もぜひご一読ください。

なお、初代 DJI FPV については、以下のボタンから関連記事をお読みいただけます。スペックの比較はこの記事でも紹介しますが、当時の様子も知りたいという方はあわせてご覧くださいませ。

DJI FPV 関連記事一覧

はじめに：Avata 2 注目の理由

ティザー画像が公開されてから、ドローン界隈は「DJI FPV 2 が出るの？！」「まさかあの DJI Avata がついに日本上陸？！」と毎日大盛り上がりでした。DJI Avata 2 は近年のDJIドローンの中でも他に類を見ないほどの注目を集めています。その注目の理由を考察してみましょう。

今でこそ「すぐ使える既製品」が多いドローンですが、10年ほど前は組み立てが必要なモデルがほとんどでした。その中でもFPVドローンは今でも自作機が中心で、既製品はまだまだ珍しい存在です。FPV機特有のスリル満点な映像表現に魅了される人は多いものの、始めたくても自作と聞けば尻込みする人がほとんどでしょう。

そんな中、2021年に DJI FPV が生まれました。組み立てもハンダ付けもいらないマシンでしたが、FPVドローンとしてはやや大きめサイズから「難しそう」と言われることも多く、より軽量なモデルの登場は多くの方の願いだったように思います。加えて、DJI FPV の後に登場した DJI Avata は電波法上の問題で日本国内では販売されず、もどかしい思いをした方もきっと多く居たでしょう。

そして2024年4月、DJI Avata 2 が誕生しました。これまでとはひと味違う表現を追求できる、既製品の小型FPVドローンがついに上陸です。憧れのアクロバット飛行を手軽に始められる機会がついにやってきました。そんな機体、話題に上がらないわけありませんよね。というわけで、今回はその超新星の魅力に迫りたいと思います。

DJI Avata 2のスペック

さて、それではまずは機体スペックから確認しましょう。DJI Avata 2 は2024年4月11日に発表・発売されたDJIの最新FPVドローンです。一体型のプロペラガードが独特なデザインで、バッテリー1本あたりの飛行時間は23分です。日本では2021年3月2日に発売された DJI FPV の後継機という位置づけになります。

FPVドローンながら、組み立てやハンダ付けといった作業は不要で、箱を開ければすぐ完成品を手に入れることができます。もちろん技適マークも取得していますのでご安心ください。ドローンとコントローラーの通信は2.4Ghzのため、アマチュア無線関係の免許・資格や開局手続きは不要です。100g以上の重量なので無人航空機の機体登録は必須ですが、リモートIDも内蔵されており初心者にもやさしい設計になっています。なお、ゴーグル装着時は目視外飛行となり『特定飛行』に該当します。必要に応じて、飛行申請を行ってください。

スペック比較

他のDJIドローンとスペックを比較してみました。とくに初代DJI FPV と比較すると、重量が約半分になり、高性能なカメラを積んだことが分かりますね。また、モーションコントローラーだけでなくスティック付きの「 DJI FPV送信機 3 」もお使いいただけます。慣れ親しんだ操縦モードでフライトできると安心できますよね。

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DJI Avata 2 の特徴

さあ、そろそろ欲しくなってきましたか？焦らず、今作のポイントを確認してみましょう。Avata 2 の長所を分かりやすく挙げるならば、下記の3点と言えるでしょう。

1. 高性能カメラの搭載
2. たためないけどコンパクト
3. スリル満点だけど簡単・安心！

1. 高性能カメラの搭載

Avata 2 は DJI Mini 4 Pro や DJI Air 3 と同サイズの1/1.3インチセンサーカメラを採用しています。写真は1200万画素、動画は最大4K60fpsで撮影可能で、スマホやタブレットで見るなら十分すぎるほどの性能です。動画は10-Bit D-Log Mカラープロファイルにも対応しており、LUTを当てて本格的な映像作品に仕上げたい方にもオススメです。

また Osmo Actionシリーズでおなじみの電子手ブレ補正機能 “RockSteady” と “HorizonSteady” を搭載しているので、ヌルヌル滑らかな映像が勝手にできあがります。機体登録がまだ済んでいないためしばらくお預けですが、はやく外で飛ばしてカッコイイ映像を撮りたいですね！

2. たためないけどコンパクト

こちらの写真をご覧ください。スマートフォン（Apple iPhone 15 Pro）と一緒に並べてみました。想像していたより小さくありませんか？

また、 Fly More コンボ（バッテリー3本付属）に付属のソフトケースに機体を収納するとこのようになります。すっきりまとめられるのは嬉しいですね。

ソフトケースのサイズ感を2Lペットボトルと比較してみました。ショルダーストラップ付きで、身長150㎝台の女性が持ってもスマートなシルエット感を保てる大きさでした。

ちなみにこのショルダーストラップの肩パッドのクッション性が良く、身体が痛くなりにくいのもポイント高いです。DJI、アクセサリー系も進化してきてますね。

3. スリル満点だけど簡単・安心！

「スリル」と「安心」を両立だなんてどうなっているんだ？！とツッコミが入りそうですが、これは本当です。今作も自動で姿勢制御をして、スティック操作をしなくてもホバリングが可能です。
フライトの様子も見てみましょう。FPV機はプロペラの音が独特ですね。GNSSが捕捉できない室内でのフライト時でも、ビジョンセンサーをフル活用して自動でホバリングしてくれます。DJIドローンの安定性は見ていて安心感がありますよね。

なお、フライト中は専用アプリ DJI FLY をインストールしたスマホとゴーグルをケーブル接続することで、ドローンのカメラからの映像を確認することも可能です。FPVドローンなのに目視外飛行だけじゃないって、すごくないですか？ゴーグルを装着しなくても映像が確認できるのはアツいですね！

スリルの面では、2点お伝えしたいことがございます。1点目はデュアル魚眼センサーの搭載により下方検知が30㎝～からとなり、地表スレスレを飛行することができます。2点目はもっとスゴいです。「かんたんACRO」というモードがあり、前/後方に360度フリップ回転する「ワンプッシュフリップ」、左/右方向に360度ロール回転する「ワンプッシュスライド」、そして直進しながら180度スピンする180度ドリフトという機能が追加されています。ドリキンこと土屋圭一さんもきっとびっくりする自動ドリフト機能、早く体験したいです。

また、機体が転覆した状態で着陸してしまった場合もご安心ください。「タートルモード」を搭載しており、プロペラを逆回転させることでひっくり返っても自力で元に戻る機能がついています。面白いので動画で見てみましょう。

DJI Avata 2 の価格と商品セット内容

お次は商品セット内容をチェックしてみましょう。今回は3商品の同梱物リストを公開します。なお、税込価格は右から順番に Avata 2 が72,600円、Avata 2 Fly Moreコンボ（バッテリー✕1）が143,000円、Avata 2 Fly Moreコンボ（バッテリー✕3）が174,900円です。

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ガッツリ楽しむならバッテリー3本付きのFly Moreコンボが良さそうですね。商品を開封して写真を撮ってみました。さっそく札束を握りしめてDJI認定ストア東京虎ノ門に行きましょう。もちろんクレジットカードもお使いいただけますよ。（笑）

3枚羽のプロペラが斬新ですね。プロペラはMiniシリーズと同じくねじで固定されているので、交換には工具が必要です。プロペラは2種類あり、オレンジ色のしるしがついていて識別できるようになっています。それぞれ付ける位置が決まっているので交換の際は間違えないようにお気を付けください。

こちらは同時に新発売の DJI Goggles 3 です。折りたたみ式のアンテナがかっこいいですね！肌に接触する部分には柔らかい素材を使用しており、装着感もバッチリです。バッテリーはバンド後方に内蔵され、ゴーグルから伸びたケーブルとバッテリーをポケットにしまう必要はもうありません。ゴーグル部分とバランスを取る位置にバッテリーを搭載するので、本当に快適すぎました。

DJI Goggles 3 は別売レンズなしで視度調整ができるため、日ごろメガネを掛けている方も裸眼にゴーグルを装着して楽しむことができます。

バッテリー3本付きのFly Moreコンボに付属する2WAY充電ハブがこちらです。バッテリー3本を収納するケースになり、USB Type-Cで3本を順番に充電してくれます。さらにバッテリーごとの残量を1本にまとめてくれるという機能を持ったお利口さんです。他のモデルの充電ハブと同じくモバイルバッテリーとして外部に給電もできる、2WAYなのに4通り使えるオトクないい子です。