DJI Mic の使い方:ファームウェア更新方法を紹介します
こんにちは。DJI CAMPインストラクターの池田です。
今回は、DJI Mic(マイク) をすでにお持ちの方や、これから購入を考えていらっしゃる方を対象に DJI Mic のファームウェアアップデート方法を紹介します。
特に、すでに DJI Mic をお持ちでファーム更新でつまづいていたり、お悩みの方は、ぜひ読んでいってください。DJI Mic は関連コンテンツも充実させております!ぜひあわせてご覧くださいませ。
ファームウェア更新に必要なもの
まずは必要物品について。下記3点を用意してください。
・PC
・DJI Mic
・USB Type-C通信用ケーブル
ケーブルはできれば DJI Mic に同梱されていたものが望ましいですが、市販品でもお使いいただけます。
ファームウェア更新手順
DJIの公式サイトを確認すると、ファームウェア更新ガイド(テキスト版)があり、更新手順が記載されています。
しかし、なんと表記は中国語と英語のみ。さすが DJI、いつものことながら今回も日本人ユーザーに語学力向上を促してきますね。
とりあえず、そのままでは外国語アレルギーの方の鼻水とくしゃみが止まりませんので、当該ページをざっくり日本語訳してみました。ファームウェア更新は以下のような手順で行ってください。
2. USB Type-Cケーブルを使って、トランスミッターまたはレシーバーをPCと接続
3. bin.ファイルをトランスミッターとレシーバーのルートディレクトリ内(ファイル階層における最上位)に配置
4. PCから切断すると自動でファームウェア更新が実行
5. 更新中は、レシーバーは「アップデート中…」と表示、トランスミッターはLEDが赤と緑で点滅
6. 更新完了後にレシーバーのファームウェアバージョンを確認し、正常に更新されていることを確かめる
7. ファームウェア更新が失敗した場合は、更新用のbin.ファイルを再ダウンロードして、レシーバーとトランスミッターを再起動して上記の手順を繰り返す
実際にやってみた
テキストの説明だけではわかりにくい部分もあるので、写真も合わせて詳しく見ていきましょう。
1. 更新用のbin.ファイルをダウンロード
それでは、先述の手順に従って実施してみましょう。まずはファームウェアのデータをDJI公式サイトからダウンロードしてください。ファームウェア → [BIN]と書かれているファイルをクリックすれば、ファイルをPCにダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルのアイコンがこちらです。今回は2023年1月にリリースされた「v02.00.72.87」に更新してみます。ファイル名がとてもよく似ていますが、[rx]がレシーバー用、[tx]がトランスミッター(マイク)用です。
※拡張子(.bin)が表示されない方は、ファイル名を確認してください。
2. レシーバーの更新
では、レシーバーをPCに接続して内部ディレクトリにアクセスしましょう。1番上の階層に今回ダウンロードした 「dji_wirelessmic_rx_v02.00.72.87.bin」ファイル をコピーします。
あとはケーブルを抜くだけでファームウェア更新が実行されます。こちらが更新中の様子で、[更新中]と表示されていますね。
3. トランスミッターの更新
続けてトランスミッター(マイク本体)も更新します。同じくPCに接続して内部ディレクトリにアクセスしてください。1番上の階層にダウンロードした 「dji_wirelessmic_tx_v02.00.72.87.bin」ファイル をコピーします。
こちらもケーブルを抜くと更新が始まります。トランスミッターは画面がない代わりに更新中はLEDが赤・緑で交互に点滅します。
4. ファームウェアバージョンの確認
最後にファームウェアバージョンを確認しましょう。レシーバーのメイン画面を上から下にスワイプして、[設定]→[バージョン]→[ファームウェアVer.]と進みます。任意のバージョンにアップデートされていることを確かめて更新は完了です。
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いかがでしたでしょうか。さほど難しくないファーム更新ですが、スマホ経由で簡単にファームウェアアップデートができる機材が増えた今は、bin.ファイルを扱うのは初めて、という方もいらっしゃったのではないかと思います。
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