DJI Mini 3 発表!カメラは?飛行性能は?Pro との違いは?最速レビューを公開します!
こんにちは。DJI CAMPインストラクターの池田です。
今回は新製品 DJI Mini 3 の最速レビューです。
・新製品ガジェットが大好きな方
・これからドローンを始めたい初心者さん
・Mavic Mini、Mavic Air、Mavic Pro などをお持ちで買い替えをご検討の方
などにお読みいただけますと幸いです。
DJI Mini 3 とは?
DJI Mini 2 の後継機で、DJI Mini 3 Pro の兄弟機です。2022年12月9日22時発表、発売は12月14日です。気になる価格は税込 79,750円から。
1番の推しポイントは最長 51分(インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時)という長い飛行時間。Mini 3 Pro と同じ 1/1.3inchセンサーを搭載したカメラも採用されています。
最大有効画素数は1,200万画素、もちろん縦アングルでの撮影も可能で、Instagramリール(最長90秒の縦動画)やYoutubeショート(最長60秒の縦動画)など、「短尺動画」をよくアップする方にもピッタリです。自動追尾機能 “フォーカストラック” はついていませんが、自動撮影が楽しめるクイックショット機能は健在で、充分な空撮を楽しめるスペックとなっています。
DJI Mini 3 を開封!
さっそく、DJI Mini 3 を開封してみました。どんなところが違うのか1つずつチェックしてみましょう。
まずは外観。2機種を並べて比較してみました。遠目に見る分にはお兄ちゃんの Mini 3 Pro にそっくりですが、よく観察すると正面顔がちょっと違います。ちなみにこちらは右が Mini 3 です。
弟分の Mini 3 は BMW5シリーズのような鋭い眼光が特徴です。最近は「オラオラ顔」のクルマが流行していると言われていますが、ドローンもカッコイイ系の顔つきにシフトしていっているのでしょうか?
+60~-90°可動という非常に広いチルト角(カメラの上下方向)を持つジンバルは、Mini 3 Pro から変わらず継承。
前スキッドはドローンを支えるような構造に変化しています。ここの構造変更により、PGYTECH の Mini 3 Pro用ハードケース、プロペラガード、拡張ランディングギアは使用できませんでした。ご購入の際はご注意ください。
バッテリーは Mini 3 Pro と共通で、互換性があります。Mini 3 の飛行時間は通常版バッテリーで38分、Plus版で51分と驚異の長さ。Mini 3 Pro より4分長く、Mavic 3 をも凌駕するその飛行時間の長さには驚きました。
機体後方には充電やデータの取り出しに使えるUSB Type-C端子と、microSDカードを挿入できるスロットがついています。
DJI Mini 3 をテストフライト
DJI Mini 3 をさっそく飛ばしてみました。機体の基本的なつくりは Mini 3 Pro と同じなので、飛行時の音などはほとんど違いが感じられませんでした。薄くしなやかなプロペラを採用しているので、特にアイドリングの音は非常に静かですね。
DJI Mini 3 でテスト撮影
テスト撮影してみました。DJI認定ストア東京虎ノ門の店内を撮っています。オートフォーカスがばっちり効くので、ピントが合わなくてイライラするなんてこともモチロンありません。
撮影した写真の中央を拡大してみました。カタログの表紙「AIR 2S」や「MINI 3 PRO」の文字がしっかり見えますね。有効画素数は1,200万画素です。タブレットやスマホ、モニターで見る分には充分な画質でしょう。SNSにもピッタリです。
DJI Mini 3 を買うべき人とは?
1. 初めてのドローンをどれにするか悩んでいる人
1台目のドローン、どれを選んだらいいか悩みますよね。DJI Mini 3 は初心者さんにぜひオススメしたい、王道エントリー機です。
79,750円からという比較的カジュアルな価格帯はもちろんですが、この価格にして 1,200万画素/4K/30fpsと充分な画質、そして自動撮影機能 “クイックショット” も複数種類使えますので、アプリのタップ操作だけでプロ顔負けの映像だって撮影できます。「まずはちょこっとやってみたい」という方には、ぜひ Mini 3 を選んでいただきたいです。
2. リモートID非対応のドローンから買い替えを検討している人
以前ドローンを購入されたことがある方の買い替えにもおすすめできるモデルです。DJI Mini 3 はリモートIDを内蔵しているだけでなく、名機 Mavic 2 Pro にも迫るセンサーサイズのカメラを搭載しています。
たとえば Mavic Pro や Phantom 3 などの機体をお使いの方は、機体登録に外付けリモートID機器が必要になります。この頃のモデルといえばバッテリーも生産終了となってしまったことから、現在ではオークションやフリマアプリなどで高額取引されている状況です。今後の長期的な運用を考えるのであれば、DJI Mini 3 は良い相棒になってくれることでしょう。
3. 練習用のサブ機を探している人
Mini 3 は飛行時間が長いので、練習機を探している方にもピッタリです。通常版バッテリーで 38分、Plus版バッテリーで 51分という飛行時間は、業務用の高性能ドローン DJI Matrice 300 RTK とも勝負できそうな長寿命です。
ATTIモード(いわゆるマニュアル操縦モード)の搭載こそないものの、機体前後の障害物センサーがない設計で、いい練習機になること間違いナシです。アプリは DJI FLY を採用しているため、DJI Mavic 3 シリーズをお持ちの方の場合はアイコン操作も共通。すぐに使い始めることができますね。
DJI Mini 3 の実物って、どこで見れるの?
12月12日(月)11時より、DJI認定ストア 東京虎ノ門 にて実物の展示を開始いたします。Mini 3 Pro もあわせて展示しておりますので、ぜひ比べてみてください。なお、Mini 3 の発売は12月14日(水)11時からを予定しておりますのでご注意ください。12日には持ち帰れません。
みなさまのご来店お待ちしております!