水中ドローン戦国時代に突入! 高機能水中ドローン CHASING M2 の海上テストレポート
こんにちは、セキド水中ロボティクス担当の吉原です。
前回、最新の小型水中ドローン FIFISH V6 / V6S を紹介いたしましたが、多くの方からご好評を頂きありがとうございます。
今回はいよいよ販売がスタートした、ベストセラー水中ドローン「グラディウス」で有名な CHASING-INNOVATION社 の新型次世代水中ドローン CHASING M2 をご紹介いたします!
次世代水中ドローン CHASING M2 とは?
CHASING M2 標準パッケージ・200mケーブル付き 詳細
旧来の他社製品では、点検業務に必須となる「横移動」ができないなど業務利用には耐えらえれないと判断して取り扱いを断念したものもございました。
しかし!新型の CHASING M2 では、全方向に360度機動が可能となったことに加えて、FIFISH V6シリーズとは一味違った玄人好みの機体に仕上がっていることから、改めて CHASING-INNOVATION社の製品の取り扱いを開始させて頂きました!
CHASING M2 では、ユーザーから要望の多かったバッテリーの交換を可能とし、5基から8基に大幅増設されたスラスターを機体の四隅にベクトルレイアウト配置することにより、全方向に360度機動が可能となりました。
加えて、様々なオプション機器の搭載が可能となっている点が、旧型機からの大きな違いとなります。
実際に洋上で製品テストしてみました
取り扱い開始に際しまして、セキドではいち早く海洋製品テストを実施しました。
重量はこのクラスの水中ドローンでは標準的な 4.5kg。
MAXスピード 3Kn(4.8km/h)は伊達ではなく、実際に微速前進中のボートとの並走も可能で、海中での姿勢制御も安定しています!
この日は若干波が高い状態でしたが、水中での姿勢もとても安定しています。(FIFISH V6 にて撮影した画像)
こちらの画像は動画からの切出しですが、画質ももちろん高精細です!
競合製品とのスペック比較
ここで、皆さまが一番気になると思われれる前回ご紹介した FIFISH V6 と何が違うのか?!を確認するため、ポイントを絞った比較表を作ってみました。
本体サイズや重量など、機体諸元はほぼ一緒。カメラのセンサー部分は同じで、レンズの仕様が少々違いますが画質的な体感はほぼ変わりません。
データの受渡しに便利なSDカード対応
実際に数日間業務で使用した中でとても便利に感じたのが、本体メモリーカードの取り外しです。
業務を実施していく中で、大抵の現場では取得データをクライアントに提出する必要があるのですが、データをすぐに取り出せるSDカード対応によってデータ移行の手間が削減されました。
メモリーカードをサクッと取り外して提出できる仕様はかなり便利です。
CHASING M2 を選ぶポイントは?
どんな特徴があるの?
CHASING M2 と FIFISH V6 シリーズでは双方に特徴的な機能を有しており、使用用途によって使い分けが良いでしょう。
長時間調査など、より過酷な業務に利用したい方 → CHASING M2
業務による水中日常点検などに活用したい方 → CHASING M2 / FIFISH V6S
釣りやダイビングのお供に手軽に海中散歩を楽しみたい方 → FIFISH V6
CHASING M2 の大きな特徴であるバッテリーとSDカード交換は、現場に喜ばれる嬉しい仕様です。拡張性をもたせた構造も、追加オプションを期待させますね。
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CHASING M2 200mケーブル付き(税込348,000円)
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