こんにちは。セキドの池田です。

今回は2023年5月22～24日にかけて幕張メッセで開催された展示会、「CSPI-EXPO 2024」のイベントレポートとなっております。建設・測量業界の法人の方はもちろんのこと、「セキドってどんな仕事してるの？」といった疑問をお持ちの一般ユーザーの方にもできるだけ分かりやすく説明する内容となっておりますので、どなた様もぜひご覧ください。

CSPI-EXPOとは？

展示ブースの紹介前に、まずはイベントの概要について少しふれておきましょう。

CSPI-EXPO（International Construction & Survey Productivity Improvement EXPO）は日本語名を「建設・測量生産性向上展」と言い、その名の通り国内最大クラスの建築・測量業界向け展示会です。2024年は5月22日（水）から5月24日（金）までの3日間にわたって千葉県にある幕張メッセで開催され、のべ4万7000人以上が来場しました。

 
屋内での実機やパネル展示はもちろんのこと、特別セミナーの開催や、屋外展示場での建機を用いた実演なども実施されました。取材は最終日の5月24日（金）に入らせてもらいましたが、晴れていたこともあってお客様の入りが良く、どこのブースも大にぎわいで、とても活発な印象を受けました。

 
今回セキドでは自社ブース出展はもちろん、DJI Enterprise の出展ブースにもスタッフを派遣し、3日間にわたって DJI Enterprise のドローンを中心に、それらの効果や可能性についてご案内しました。

開催当日のようす

1. セキドブース編

それではさっそくセキドブースをご紹介。今回もDJI中心の出展です。DJI製品の展示ラインナップは FlyCart 30、Dock 2、Mavic 3 Enterpriseシリーズ、Matrice 30T、Matrice 350 RTK、Zenmuse L2、Zenmuse H30T。そして、新たに取り扱いを開始した XGRIDS（エックスグリッド）からは LixelKity K1 と Lixel L2 を展示しました。

DJI FLYCART 30

ブース内で最も人目を引いていたのは、フロントに展示されていた FlyCart 30 でしょう。こちらを出展していたのはセキドだけということ、また運搬用ドローンとして注目されている製品ということもあり、スタッフの話を熱心に聞いたり写真を撮ったりしているお客様が目立ちました。FlyCart 30 は最大40kgの積み荷を運ぶことができる運搬用の大型ドローンで、導入価格は500万円程度からとなります。

DJI MATRICE 350 RTK＆ZENMUSEシリーズ

こちらは開催前週5月16日にリリースされた新製品 Zenmuse H30T を装着した Matrice 350 RTK です。写真右の送信機画面には、H30T の赤外線カメラが捉えている映像が確認できます。カメラは天井のライトに向けており、温度情報が表示されています。先代の Zenmuse H20T と比べて解像度とズーム倍率が向上しており、さらに正確性と効率性を追求したユニットに仕上がっています。

DJI MAVIC 3 ENTERPRISE／MATRICE 30T

続いては Mavic 3 Enterpriseシリーズ（左）と Matrice 30T（右）です。小型・中型の産業用ドローンで、点検・測量業務のほか、消防関係では人命救助でも使用されている人気のシリーズです。写真左手前の Mavic 3 Thermal には、上空から地上に向けて呼びかけや案内ができる別売のスピーカーが取り付けられています。

DJI DOCK 2＆MATRICE 3D

こちらは遠隔での自動飛行に対応したドローンポートの Dock 2 です。外側は開閉式の箱になっており、中に専用ドローン Matrice 3D／3DT が格納されています。業務効率化や省人化といった場面で期待されるソリューションで、自動離発着はもちろんのこと、充電や撮影データの伝送までドローンが自動で行う設計になっています。ドローンポート開閉の様子は、動画にて後述しておりますのでぜひご覧ください。

XGRIDS LixelKity K1＆Lixel L2

こちらは XGRIDS のハンディタイプレーザースキャナーです。ドローンを使わずとも手に持って歩くことで構造物を含む周辺空間がスキャニングができ、GNSSが測位できない空間でも周囲の点群が取得できるソリューションです。土木・建築関係ではもちろんのこと、バーチャル空間の創造といった全く新しいジャンルでの活躍も期待されています。ブースでは実際に展示会場をスキャニングしたデータをPCでご案内していましたが、しばしば人だかりができては「おおー！」「すごーい！」と歓声が上がっていました。こちらも後述の動画がございますので、あわせてご覧くださいね。

ブースの見どころを動画で紹介

ブースの展示物や見どころについて、Enterpriseチームマネージャーの日馬（くさま）さんから紹介してもらいました。字幕付きの動画になりますので、こちらもぜひあわせてご覧ください。

 
XGRIDS の最新のLiDARスキャナーについても、実演と説明をしてもらいました。こちらはEnterpriseチームの吉田（よしだ）さんです。

2. DJI Enterpriseブース編

続いては DJI Enterpriseブースです。製品を引き立てる真っ白なブースに数々の機体が並びます。Dock 2、Matrice 350 RTK、Zenmuse P1、Mavic 3 Enterpriseシリーズなどが展示されていました。

 
中でも人気を博していたのがこちらの DJI Dock 2 です。ドローンドック開閉デモの様子を撮影させてもらいました。開くときのほうが見た目は派手ですが、閉まるときの様子もぜひ確認してみてください。ドローンが中心からずれてしまっていても、人の手を借りずに元の位置に戻るための仕掛けが仕込まれています。解説はセキドEnterpriseチームの奥（おく）さんです。

 
DJI Enterpriseブースで来客対応中のところを覗いてみました。写真中央はセキド営業本部ディレクターの大岡（おおおか）さんです。X（旧：Twitter）では、ブースにお立ち寄りいただいたお客様から「疑問や不安をすべて解決してくれた！」と、お褒めの言葉も頂戴しております。

 
私が訪問した時間はちょうど Zenmuse H30T の説明セミナーを開催していたので、途中からでしたが参加させていただきました。セミナーの記録には、DJI認定ストア 東京虎ノ門でも見たことのある Mic 2 と Ronin 4D が使われていました。帰社後、この写真をストアマネージャーの村田（むらた）さんに見せたところ、大喜びしていました。DJI製品が現場で活躍している姿を見るのは、嬉しいですね。

3. そのほか見どころも紹介

会場全体の様子をパノラマで撮影してみました。隣のホールも会場として使われているためすべてを写真に収めることはできませんでしたが、これだけでも多くの来場者が居ることや背の高い建機が展示されていることがお分かりいただけるかと思います。

 
屋外展示場も併設され、外では建機のデモを中心に活発な実演が行われていました。

 
こちらは屋外展示場で撮影した写真です。実際はもっと広く、多数の建機が並んでいましたが、記事スペースの都合上、今回は割愛させていただきます。土木工事のことはあまり詳しくないのですが、オペレーターさんが乗り込んだ大きな重機が目の前で動いているのを見ると、大人でもなんだかワクワクしてしまうという人が私の他にも居るかもしれませんね。実際のサイズ感や生の動きが見れるのは臨場感がありますから、「これを見るために来た！」という方もきっと多くいらっしゃったと思います。

DJI Enterpriseシリーズの導入相談はセキドに

いかがでしたでしょうか。イベントの雰囲気は伝わりましたか？
セキドでは、DJI Enterprise製品をフルラインナップで取り扱っております。お見積やご商談はもちろん、納品時講習や購入後のアフターサポートまでお任せください。専門知識を備えたスタッフが丁寧に対応いたします。ご相談はこちらのお問い合わせフォームからお願いします。

産業用ドローン お問い合わせフォーム
03-5843-7836（月～金 10:00～17:30）

 
また、全国各地で定期的にDJIドローンを扱った実演会を開催しております。話題のFlyCart 30やDock 2を間近に見れる会もございますので、ぜひご参加ください。

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