農作業をラクにするFJD農機自動操舵システム を紹介!話題の FJDynamics とは?
こんにちは、セキドの農業担当 佐々木です!今回は農業界で最近何かと話題の「FJD農機自動操舵システム」と、そのメーカーである FJDynamics(エフジェイダイナミクス)について解説いたします。
FJDynamics とは?
今回はじめて「FJDynamics」の名を聞いた方も多いと思いますが……
FJ Dynamicsは、デジタル化、自動化、新エネルギーに注力するロボティクス企業であり、農業、建設業、空間情報、草刈などの分野で既に幅広く活躍している会社です。シンガポール、米国、スウェーデン、中国大陸、香港の各地に研究開発およびオペレーションセンターを設置し、グローバル展開を行っています。 さらに、カーボンニュートラルを推進し、作業環境を改善するための技術を使用して、労働力に対する依存度の最も高い産業に向けた便利で手頃なロボットの開発にも取り組んでいます。
こちらのブランドロゴ、よく見るとFJDの文字を合わせた形になっています!山吹色が FJDynamics のイメージカラーです。沿革は下記をご覧ください。
2017年 12月 | 会社創立 |
2019年 1月 | スマート高速田植機の発売 |
2019年 10月 | ドイツ・ハノーバー工業博覧会に出展 |
2019年 11月 | 農機自動操舵システムの発売 |
2019年 12月 | MicrosoftIoT生態システムに協力 |
2020年 6月 | スマート防除機の発表 |
2020年 7月 | 全無人トラクター発表 |
2020年 9月 | グローバル製品発売会 |
2021年 3月 | ショベル用3Dガイダンスシステム発表 |
FJD農機自動操舵システムとは?
さて、そんな FJDynamics が製造しているのが FJD農機自動操舵システム です!FJD農機自動操舵システム は既にお使いのトラクターや田植え機などの農業機械に追加可能な、後付け型自動操舵システムで、直進時のハンドル操作が不要になり、農業機械オペレーターの疲労が大幅に軽減されます。取り付け可能な農業機械は国内/海外メーカーの新旧機種を問わず、2019年11月から2021年12月現在までに世界各国で3万台以上が導入されています。
トラクターへの取付事例(左:国内 / 右:海外)
本当にまっすぐ進む?
「自動操舵って本当にまっすぐ進むの?」とお話頂くことも多いので、先に言っておきますが本当にまっすぐ進みます!!!精度は業界最高水準の ±2.5cmです。こちらをご覧ください!
見事にまっすぐ走行していますね!!これなら一辺が 100mでも 200mでも楽々です!写真は畝と畝の間の作業用通路幅を、最小限にするための検証中のものです。高精度な自動操舵システムだからこそセンチメートル単位で畝と畝の間隔を調整できます。対応車速は時速 0.7㎞〜12.0kmで、耕運のほか色々な作業に使用できます。ちなみに時速0.7㎞より低速で使用できることも国内で確認済みで、畔塗(あぜぬり)など超低速作業にも対応しています!
バックはできるの?
前進だけではなくバック(後進)にも対応しているので、あぜ際に作業機を合わせる作業もカンタンです。
旋回はできるの?
直進が得意な自動操舵システムですが旋回はできません。日本の圃場は狭く、小半径で旋回する必要があり、事故防止の観点から旋回はできないことになっています。
操作はかんたん?
難しいと思われることの多い自動操舵システムですが、操作はとってもカンタンです。基本システムには Android が採用されており、スマートフォンやタブレット感覚で使用できます。もちろん、日本語にもしっかり対応しています。10.1インチの大画面は高輝度で明るく、日中でも見やすいです。スマートフォンに抵抗のない方であれば問題なくご利用いただけると思います。
自動操舵システムの詳しい操作方法は動画で解説しているので、ぜひご覧ください。
自動操舵システムでもっと“ラク”な農業を!
低速での耕運など疲労感の強い作業では、FJD農機自動操舵システムを使用することにより直進時のハンドル操作が不要となり、オペレーターの疲労を軽減することができます。作業スピードを速くすることが困難な農作業だからこそ、疲労を軽減しつつ効率よく作業ができることが自動操舵システムの一番のメリットです!
トラクターだけじゃない?最新の導入事例
FJD農機自動操舵システムはトラクター用のほかに田植え機用も販売されており、田植え機用にはタッチパネル以外に物理ボタンが用意されています。苗箱を触って土がついた手でも操作が可能です。
田植え機用のFJD農機自動操舵システムがあれば……
ハンドル操作で手や腕がパンパン・・・
というお悩みは一気に解消!最近では奥様が田植え機に乗って、旦那様が苗箱を運ぶケースも増えているそうですが、田植え機用を購入して繁忙期の疲労を軽減してはいかがでしょうか?
気になる価格は?
すでにお使いの農機を活かして、簡単に農作業の疲労を軽減できる FJD農機自動操舵システム の価格は税込 99万円からとなっています。
取付費用:税込110,000円
合計金額:税込990,000円
本体、取付費用のほか、±2.5cmの精度を実現するために以下の2つが必要です。
・SIMカード(税込748円/月 程度 ※料金は2021年12月現在)
取り付けには専門知識が必要なため、本体費用と取り付け費用はセットとさせて頂いております。お使いいただく地域により交通費や車両引き上げ輸送費が必要になる場合があるため、詳しくはお気軽にお問合せください。
お問い合わせ先は?
スマート農業を手軽に実現する話題のメーカー FJDynamics と FJD農機自動操舵システム に迫った今回のコンテンツいかがでしたでしょうか?
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