Matrice 300 RTK+LiDARモジュールによるオブリーク機能の性能とは
こんにちは、セキドの北村です。
今回は、産業用ドローンのフラッグシップモデル DJI Matrice 300 RTK(マトリス 300 RTK)の「スマートオブリーク機能」を、LiDARモジュールと可視光カメラを備えたドローン測量用カメラ DJI Zenmuse L1(ゼンミューズ L1)を搭載して検証してきましたので、その結果を報告させて頂きたいと思います。
Matrice 300 RTK のオブリーク機能とは?
オブリーク機能とは、3次元化に特化したフライトプランを生成する機能です。対象の真上、前・後、左・右の5箇所からの撮影を自動で計画し、設定されたジンバル(カメラ)角度に合わせて飛行ルートのオフセットも自動で行われます。
検証実験の内容
今回の検証ではソーラーパネルを対象に、オブリーク機能で撮影した画像と通常(真下方向のみ)撮影した画像をそれぞれ三次元化し、作成したモデルの出来栄えを比較していきます。機材及びソフトはこちらを使用しました。
機体(ドローン):DJI Matrice 300 RTK
カメラ :DJI Zenmuse L1
自動飛行アプリ :DJI PILOT
SfMソフト :DJI Terra
検証で使用したスマート送信機(DJI PILOT アプリ)でのフライトプラン作成の手順を撮影しましたので、動画でご確認ください。
オブリーク機能の性能は?
以下、Zenmuse L1 で取得したデータを DJI Terra で処理した画面のキャプチャーとなります。
2枚の画像でソーラーパネルの下部分を比較すると、明らかにオブリークで撮影した際の方がはっきりとデータが取得されていることがわかります。
左が通常時、右がオブリーク時
通常の飛行では真下方向のみの撮影のため、影になっている部分やビルのような垂直に立っている構造物の場合、しっかりとデータを取得できず点群作成時に穴が開いてしまうことが多々あります。しかし、オブリーク機能を使用することで不足のないデータを取得することが可能となります。
オブリークと通常撮影をまとめた表
点検・測量を想定したデモを行う実演会開催
セキドでは、今回紹介した Matrice 300 RTK と DJI Zenmuse L1 について、実機を使って測量や構造物点検の現場を想定したデモを行う無料実演会や、最新事例や撮影データ紹介する無料WEBセミナーなどを定期開催しております。横浜市金沢区の セキド DJI 横浜ドローントレーニングセンターで開催する実演会は、撮影データを持ち帰ることもできる、導入検討中の事業者様に最適なイベントになっておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。
今回ご紹介した製品の詳細はこちらをご覧ください。
DJI Matrice 300 RTK 詳細
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