D-RTK2を使ったハンドヘルドRTKの設定から使用方法までを紹介します!
こんにちは、セキドの北村です。
今回は写真測量専用ドローン Phantom 4 RTK のアップデートで追加された機能である「ハンドヘルドRTK」について、実際の設定画面を合わせて詳細をご紹介いたします。
ハンドヘルドRTKとは
「ハンドヘルドRTK」とは、「D-RTK2 + ネットワークRTK」または「D-RTK2 × 2機」を使用することで、D-RTK2のみで高精度な単独測位が可能となり精度の高い位置情報を調査できる機能となります。
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ハンドヘルドRTKの設定方法
今回は Phantom 4 RTK を使った、「D-RTK2 + ネットワークRTK」によるハンドヘルドRTKの設定方法と使用方法についてご紹介していきます。
D-RTK2 と送信機のリンク方法
1. D-RTK2 と送信機の電源を入れます。
2. D-RTK2 の一番右側の「M」ボタンを3秒ほど長押し、緑の点滅が3回になるようにします。
※通常時は緑点滅が1回の「モード1」となります。今回のハンドヘルドRTK時は「モード3」を使いますので、モード1が設定されている場合は 手順2 を2回実行してください。
モード切り替え順:「モード1」→(Mボタン長押し)→「モード2」→(Mボタン長押し)→「モード3」→(Mボタン長押し)→「モード1」の繰り返し
3. アプリのホーム画面から、左上の三本線のアイコンをタップします。
①の「機器管理」画面を開き、「D-RTK2手持ちスティック」をタップします。
4. D-RTK2手持ちスティックインジケーター画面の「リンク」ボタンをタップします。
「リンク」ボタンをタップすると、ハンドヘルドスティックの使用方法選択画面が表示されますので、「ハンドヘルドスティック+ウォークウィズネットワークRTK」をタップし「確定」します。
5. 「DーRTK2手持ちスティックにリンク」の設定では下記の通り、1/4~4/4の手順説明が表示されますので、指示に従い実行してください。
手順4/4では「カスタムネットワークRTK」を選択し、必要な情報を入力し「完成」ボタンを押してください。
ハンドヘルドRTKの事前設定は以上です。
ハンドヘルドRTKを使った調査方法
次に実際に「ハンドヘルドRTK」を使って調査するための操作方法をご案内いたします。
アプリの使用方法
1. ホーム画面から「計画」をタップし、選択画面から「ハンドヘルドRTKで調査」を選択します。
2. マップ画面が表示されるので、先ほど設定したネットワークRTKが接続されていることを確認するために右上にある「・・・」をタップしてRTK設定画面を開き、ネットワークRTKが選択されていることを確認してください。
3. マップ画面右下の「ポイントを設定」をタップします。タップするとしたの画像のように「C2ポイント設定」のボタンが表示されます。
4. 測定した位置にD-RTK2を設置し、「C2ポイント設定」のボタンを押すとポイント情報画面が表示されます。
5. ポイント情報画面で「保存」を押すとマップ画面にポイントが打たれます。ポイントを複数打つことも可能です。
6. 計測終了後「保存」ボタンを押し、保存するファイル名を入力すれば完了です。
保存したデータの出力方法
1. ホーム画面の左上の三本線のアイコンをタップし、一番下の「SDカードアイコン」をタップします。
2. ファイル選択画面が表示されますので、上部の「〇〇〇〇▼」部分をタップし「ハンドヘルドDRTKポイントのタスクをエクスポート」を選択します。
3. エクスポートしたいファイル名をタップし、「エクスポート」ボタンをタップすることでSDカードに出力されます。
Phantom 4 RTK のハンドヘルドRTK機能を使った調査方法は以上です。
具体的に必要な機材やサービス、計測できる精度などの詳細については、お電話または下記の問い合わせフォームからご連絡頂くようお願いいたします。
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