もしもドローンを紛失したら?必要な手続きと手順を紹介
こんにちは。DJI CAMPインストラクターの池田です。
ネガティブな感情になったときは、手のひらで太ももを10回程度軽くたたく「タッピング」を行うと、意識がそちらに逸れて気持ちが落ち着くそうです。記事のタイトルから過去のドローン黒歴史を思い出してしまった方は、ぜひ試してみてください。
今回は「もしもDJIドローンをなくしたら、どうすればいいの?!」ということで、ドローン紛失時の必要手続きについて紹介いたします。メーカーに関係なく紛失時に必要な手続きも紹介していて、すべてのドローンユーザーさんにぜひご認識いただきたい内容となっております。
なお、DJI製ドローンについて「なくさないための対策」と「なくしたときの探し方」を取り上げた記事を過去に公開しております。ご興味のある方は合わせてご覧ください。
DJIドローンをなくす前に知っておきたい
大切な5つのコト、お伝えします
ドローン紛失時の対応フロー
まずは、ドローンをなくしてしまったときに最低限やるべき3つのTo Doリストを公開します。
1. 機体シリアルナンバーの確認
2. 遺失届出書の提出
3. DIPS2.0から事故報告
1~3.はどの順番から行っても結構ですが、「1. 機体シリアルナンバーの確認」をはじめに行うとそのあとの手続きがスムーズです。それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
各種手続きのやり方を紹介
1. 機体シリアルナンバーの確認
まずは機体シリアルナンバーの確認です。機体のシリアルナンバーは、製品化粧箱や機体のバッテリーソケットからも確認することができますが、今回は DJI FLY アプリ 画面から確認する方法を説明します。
まずはトップ画面の[プロフィール]をタップします。
画面の中から[機器管理]を選んでください。
[機器管理]の中に入ると、アカウントに紐づけられている機体が出てきます。画面を左右にスワイプして、紛失してしまった機体を選んでください。
機体を選んだあと[アカウント&機器]を選択すると、機体と送信機のシリアルナンバーを確認することができます。[機体SN]欄に記されている英数字を控えておいてください。なおシリアルナンバーには「O(オー)」はなく、マルはすべて「0(ゼロ)」です。間違えないようにご注意ください。
2. 遺失届出書の提出
交番や警察署に行き、遺失届出書を提出します。ドローンは産業廃棄物として処理する必要があるため、紛失したままにしておくと不法投棄をしたとみなされ、廃棄物処理法違反となる可能性があります。「別にバレないでしょ」と思ったそこのアナタ、今はドローンの登録が義務化されていますのでシリアルナンバーから簡単に所有者が割り出せますし、SDカード内のデータなどから持ち主を特定することも不可能ではありません。必ず遺失届出書を提出してくださいね。
遺失届出書を提出するには、交番や警察署に行き、事情を伝えれば手続きをすることができます。ドローンを紛失してしまったときは、この手続きは必ず行ってください。
3. DIPS 2.0から事故報告
国土交通省のホームページでは、人の死傷、第三者の物件の損傷、飛行時における機体の紛失又は航空機との衝突若しくは接近事案が発生した場合には、地方航空局及び空港事務所へ情報提供するよう記載されています。安全に関する情報は、今後の無人航空機に関する制度の検討を行う上で参考となることから、航空法等法令違反の有無にかかわらず報告してください。
DIPS 2.0 にログインすると、「無人航空機に関する事故等発生時の手続き」という欄があります。黄色のボタン[事故等の報告へ]から進むことができますので、こちらから報告を行ってください。
その前に「DIPS 2.0って何だ?!」という方はこちらの記事をお読みいただくと理解が深まると思います。よろしければあわせてご覧くださいませ。
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DJI製品の導入ならセキド
いかがでしたでしょうか。できれば避けたいドローンの紛失ですが、覚えておいて損はないと思います。紛失してしまったドローンをまた新品で購入したいという場合は、ぜひセキドにご相談ください。機種によっては機体のみ(エアクラフト)という販売方法で費用を抑えることも可能です。
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