ドローン測量の効率と精度を高める KMLファイルの作成方法とは?
こんにちは!セキドの佐藤です。
DJI Matrice 300 RTK(以下 M300RTK)などの業務用ドローンで、測量を行っているユーザーには多い悩みかと思いますが、土地勘の無い地域の測量を依頼された際に、送信機でのミッション作成時に住所検索ができず、正しいミッションが作れているか不安になられた事はありませんか?
今回は、そんな悩みを解決する KMLファイルの作成方法とそれを使ったミッション作成の方法について解説します!
そもそもKMLとは?
KML(Keyhole Markup Language)は、地理データと関連コンテンツを格納するための形式で、OGC(Open Geospatial Consortium)の公式標準規格です。
KMLファイルを簡単に言うと「誰でも簡単に作成することができる地図データ」となります。
KMLファイルは、Google Earth や国土地理院地図の作図機能を使って、任意の地理データが作成可能です。
KMLファイルの作成方法
それでは実際に、地理院地図を使用してKMLファイルを作成する方法を紹介いたします!
1. 地理院地図を開き、撮影場所を選定
こちらのリンクから「地理院地図」のページを開いて、左上の検索バーに住所や対象構造物を入力してください。
2. 右上部の[ツール]をクリック
右側にツールバーが表示されます。
3. ツールバー上部の[作図・ファイル]をクリック
4. [作図・ファイル]画面から範囲を設定
4₋1. [多角形アイコン]をクリック
4-2. 3点以上で範囲を設定
※右クリックで直前のポイントを取り消し、最終点はダブルクリック
4₋3. 情報入力に問題が無ければ[OK]をクリック
4₋4. [確定]をクリック
5. [保存アイコン]をクリック
6. [KML形式]にチェック
そのまま[上記の内容で保存]をクリックします。
7. 任意の名前を入力
保存して終了です。
KMLファイルの取り込み方法
続いて、作成した KMLファイルを送信機にインポートします。インポートの事前準備として先に、SDカードに作成した任意のフォルダの中にKMLフィアルを格納してください。
1. DJI Pilot 2 を起動して[飛行ルート]を選択します。
2. KMZインポートを選択
3. 先程作成した KMLファイルを選択
4. 読み込み完了
KMLファイルの作成方法とそれを使ったミッション作成の方法は以上になります。
いかがでしょうか?
今回の手順に添って私が初めて作成した際は、10分かからず作成できました!!
今まで時間がかかった作業もドローンを使ってどんどん効率的に行っていきましょう!
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