DJI Terra でのベースステーション(D-RTK2)の位置変更について
こんにちは、セキドの北村です。
今回は、ドローン測量マッピングソフトウェア DJI Terra(ディージェイアイ テラ)に新しく追加された、ベースステーション(D-RTK2)の位置情報を変更する機能の紹介となります。
この機能により、現場で設定した D-RTK2(基準点)の位置情報を任意の値に変更することが可能となります。そのため、現場で基準点の正確な位置情報がわからず任意の値を入れた場合でも、後日正確な位置情報を取得していれば再設定が可能となります。
※現在対応しているのは DJI Zenmuse L1 のみとなります。
位置情報の変更手順
ベースステーション(D-RTK2)の位置情報を変更するには、有料版の DJI Terra が必要となりますので事前にご用意ください。
1. 構築ミッションから[新規ミッション]をクリックします。
2. ミッションの種類画面より[LiDAR点群]をクリックします。
3. 新規ミッション名を入力します。
4. フォルダアイコンをクリックし、点群化するデータを選択します。
5. データの取り込みが完了したら[ベースステーション中心点設定]をクリックします。
6. 設定変更画面が表示されますのでデータリストの項目内に変更したい座標系(緯度、経度、高度)を入力します。
7. 入力が完了したら[バッチ]ボタンをクリックします。
8. 反映が完了すると、赤枠の箇所が入力した値に変更されます。変更が完了したら[保存]をクリックします。
9. これでベースステーションの位置の再設定は完了となり、あとは通常通り点群生成時の設定を行い、解析を開始すれば作業は完了となります。
点検・測量を想定したデモを行う実演会開催
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