建築物を3Dで見せる!小型ドローンで3Dモデル作成を実践!
こんにちは、セキドの大岡です!
先日ご紹介した、ドローンによる3D写真測量(多方向)の実践編としまして、とある一軒家を3Dモデリングしてきました!
構造物の側面まで綺麗にモデリングできる「多方向」ミッションについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ぜひ事前にご一読ください。
測量専用ドローン Phantom 4 RTK の
3D写真測量(多方向)機能を紹介!
ドローンで撮影した家屋の3Dモデル
さっそく完成した3Dモデルをご覧ください。
このように細部まで綺麗にモデリングできました!
なかなか特徴的な物件ですよね!
さて、今回使用したドローン。実は前述の記事でご紹介した「PHANTOM 4 RTK」ではありません!
こちらの小型機を使用しています。
3Dモデリング作成に使用した機材
・DJI MAVIC 2 ENTERPRISE ZOOM スマート送信機タイプ
・DJI MAVIC 2 ENTERPRISE No.1 Fly Moreキット
(予備バッテリーや充電ハブが入ったお得なセット)
・Pix4Dmapper 恒久ライセンス 1デバイス
(3Dモデリングに使用した解析ソフト)
撮影機材の選定理由
Point1:静音性
まず、今回は住宅地での撮影でしたので、できるだけ飛行音が静かな機種が適していました。
そこでプロペラが静音設計になっている、Mavic 2シリーズを選択しています。
Point2:DJI Pilot アプリに対応
なぜ、Mavic 2 Zoom や Proではなく、Enterpriseモデルを選択したかと言いますと、Enterpriseモデルは「DJI Pilot」アプリの「多方向」ミッションに対応しているからです!
※ アプリ内では「傾斜」と表記されています。
こちらは iPad で使用できる「GS PRO」アプリには無いミッションなのです。
Point3:携帯性
モニターが一体型の「スマート送信機」には「DJI Pilot」アプリが入っているので、機材も軽量・コンパクトです。
もちろん、前述の記事のように「PHANTOM 4 RTK」を使用すれば、ミリ単位の精度追求も可能ですが、今回の用途ではそこまでの精度は不要でしたので、携帯性を重視しました。
導入コストが Phantom 4 RTK の半分程度という点もポイントです。
・参考価格
DJI MAVIC 2 ENTERPRISE ZOOM スマート送信機タイプ + Enterprise Shield Basic
税込 404,800円
DJI PHANTOM 4 RTK + Enterprise Shield Basic
税込 728,200円
撮影時の設定
今回は以下の設定で撮影時間15分・撮影枚数は180枚ほど。
モデリングにかかった時間は1時間程度でした!(PCの処理能力により前後します)
ぜひ参考にしてみてください。
高度:30m
飛行速度:1.5m/s
ラップ率:縦80% 横80%
シャッタースピード:1/1000s
建築物の3Dモデリングの活用
今回のように建築物を3Dモデルにする取り組みは、
・不動産のプロモーション
・重要文化財のデータ保存
・リフォームのシミュレーション
といった用途での活用がじわじわと進んでいます。
建築物の周辺環境までモデリングでき、角度を自由に変えられるので、設計図やストリートビューとは違った、リアルな情報をお伝えできる点が特徴です。
「コンパクトなドローンでも、これだけの3Dモデリングができる!!」
ということが今回の記事で伝わりましたら幸いです。
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今回ご紹介した、Mavic 2 Enterpriseの詳細はこちら。
DJI MAVIC 2 ENTERPRISE ZOOM スマート送信機タイプ
3Dモデリングに使用した解析ソフト Pix4Dmapperの詳細はこちらです。