こんにちは、セキドの大岡です！

今回は、大規模な測量現場で活躍する Phantom 4 RTK の「ブロックの分割」ミッションについて解説します。

「ブロックの分割」ミッションとは？

「ブロックの分割」は、複数台の Phantom 4 RTK で測量を行うことを前提としたミッションです。

従来は、複数ミッションを作成し、それぞれに読み込ませる必要がありましたが、こちらのミッションを使えば、指定エリアを分割し設定を共有することができます！

ブロックの分割 ミッションのメリットは？

複数台のドローンを使用して、短時間で測量を行うことで、

・作業時間の短縮 による 人件費の削減

・日の傾きによる影の伸び縮みなど、測量結果の精度への悪影響を回避

・急な雨や強風など、外部環境の変化による作業中断を回避

といったメリットが得られます。

ブロックの分割 ミッションの設定方法

それでは、実際のアプリ画面を確認しながら使い方の説明に入ります。

STEP 1. 飛行プランの作成

① まず送信機をWiFiまたは4G回線でネット接続し、トップ画面の「計画」から「ブロックの分割」を選択してください。

② 地図上で測量したいエリアを指定すると、自動的に4分割されます。
　 右側の入力欄に、分割された1エリアあたりに割り当てる面積を入力します。

③ 使用する機体の台数に応じて、エリアを結合していきます。

　 2台で実施する場合は、以下のように設定します。

④ 「パラメータ設定」をクリックし、

　 高度・ラップ率などの設定を入力し、保存します。

これでミッションの作成は完了です！

STEP 2. 飛行プランの実行

次は複数台の機体をリンクさせ、飛行プランを実行する手順を説明します。

① 機体の電源を入れ、トップ画面の「飛行」からカメラ画面に入ります。
　 右上の設定項目から、「プロポ設定」を開き、「複数機リンク」を選んで、青文字の「リンク」をタップします。

② 送信機が待機状態になるので、機体側のリンクボタン（SDカードスロットの横）を1台ずつ押していきます。

③ 左側のメモマークをタップすると、保存したミッションの一覧が表示されます。
　 先ほど作成した「分割ブロック」ミッションを選択し、右下の「呼び出し」をタップします。

④ 機体を紐づける画面が表示されるので、エリアごとに機体を割り当て、「開始」をタップします。

⑤ ミッション実行ウインドウが表示され、「ALL」を右へスライドすると、各機体のプロペラが回り、ミッションが開始されます！

以上が「ブロックの分割」ミッションの使い方です。

各機体は送信機を介して位置情報を認識しており、適切な距離を確保して飛行するため、衝突することなく安全に作業を実行できます！

ドローンを使った測量をご検討なら？

大規模な測量現場であればあるほど活躍するこちらのミッション。
上記の使用方法を参考に、ぜひご活用ください。

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