産業向け業務用ドローンに付帯する DJI Care Enterprise ってどんなもの?
こんにちは!セキドの佐藤です。
今回は、インフラ点検や測量などの業務で活用されているDJIの産業用ドローンに付帯されております「DJI Care Enterprise(ディージェーアイ ケアエンタープライズ)」について、これから導入される方にもわかりやすく解説していきます!今後、産業用ドローンの購入や運用をご検討の際にご参考ください。
DJI Care Enterpriseとは?
DJI JAPAN が提供するサービスで、業務用ドローンなどの「DJI Enterprise製品」を対象にした包括的な保護プランになります。衝突や墜落、水没などが原因で生じた製品の故障・損傷に対する、予め設定された費用での交換対応のほか、サービス保守限度額の範囲内での回数無制限の交換サービスや、無償修理サービスのオプションがご用意されております。
使用頻度が高く、充分な準備や注意をしていても起きてしまう可能性がある不慮のトラブルに対応する、業務用ドローンに欠かせない安心のサービスです。
3種類の DJI Care Enterprise
細かな特徴は後述しますが、DJI Care Enterprise は大きく分けると下の3種類となります。導入費用や保守費用の予算に応じて、必要な内容が選択可能です。
Care Enterprise Basic の特徴
1. 修理料金が安価
→ 対象ドローンやジンバルカメラに補償範囲内の故障や破損が発生した際、少額の追加料金を支払うことで交換サービスを利用可能
2. 送料はDJIが負担
→ 修理、交換サービス利用時に発生する送料はすべてDJIが負担
3. 交換サービスは期間に合わせて最大2/3回
→ 1年版は最大2回、2年版は最大3回まで交換サービスが利用可能(費用は利用回数によって異なる)
Care Enterprise Plus の特徴
1. 修理、交換に制限なし
→ 保守限度額が設定され、補償範囲内の修理交換サービスは利用制限無く対応可能
2. 送料はDJIが負担
→ 修理、交換サービス利用時に発生する送料はすべてDJIが負担
3. 保守限度額共有サービス
→ 同時期に DJI Care Enterprise Plusに加入している製品は、保守限度額共有サービスが利用可能
複数のドローンを運用する際、サービスを使わなかった製品の限度額を他の製品に充当し、保守費用を抑制
Care Enterprise 対応製品と加入条件
Care Enterprise が付帯する製品と、加入の条件は下記の通りです。現在販売中の産業用ドローンと関連する製品には全て Care Enterprise が付帯しています。
[対応製品]
Care Enterprise Basic | Care Enterprise Basic 2年版 | Care Enterprise Plus |
バンドル(付帯)販売製品 | バンドル販売製品 | バンドル販売製品 |
・Matrice 300 RTK ・Matrice 30シリーズ ・Mavic 3 Enterpriseシリーズ ・Mavic 2 Enterpriseシリーズ ・Phantom 4 RTK ・P4 Multispectral ・Zenmuse P1/L1 ・Zenmuse H20/H20T/H20N |
・Mavic 3 Enterpriseシリーズ | ・Matrice 300 RTK ・Matrice 30シリーズ ・Mavic 3 Enterpriseシリーズ ・Zenmuse P1/L1 ・Zenmuse H20/H20T/H20N |
単品販売 | ||
・Mavic 2 Enterpriseシリーズ ・Phantom 4 RTK ・Zenmuse Z30 |
※2023/1/16現在
[加入条件]
・新品かつアクティベーションが行われていない対象ドローン/ジンバルカメラ
・アクティベーションを行ってから96時間以内の対象ドローン/ジンバルカメラ
いかがでしょうか?
DJI Care Enterprise がどんなサービスで、業務用ドローンで多くのシェアを持つ DJI Enterprise製品に欠かせないモノであるかがイメージできたでしょうか?
Care Enterprise の内容を迷われた際には、何かあった時のリスクやサービスの手厚さを考えて、充実した保守サービスの「Care Enterprise Plus」をおすすめしております。
産業用ドローンの導入をご検討の際は、ぜひ本記事を思い出して、安心してドローン業務を行うための一助にしていただければ幸いです。
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