ドローン飛行許可申請 ~ DIPS でのWEB申請について ~
こんにちは。DJI認定ストア 東京虎ノ門の越村です。
日本国内でドローンを飛行させるにあたり、禁止されている場所や飛行方法の場合には、飛行許可の承認を得る必要があります。
こちらの記事では、国土交通省に飛行許可申請をするために必要な「ドローン情報基盤システム(DIPS)」の利用方法について、お伝えいたします。
飛行許可申請の前に
ドローンの飛行許可申請をする前に、下記の4つのポイントをご確認ください。
★ 無人航空機(ドローン)の「飛行の許可が必要となる空域」「飛行の方法 」
双方に該当しない場合には、航空法上の許可・申請は不要となります。
★ 許可・承認申請は、フライトの10日前(土日祝等除く)までに行う必要があります。
余裕を持って出すようにしましょう。
※ 弊社経験上は申請依頼から完了まで20日前後となっています。
★ DJI製の主なドローンは、国が定めた安全基準に適合していると認められており、
改造などを行っていない状態であれば一部の資料の添付を免除されています。
★ 例外として、緊急性・公共性が高く、人道的な支援や災害時などはこの限りではなく、
メールや電話、FAXで申請を行いフライトし、後日申請書を提出することもできます。
飛行許可申請の流れ
では実際の手続きを見ていきましょう。
まずは、国土交通省が運営する「ドローン情報基盤システム(DIPS)」へアクセスしてください。
ドローン情報基盤システムはコチラ
https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/
続いてサイト上の案内に従い、以下のステップで申請していきます。
1. DIPS アカウントの作成のための申請者情報入力
2. 無人航空機情報と操縦士情報の登録
3. 飛行申請書の作成・提出
4. 電子許可書DLまたは許可書発送依頼
DIPS アカウント作成と無人航空機情報・
操縦士情報の登録
1. 申請者情報の入力
アカウント作成と、飛行させたい無人航空機、操縦者情報を登録します。
まずは画面左側の「はじめての方」から[個人]または[企業・団体]を選択し、
利用規約を確認し、[同意する]ボタンを押してください。
次に、申請者情報入力のフォームが表示されます。
メールアドレス、秘密の質問(パスワードを忘れた時などに使います)など全て入力した後、右下の[次へ進む]ボタンを押し、入力内容を確認して[登録]ボタンを押してください。
登録したメールアドレス宛に、DIPSアカウントの本登録確認メールが送られてきます。
記載されている申請者IDを確認した後、同じく記載されているURLからログインページに進み、申請者IDとパスワードを入力するとDIPSアカウントにログインできます。
無人航空機情報と操縦士情報の登録
IDとパスワードを入力しログインしたら、「メニュー画面」を開きます。
こちらのページで、無人航空機と操縦者情報の登録を行っていきます。
[無人航空機情報の登録]を選択すると、
次のページが表示されますので、ホームページ掲載無人航空機を選択してください。
「製造者名」「無人航空機名称」という項目から、ドローンメーカーを一覧から選択し、
機体一覧の中から、お使いの機体を選択してください。
新商品に関しては、こちらの一覧に反映されるまで概ね1ヶ月ほどかかります。
飛行させる機体名称を選択し、製造番号などを入力します。
続く確認項目では、自作機、改造機でなければ「いいえ」を選択してください。
操縦者情報登録
メニュー画面から「操縦者情報の登録・変更」を選択すると、個人情報と必要事項記入の画面になります。
SUSC などのドローン講習団体による技能証明を受講している方は、ここで入力してください。
飛行申請書の作成・提出
飛行申請書の作成
●飛行概要入力
メニュー画面から「申請書の作成(新規)」を選択し、申請書作成ページで、「1.」の飛行の目的と、「2.」の申請理由を選択していきます。
ここで「高度150m以上の飛行」または「空港周辺での飛行」を希望される方は、「2. 地表等高度と海抜」、「3. 関係機関との調整結果」を求められます。
「高度150m以上の飛行」「空港周辺での飛行」に該当しない場合、入力は不要です。
●飛行詳細入力
続いて飛行させる期間及び経路について入力していきます。
飛行させる場所・経路を特定する場合と、しない場合で、使用するマニュアルが異なることは後述します。
飛行申請は全4ページですので、ここまでで入力は半分終わりました。
「次へ進む」と3ページ目。
●機体・操縦者選択
既に機体と操縦者の登録は済んでいますので、「機体選択」「操縦者選択」から選択します。
飛行マニュアルは下記からダウンロードできます。
飛行場所を特定した申請の場合は、「航空局標準マニュアル01」、
飛行場所を特定しない申請のうち、「人口集中地区上空の飛行・夜間飛行・目視外飛行・人又は物件から 30m以上の距離を確保できない飛行・危険物輸送又は物件投下を行う飛行」の際は、「航空局標準マニュアル02」
をお選びください。
●その他詳細等入力
操縦者情報および機体の追加基準適合について、入力していきます。
ここでプロペラガードの写真の添付を求められることがあります。
緊急連絡先や加入済み保険内容を入力してください。
また、受け取る許可証の形式で紙を希望される場合は返信用封筒を郵送する必要があります。
電子許可証の場合は、同時にメールで送られてくる電子証明を合わせて保存しておく必要がありますのでご注意ください。
ここまでの記入を基に、申請書が自動作成されますので、内容に問題がないか再確認し、右端の「申請」ボタンを押しましょう。
以上で国土交通省への飛行許可申請の工程は終了となります。
最短10開庁日ほどで、審査結果の確認メールが届きます。
DIPSサイト内の「照会編集」から申請書の確認画面を開き、電子許可証をダウンロードしてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
初回は少し手間取るかもしれませんが、しっかりと許可を取得し、安全に配慮したドローンの運用をお願いいたします。
また、セキドではドローンフライト申請代行サービスも取り扱っております。
必要な情報のみご提供いただき、面倒な書面作成の一切を承るサービスとなっておりますので、ぜひご活用くださいませ。
詳しくは、こちらをご覧ください。