QYSEA FIFISH PRO U-QPS水中測位システム についてよくあるご質問
Q1.QYSEA FIFISH PRO U-QPS水中測位システムはどのような機能がありますか?
A1.U-QPSはQYSEA社専用APP「FIFISH APP」に対応した水中測位システムです。FIFISH APP上にて、ROVの位置と向きと水深の表示・POI(Point of Interest)の記録・モーショントレース(軌跡)表示に対応しています。
Q2.水中ではGPSを受信できないと思いますが、U-QPS水中測位システムはどのような仕組みですか?
A2. U-QPS水中測位システムは主に以下の3つのユニットで構成されております。
・QPS BOX
・QPS Receiver(以下、レシーバー)
・QPS Locator(以下、ロケーター)
水中ドローンとの接続のイメージは以下の図解をご参照ください。
GPSを受信する「QPS BOX」の位置を起点として、「レシーバー」と「ロケーター」の超音波での通信により位置を割り出すという仕組みになっております。
陸上にGPSを受信する「QPS BOX」を配置します。その「QPS BOX」に「レシーバー」を接続して「レシーバー」を水中に1m以上沈めます。
ROV本体には「ロケーター」を取り付けます。「レシーバー」と「ロケーター」は音波で通信を行い、位置関係を割り出します。
Q3.GPSの測位精度はどのくらいですか?また、利用が困難な場所はありますか?
A3.測位精度はご利用環境によって大きく異なります。
精度については、起点となる「QPS BOX」のGPS受信の環境および、「レシーバー」の設置箇所、「レシーバー」と「ロケーター」の音波での通信環境に左右されます。(A1.図解参照)
つきましては、「QPS BOX」でGPSの受信が困難な箇所、「QPS BOX」が動いてしまう場所(船上など)、「レシーバー」が安定的に固定できない場所、「レシーバー」が動いてしまう場所(船上など)、「レシーバー」と「ロケーター」間での通信が困難な場所(音波が反響する場所、水深が浅い場所、遮蔽物がある場所など音波通信ができない場所や影響が出る場所など)では大きな誤差の発生および、ご利用自体をいただくことはできない場合がありますのでご注意ください。
つきましては、陸上や海上で利用するGPS製品にや、他の水中で利用する高額なGPS搭載機材に比べても精度は安定しません。また細かい測位データの抽出などもできませんのでご留意ください。
利用が困難な場所の一例は以下の通りです。
・浅い場所
・タンクまたはプールの内部
・海底設備の周辺
・船体の近く
・大量に魚がいる養殖槽の中
・氷の下
Q4.ロケーター-U1の充電方法について知りたい。
A4.USB-Cケーブル(別売)とUSB充電器(5V)(別売り)をご利用いただき充電を行います。ロケーター下部のキャップを外していただきますと、USB-Cメス端子がありますので、そちらから下記写真の通り充電を行ってください。充電中はロケーター上部のLEDライトが点滅いたします。充電時間は約7時間となります。
Q5.ロケーターU-1のスイッチはどこにありますか?
A5.キャップ内にスイッチがあります。キャップを閉めていただくことで電源がONになります。キャップはしっかりと最後までしまっていることを確認してください。なお、キャップの締めが甘いと、内部に水が入り破損の原因となります。浸水した場合の破損は有償交換・有償修理対応となりますのでご注意ください。
Q6.ロケーターU-1の利用後の注意点は?
A6.ご利用後はキャップを閉めた状態で真水で海水を洗い流して、乾いた綺麗な布で水気を拭き取ってください。
水がかからない安全な場所でキャップを取り外して浸水がないかご確認いただき、キャップを軽く閉めて電源OFF状態(LEDが点灯していない状態)にして保管をしてください。Oリングの状態も確認いただき、クリーニングおよびグリスアップを行ってください。
Q7.ロケーターのLED表示の意味を知りたい
A7.
緑のライトなし: 電源がオフの状態です。
緑色の点滅 (1秒に1回): GPSロックを検索中となります。利用準備ができていない状態です。
緑の点灯: GPSロックがされている状態です。利用準備ができている状態となります。
緑のライトが点滅 : 充電中の状態です。約7時間後に完全に充電され、満充電後、最大6時間使用できます。
緑色のライトが速く点滅 (1秒間に複数回): エラー表示となります。通常、これは潜水時間を超過したことと、圧力センサーを乾燥させる必要があることが原因となります。圧力センサーを乾燥させる必要があります。
Q8.U-QPSの動作ログを出力はできますか?
A8.FIFISH APPにてログ出力の機能はございます。しかしながら、機器の性能(精度)の範疇でのデータとなる点および、従来標準搭載の機能として保証するものではないため、本機能のデータの精度についての保証および出力情報の設定等の機能はございません。あらかじめご了承ください。
QYSEA FIFISH シリーズ 動作ログのエクスポート
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