ドローンで資材運搬!野球場の照明交換工事をレポート
こんにちは。セキドで運搬用ドローン DJI FlyCart 30 を担当する佐藤(雅)です。先日、福島県にある開成山野球場にて、鹿島建設株式会社と株式会社ユアテックのご協力のもと、物流ドローンを活用した野球場照明交換を実施しました。

今回は今後も多くの球場・スタジアムで需要増が見込まれるメンテナンス業務において、ドローンによる効率化をレポートしますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 実証概要
・実施日 :2024年11月某日
・天候 :晴天、視界良、気温9℃
・風速 :常時6~8m/s、最大10.8m/s
・実施地 :開成山野球場 福島県郡山市開成1-5-12
・輸送場所 :レフト側照明灯E
・離発着場所:野球場内 照明灯E付近
・運搬物 :照明灯
・数量 :10個
・重量 :約10kg/個
2. ドローン活用の背景
野球場照明灯は球場周りにほぼ等間隔で設置されているが、場所によっては照明付近に大型車が入り込めない場所があります。そのため、全ての照明灯を同条件で交換する工事ができず、照明交換の新しい方法を模索中でした。そんな状況で物流ドローンを使った資材の搬出入が、可能性の1つとして着目され実証実験に至りました。
3. 資材運搬の詳細
1フライト時
・高低差 :48.9m
・水平距離:39.0m
・移動距離:120.6m
・総輸送量:約200kg
(往路10kg×10往復、復路10kg×10往復)

4. 実施箇所


5. 従来の施工方法

6. ドローンによる運搬方法


ドローンによる運搬を終えて
今回の実務において、 1回の運搬量や完了までの必要運行数は従来方法に分が有りました。しかし、ドローンを活用することで作業開始までの「準備期間」を短縮する事が可能で、結果として工費と運用想定人数の削減に繋がりました。
セキドでは 今回の業務で使用した FlyCart 30 について、実際のフライトや導入から運用の詳細を知りたい方に向けて、全国各地で定期的に無料の実演会やデモ会を行っています。まずはお近くの会場でお気軽にご参加ください。
運搬性能や活用事例などのお問い合わせや、実演会やデモフライトの要請などもお待ちしております。
FlyCart 30 の機能やスペック情報はこちらDJI FlyCart 30