PGYTECH RetroVa オールインワンセットレビュー│iPhoneの望遠撮影を拡張できるキット
こんにちは。セキドの出澤です。本日はPGYTECHから発売された、iPhone16 Pro、17 ProおよびiPhone 16 Pro Max、17 Pro Maxシリーズ対応の撮影キット「RetroVa (レトロバ)オールインワンセット」をご紹介します。
CP+ 2026でお披露目され、ブースで注目を集めていたアイテムがついに発売となります。メーカーが実施したクラウドファンディング「Kickstarter」では、当時の為替レート換算で約2,900万円以上の支援を調達した、発売前から注目を集めていたアイテムです。

RetroVaとは
RetroVaは、iPhone 16 Pro/Pro Max と iPhone 17 Pro/Pro Max向けに設計された着脱式モジュールです。名前の通り、レトロでクラシックなフィルムカメラを思わせるデザインです。専用スマホケースと物理ボタン・ダイヤルが付いたグリップを装着し、Bluetooth接続でフォーカスからシャッターまで、直感的なコントロール操作が可能です。

カメラ部分にレンズアダプターリングを取りつけ、2.35倍望遠レンズを取り付けることで、対応するiPhoneの撮影領域を拡張することができます。これひとつで、野鳥撮影やコンサート、ストリートスナップまで幅広いシーンに対応します。

望遠撮影&グリップ操作がこれひとつで
発売されたRetroVaシリーズのうち、今回ご紹介する望遠レンズとグリップが付属するRetroVa オールインワンセットはこちらです。

・2.35倍 望遠レンズ ×1
・三脚座 ×1
・レンズポーチ ×1
・レンズアダプターリング ×1
・スマートフォングリップ ×1
・スマートフォンケース ×1
・フォトストラップ ×1
本格カメラのような操作
RetroVaの機能を最大限活用するには、まずPGYTECH PhotoVideo Creativeアプリをダウンロードする必要があります。RetroVa オールインワンセット購入時に同梱されるダウンロードカードからインストールしていただくか、こちらのリンクからもダウンロードできます。
PGYTECH PhotoVideo Creativeアプリ
MagCamグリップシリーズやProShot フォンケージで既にアプリを導入済みの方は、ダウンロード不要です。
このアプリと連携することで、まさに本格カメラのような物理操作が可能となります。Bluetooth接続でフォーカスからシャッター、ISO、露出、ホワイトバランスなどの設定変更にも対応します。

アプリ内はフィルムカメラのような質感や雰囲気を再現したフィルター機能も搭載しています。いわゆる”エモい”感じの撮影もこれひとつで可能です。

2.35倍望遠レンズで撮影領域を拡張
2.35倍望遠レンズを装着することで、iPhone 17 Proシリーズでは235mm(光学4倍)で最大2350mm相当、iPhone 16 Proシリーズでは282mm(光学5倍)で最大1410mm相当の望遠撮影が可能です。

microSDカードスロット搭載
グリップ底面にmicroSDカードのスロットを搭載しているので、撮影データを直接保存できます。iPhone本体のストレージ容量を気にせず、4K動画やRAW写真の撮影、長時間の記録に対応できます。

グリップを装着したら「iPhoneの給電ができないのでは?」と思われる方もご安心ください。底面のUSB Type-CポートでiPhone 本体が充電ができ、さらに1/4インチねじ穴も備えているので、三脚や各種アクセサリーに対応します。
実際のカメラ性能
野鳥撮影
今回は、iPhone 17 Pro MaxとRetroVaの組み合わせで撮影で野鳥撮影しました。
まずはこの写真をご覧ください。



推定すると上から順番に、アオサギ、シジュウカラ、ヒヨドリでしょうか。高い木々にとまっている鳥もここまで鮮明に描写できるのかと感動しました。
さらにはアプリ上の設定で、撮影時にウォーターマークをつけることで、ちょっとした作品ぽい写真に仕上げることも可能です。鮮明度は少し欠けますが、全体的に花の重なりや枝の流れも自然で、圧縮感と見やすさのバランスが取れた雰囲気の写真に仕上がりました。
焦点距離の比較
引き続き、iPhone 17 Pro MaxとRetroVaを使用してぬいぐるみを撮った、こちらをご覧ください。左上から時計回りで235mm、400mm、600mm、960mm相当で撮影しています。

設定はオートで撮影しました。235mmから960mmまで焦点距離を変えながら撮影すると、被写体の見え方やフレーム内での収まり方の違いを確認できます。焦点距離が伸びるにつれて被写体が大きく写り、細部の見え方も変化していきます。
焦点距離によって被写体の写り方は大きく変わります。今回はその違いを見比べる参考として、各焦点距離での見え方を紹介しました。
なお撮影時は、ブレを抑えるためにRetroVa付属の三脚座を使って、ミニ三脚を取り付けました。焦点距離を上げていくと三脚推奨のアラートがアプリ上に表示されるので、三脚あわせて用意しておくのがおすすめです。

人物撮影
実際に人物写真でも試してみました。245mmと426mmでは人物をしっかり捉えつつ背景も広めに取り込めるため、スナップ感のある自然な1枚になりました。
また、撮影時にアプリ上でウォーターマークを追加できるため、作品のような雰囲気に仕上げることができます。


628mmでは被写体の存在感がより際立ちます。距離がある場面でも人物を大きく捉えやすく、背景も少し柔らかく見えるため、印象的な1枚に仕上げやすくなります。

繰り返しになりますが、焦点距離を上げていくほど画面が揺れやすくなり、ピント合わせも難しくなるため、被写体まで距離がある場面では三脚を使用すると安定して撮影しやすくなります。
最大ズーム撮影
最大ズームでどこまで描写できるのかも試してみました。まずはこちらの東京タワーの写真をご覧ください。この距離からズームを使用してみました。

RetroVaを使用してガラス張りの窓を最大ズームで撮影したところ、輪郭は明瞭ではないものの、人がいる様子を捉えています。この距離でも被写体の存在を確認できたことは驚きでした。

まとめ
RetroVaで実際にテスト撮影して改めて、遠くの被写体を撮影したい場面に適したアイテムだと感じました。野鳥撮影はもちろん、コンサートやライブ、スポーツ観戦などでも使いやすく、遠征や旅行の際に撮影機材を少しでもコンパクトにまとめたい場合にも相性のよい製品です。
とくにイベント会場では、ステージや演者との距離がある場面でも被写体を大きく捉えやすく、撮影の幅を広げてくれそうです。
今回ご紹介したRetroVa オールインワンセットのほか、グリップキット単体や、オプションのフィルターアダプターリング、2倍望遠レンズなどのラインナップがあります。なお、本コンテンツで紹介した2.35倍望遠レンズはオールインワンセットにのみ付属するため、こちらを使用したいという方はセット品の購入がおすすめです。
気になった方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください!
RetroVa オールインワンセット(iPhone 17 Pro Max用)

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