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こんにちは、セキドの大岡です。

先日ご紹介した Phantom 4 RTK の新機能「直線飛行(高度調節可能)」のミッションを使用した、山間部の送電線モデリングの事例をご紹介します(この記事はDJI社の事例を、翻訳再構成しております)。

直線飛行(高度調節可能)機能を紹介した前回の記事はコチラPhantom 4 RTK に新機能追加!
構造物側面や送電線のモデリングに対応!

 

Phantom 4 RTK の新機能
「直線飛行(高度調節可能)」とは?

7月20日、DJIは Phantom 4 RTK の新しいファームウェアをリリースしました。主な新機能の1つは、直線飛行(高度調節可能)機能です。こちらの機能は、起伏のあるラインのモデリング用に特別に設計されているため、Phantom 4 RTK はラインの高度の違いに応じて特定の相対高度を維持し、撮影を完了できます。非常に直感的で使いやすい機能になっています。

Phantom 4 RTK

一般的に送電線は高さが一定でない山間部に建てられることが多く、鉄塔間の高低差も不均一です。四川西部などでは個々の鉄塔間の高度差が1,000メートルを超えます。これらの場所で、計画および検査作業のための送電線データを取得する際に障害となるのが、この高度差とモデリングの精度です。

山間部の送電線

これまでのモデリング撮影では、UAV(ドローン)は一定の高度を維持していました。鉄塔と送電線の高度差に直面すると、高さの違いにより、多くの飛行経路で十分な撮影を完了できませんでした。さらにUAVと送電線の相対的な高さが原因で、一貫性がない不均一な距離での撮影になり、最終的なモデリングの精度が期待通りになりませんでした。

新しい直線飛行(高度調節可能)機能は、これらの問題を克服し、2つの顕著な効果をもたらします。
1つ目は、鉄塔の高さの違いに制限されず、相対的な距離を保った撮影を実行できる点です。
2つ目は、データ収集の品質が安定しており、モデリングの精度が優れているという点です。

PHANTOM 4 RTK 詳細

 

実際の送電線モデリング事例

ケース1:四川省 攀枝花市の220 kV送電線

四川省攀枝花市にある220 kV送電線の一部で、高低差は110メートル、距離は290メートルです。以前は、一般的なモデリング撮影が採用されており、一部の送電線には画像収集が均一でない部分があり、モデリング結果は不完全でした。

以前にモデリングしたもの 送電線の大部分がデータ化できていない

 

直線飛行(高度調節可能)機能による再撮影後のモデリング

 

再撮影後のモデリングは、送電線が交差している部分も鮮明に捉えています。

 

送電会社 State Grid Sichuan Panzhihua Company の Wang Zhou氏は、送電線の点検計画を容易にすると述べています。

 

ケース2:西四川省 の 110kV送電線

四川省の送電会社である State Grid Transmission and Distribution Company は、標高が高い場所の電力線を保守することが多く、山岳地帯では顕著な高低差があります。たとえば、チベット地域の Dianlitian Road のある地域では、標高が3,700メートルを超え、高低差が150メートル、距離は281メートルで、ネットワークがなく、衛星写真も不十分な2つの丘の上の峡谷を横切っており、通常であればモデリングには適さない環境です。

しかし、Phantom 4 RTK の直線飛行(高度調節可能)機能とリアルタイム画像送信機能を使用したところ、モデリング効果が大幅に改善されました。

直線飛行(高度調節可能)機能によるモデリング結果

 
State Grid Sichuan Power Transmission and Transformation Company の Tian Li 氏は、「新しい直線飛行(高度調節可能)機能により、送電線からの撮影距離一定に保つことができるため、難しい山岳地帯のモデリング精度が大幅に向上しました。また、リアルタイムの画像伝送により、屋外モデリング操作の柔軟性が向上し、衛星写真が不十分なエリアに対応しやすくなります。」と評価しています。

正確な送電線モデルのデジタル化は、電力網の効率的な点検の前提条件です。DJI が新しく開発した Phantom 4 RTK のソフトウェアおよびハードウェア機能の利用は、点検の効率化に向けた非常に大きな進歩です。

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/JNJSo0XWmXB32XEvhsAqWw

本記事はDJI社による国外事例をセキドにより翻訳再構成し掲載しています。
機体・ソフトウェア仕様や法令などは海外(中国)のものとなり、日本国内適用についてはセキドまでお問い合わせください。

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今回ご紹介した Phantom 4 RTK の後継機はこちらです。
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モデリングに使用したDJI製アプリはコチラDJI TerraDJI Terra 詳細

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