どこよりも詳しい DJI Fly アプリの説明書をDJI認定ストア店員が書いてみました!
DJI認定ストア 東京虎ノ門の吉田です。
今回は店舗でもよくお問い合わせを頂く、 DJI Fly アプリの説明書を書いてみたいと思います。
DJI Fly アプリとは?!
Mavic Mini の発売と同時にリリースされた、DJIドローン操縦用のアプリケーションです。
最近発売された Mavic Air 2 にも対応しており、DJIアプリケーションの中でも比較的利用者の多いものとなっています。
Mavic 2 や Phantom 4 などで使用される DJI GO4 とは異なり、初心者の方でも使いやすいシンプルなインターフェイスになっているのもこのアプリの魅力です。
アプリ自体は AppleStore や Playストア で無料でインストールできますので、まだお持ちでない方はぜひダウンロードをしてみてください。
DJI Fly初期設定手順
まずAppleStoreかPlayストアで、「DJI Fly」と検索して頂き、アプリをインストールします。
インストールしたアプリを開くと、まず通知設定の確認が表示されます。
ONにしておけば、DJIが公開したブログ記事などの公開通知が届きますが、うっとおしいと感じられる方はOFFにして頂いても問題ありません。
写真や位置情報などのアクセス権について許可を求められます。
これらをONにしておかないと映像や写真データの移動が出来ませんので、画像下側の「全て設定」をタップしてください。
DJI Flyを扱う上での利用規約が表示されます。必ず一度は目を通すようにしておきましょう。
DJIドローンは基本的に全てGPSを搭載していますので、それらに関連付けされた情報類の使用許可を求められます。
これらは全てONにしておく必要があります。
バグの発生状況などをDJIに送信しても構わないか尋ねられます。
送信しないということも出来ますが、それをするとバグの修正が遅れることになりますので是非「参加する」を選択してください。
アプリからの確認事項はこの項目で最後となります。
DJIアカウントのログイン / 新規登録を行います。
既にアカウントをお持ちの方はメールアドレスとログインパスワードを入力してください。
まだアカウントをお持ちでない方は、下画像の画面でDJIアカウントに使用されるメールアドレスを入力後、次に表示される画面でパスワードを決定してください。
また、現時点では日本の場合、電話番号での登録が出来ませんのでご注意ください。
DJIアカウントのログイン / 新規登録が終了しましたら、ユーザーガイドが表示されます。
離陸前の準備など優しく教えてくれますので是非一度ご覧ください。必要ないという方はスキップもできます。
ここまでの準備が済んだら下画像のようなアプリホーム画面が表示されます。
ドローンを飛ばす場合は、画像右下の「機体に接続」もしくは「飛行開始」をタップしてフライト画面を開いてください。
ドローン操縦時のアプリ表示内容はこれだ!!
一見複雑そうに見えるフライト画面ですが、1つずつ紐解いていくと実はとてもシンプルな作りになっています。
まずは下の画像をご覧ください。
これは Mavic Air 2 使用時のものですが、基本的には Mavic Mini も同様の表示になります。
各種設定画面の使い方
ドローンを飛ばすにはまず、各種設定の下準備が必要です。
というか、下準備が8割みたいなものですね。中華料理みたい。
各種設定を変更するには、フライト画面右上の「・・・」から各種設定画面を開きます。
この項目ですが『安全』『制御』『カメラ』『画像転送』『説明』の5つに分かれています。
「ただ、正直これら5つ全てを設定する必要はありません!」
というのも、『画像転送』や『説明』は特に弄る項目がありませんし、『カメラ』についても本当にこだわらなければ開封時の設定のままで問題ないからです。
ですので今回は、特に重要な『安全』の項目についてご説明したいと思います。
飛行保護から始めよう!
実際の設定手順ですが、まず最大高度と最大水平距離の設定から始めるのがオススメです。
これらは機体に搭載されたGPSと結びついており、設定した数値以上の距離での飛行を防止する効果があります。
ちなみに、、マサイ族でもなければ水平距離 200m先にいる機体を視認することはできません。。。
なので空撮初心者の方は、水平距離 150m、高度 80mで制限してみるとよろしいかと思います。
この設定であれば、初心者の方でも墜落リスクを抑えつつ、空撮を楽しめます。
自動RTH高度
飛行保護の真下にある設定項目が、自動RTH(リターン トゥ ホーム)高度です。
設定名称からして良く分からない項目ですが、これはRTHの最低高度の事です。
例えば自動RTH高度を30mに設定してRTHが発動した場合、機体がこの自動RTH高度以下で飛行していれば30mまで上昇してからドローンは帰還します。
逆に、RTH発動時に自動RTH高度以上の高度で飛行していれば、機体はそのままの高さで帰還します。
このシステムの関係上、自動RTH高度は周囲の障害物よりも高く設定する必要があります。
動画編集もできちゃいます!
DJI Fly は飛行制御アプリながら、動画編集機能も搭載しています。
BGMの埋め込みや、動画同士を繋ぐこともできますので、これ1つでTV番組なワンシーンのような映像を作成可能です。
詳しい編集方法はボリュームがあり過ぎますので、別の記事にて解説しております。
ぜひご覧ください。
Mavic Mini の簡単動画編集には DJI Fly アプリがオススメ!(解説動画付き)
DJI Fly の機能一覧、実は色々ありました!!
DJI Fly には操縦機能のほかに、様々な機能が存在します。
ドローンを動かすだけであれば触る必要のない物もありますが、どれも非常に為になる機能ですので、用途に合わせてぜひお使いください。
フライ スポット
アプリ起動中の端末位置を確認できるほか、人口密集地域の表示や、空港の側など飛行自体にDJIの許可が必要なポイントをマップ上で教えてくれます。
アルバム
ドローンで撮影した映像や写真の確認、ダウンロードができます。
ダウンロードは機体を接続していないとできませんのでご注意ください。
Sky Pixel
DJIドローン専用の SNS が Sky Pixel です。
世界中のドローンユーザーが撮影した写真や映像を見る事ができ、空撮の参考になる作品もたくさん公開されています。
機能チュートリアル
実はアプリ内で、DJIドローン各機能の紹介動画を視聴できます。
「これ、実際どういう機能なんだろう、、?」
と感じることの多いフライトモード類の数々ですが、こちらをご覧いただければ、すぐに使いこなすことができるでしょう。
DJI Fly 思ったより凄かった説!!
今回ご紹介した機能以外にも、Flyアプリに対応している Mavic Mini、Mavic Air 2 それぞれで、複数の機能が搭載されています。
それらをフル活用できれば、飛行時の利便性向上や、空撮のクオリティアップにも繋がりますので、ぜひ試してみてください!
DJI Fly で使用可能なドローンの詳細はコチラ!!
DJI Fly アプリの気になる使い方や機能について実際に製品を見ながら確認したいという方は、ぜひDJI認定ストア 東京虎ノ門にお越しくださいませ。
購入相談内容や来店時間を事前に予約可能な来店予約フォームもありますので、お気軽にご利用ください。