こんにちは、セキドの平井です。

先日、DJIの産業用ドローン「Matrice 210 RTK」と赤外線カメラ「Zenmuse XT2」を使用した、夜間の獣害調査を行ってきました。

今回は、その詳細について解説していきたいと思います！

ドローンを使った害獣調査とは？

今回調査を行ったエリアでは、野生動物により深刻な獣害被害が発生しており、動物たちの寝床や生息場所を特定するために調査を行いました。

寝床を捜索ということで夜間飛行が前提となります。

また、広大の土地を闇雲に飛行させても効率的ではありませんし、視認性が悪い夜間では木々などの接触のリスクも高まります。
こう言ったシーンこそ、フライトプランの策定が大切になります。

そこで今回は、上記のことを鑑みて自動操縦アプリの DJI GS PRO を使用して、夜間の自動操縦をメインとしたフライトプランを作成しました。

獣害調査での使用機材

MATRICE 210 RTK

送電線が現場付近にあり、磁気干渉によるトラブルも想定されるため、抗磁気干渉モデルの「MATRICE 210 RTK」を使用しています。

磁気干渉の影響を受けない測位システム RTK については関連記事をご覧ください。

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DJI Matrice 210 RTK 詳細

Zenmuse XT2

調査エリアは周囲の木々の樹高が高いため、高度を高く保つ必要がありました。

そこで、高度を上げても調査対象が確認しやすい XT2 の高解像度モデル「ZXT2A13FR」を使用しています。

DJI Zenmuse XT2 赤外線カメラ 詳細

フライトプランの作成

障害物の位置や目視可能な範囲などを、日中のうちに細かく確認していき、実際に飛行させながら DJI GS PRO のミッションに反映させていきます。

調査結果

実際に飛行させてみたところ、無事に害獣の寝床を判別することができました。
また、動き回る動物たちも「Zenmuse XT2」により鮮明に撮影することもできました。

撮影した写真には、緯度・経度情報が記録されるため、この位置情報を元に GoogleMap や地理院地図などと組み合わせて、今後の対策などを立てることが可能です。

ドローンを使った調査をご検討なら？

ドローンと赤外線カメラを使った、夜間の害獣調査の詳細はいかがでしたでしょうか？
本記事を参考に、害獣被害にお困りのお客さまはぜひご検討ください。

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