ドローンフライト時の「風」に対する注意点
こんにちは!セキド 横浜ベイサイド店の平井です!
今回は、ドローンの飛行に重要な「風」についてお話をしてみたいと思います!
機体を選ばれる時に、お客様が気になる点として、天候のお話もよくされます。
雨や雪などはもちろん大敵ですが、目に見えない風にも十分注意しなくてはいけないですね!
天気予報でチェックしていても、実際の現場での風速はどのくらいか?やっぱり気になりますよね。
フライト時に注意すべき「風」の影響
まずはじめに、実際にフライト時の天候リスクとして、特に風の影響で注意するお話を2点ほど挙げておきますね。
1. 上空や地上との違い、建物による風の変化に注意!
風はどの場所においても一定のリズムではなく、時間や場所で刻々と変化しています。
一般的には、上空の方が風が強く吹いている、と言われているのを聞いたことがあると思います。
例えば、地上で5mの風速でも、上空100mでは10mの風が吹いている、ということも珍しくありません。
DJI製ドローンでは、強風時にアラートが出ますので、その時には焦らずに機体の高度を下げるようにしましょう!
撮影によっては、建物に回り込んで飛行するときなど、ビル風のような風の強い場所があるため、風の通り道になりやすい所が無いか事前に歩いてみるといいですね。
飛行させる距離が長くなればなるほど、現在いる場所との風の強さも変わってきます。
地形や建物の影響を受け、不意に風向きや風速が変わる可能性があるので、フライト時は十分に注意が必要です!
2. 山や海での風が強い場所に注意!
山では、崖や尾根沿いの風が通りやすい場所で、風が吹き上げられたり、吹き下ろされたりと通常とは違う風向きや強さの変化をします。
どの程度周囲の木々が揺れているかなど、地形や建物の位置なども大切な情報になってきます!
また、海では目標物は少ないですが、海面の色の違いや波の状態などからも風の強さを把握することできます。
風の状況を正しく把握する「風速計」
安全に楽しくフライトさせるのに必要なアイテムの一つとして、風や気温を計測する風速計が頼りとなります。
現在、セキドで取り扱っている風速計は3種類あります。
まずご紹介するのは『デジタル風速・温度計』
風速と気温を測ることができます。
風向きまでの記録は取れないですが、携帯性に優れている点でのこのお値段はとってもお買い得です。
一時的にでも風速を測っておくことで次のフライトのための目安にもなりますし、安心感が違います!
次は『WINDmeter – ウィンドメーター(iOS・Android対応 風速計・方位計)』
その瞬間の風の向きと風速だけでなく、計測期間中の最低風速と最大風速なども測ることが可能で、スマートフォンアプリで計測記録が管理できます。!
計測した値は、このように履歴としても見ることができます。
先ほど紹介しました「デジタル風速・温度計」でメモを取り忘れた際などにも後で見直すことができる便利な商品です!
実際の現場の状況を、後で振り返るときにも記録できるのは便利ですね!
※イヤホンジャックのある端末でのみ使うことができますので、ご購入の際にはご注意ください。
最後に『WEATHERmeter – ウェザーメーター(iOS・Android対応 風速計・方位・気圧・湿度・温度計)』
この商品はこれまでご紹介した風速計と違って、温度だけでなく、気圧や湿度も一緒に測ることができるんです!
これ1台でドローンの飛行時だけでなく、日常生活においても持ち歩いて使うことができる、とっても優れものの商品です。
※こちらの商品はBluetoothで接続します。
横浜で行われる講習会中などでも三脚を使って、風速を測っています!
過去の履歴は一覧で表示され、
該当する時間の、「風向・平均風速・最大風速、気温・気圧・湿度」と詳細内容を記録することができる優れ物なんです!
これで、いつでもフライト当日の状況を振り返ることができますね!
雨や雪と違って、風の影響は目に見えないだけに常に注意しておく必要があります。
今後のドローンの安全運航に備えて、1台持っておくと安心なアイテム「風速計」の紹介でした。